政党と自称するには余りにも恥ずかしすぎる「民主党」というサークル

全く、これでよく「政権交代!」などと大声で叫べたものだ。
一昨日の24日から衆議院の憲法審査会がスタートしたが、憲法第1章「天皇」についての見解を表明する段、民主党の山花郁夫氏は恥ずかしげもなく、「党として、個別の条項について現時点でまとまった意見はない。」と述べたという。
この言葉の中の「現時点で」という表現は、こう言わないと格好がつかないということで、恐らく極めてその場しのぎに近い形で修飾したものだろう。
まとまった意見がないというのは、即ち、「意見をまとめられない」ということである。

民主党は2004年というから今から8年前、「創憲に向けて、憲法提言 中間報告」という提言をまとめた。
2004年時点で、国会の議席数を235、6持っていた時期である。
この提言をまとめた当時の民主党憲法調査会の会長を務めたのは“あの”仙谷由人であり、「地球市民」だの「21世紀型の新しい権利の台頭」だの、内容的にはサヨク色が強く酷いものだが、野党としてはできていたのである。
ところが選挙で大勝し、恐らく憲法観など語ることもできないだろう大量の素人議員を当選させ、左右両翼にノンポリが同居する烏合の集の趣を増した今の民主党は、憲法論において党の考え方を持てないのだ。
討論会で意見を求められた、識者面した偉いさんが、「あのー、パスしたいんですけど・・・」と言って下を向いているるような状況である。
絶対賛成はしないけれど、「民主共和制を目指すべきだ」と天皇制廃止を訴えた共産党のほうが、ある意味立ち位置がわかりやすい。
公明党は「(天皇を)元首と明記すれば国民主権の流れに逆行しかねない」と唱えたが、天皇陛下が元首になることで国民主権が侵されないことは、先帝や今上陛下を見ていれば分かりそうなものである。
自民党もよくこんな政党と連立を組んでいたものだ。
そういえば先日、民主党が、「綱領作るの、断念しまーす」と公言した。
党として何を目指すのかをはっきりさせることができないのだ。
さながら、飲み会をするためだけに集まったが、昼間は何をするか決めていない大学のサークルのようなものだ。
恥ずかしくないのだろうか。
恥を忘れた政党が、政策も方向性も統一できないまま与党に居座るという状態は、国政が動かないどころか、国民としての恥でもある。
憲法では意思統一できないにもかかわらず、外国人参政権やら人権救済法案やらには相変わらずご執心だ。そこでかく汗を、本筋の憲法ではかかないし、かく意思もないのだ。
彼等から聞こえてくるのは、「国民の生活が第一」という言葉だけ。
その「国民の生活が第一」というスローガンですら揉めているのだから、さっさと下野して、場外乱闘でもやっといてくれと言いたくなるのは、私だけではないはずだ。
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