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    決して許されぬ、拉致問題における「安易な妥協」

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     中国秘密警察のみならず、スパイの拠点とも目される拠点が公安によって家宅捜索され、中国人女性が書類送検されている事案だが、その女性のひとりが自民党・松下新平の秘書兼外交顧問を務めていた事実は衝撃的だ。大手メディアに何の遠慮があるのかは知らないが、この件が大きく取りあげられるケースはないようだ。だが、国政調査権という権限を持つ国会議員の秘書がアクセスできる情報は特別だ。大手メディアの対応は手ぬるい。

     この松下新平。なんと、今国会の「参議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会」の委員長に抜擢されたというから、自民党のセンスの無さには、驚きと呆れとともに、辟易とするばかりだ。党側も擁護するならするで、「ほとぼりが冷めるまで隠れてろ」と言って、表舞台には登場させないのが普通だろうと思うのだが、そんな感覚はない模様だ。岸田自民の拉致問題に対する「軽い」スタンスの、象徴のひとつだろう。

     さて、その拉致問題だが、一昨日のエントリー「「小泉官邸における安倍官房副長官」役の不在を補う完璧な代案」で紹介した、島田洋一福井大名誉教授の「西岡力氏にポジションを与え、北朝鮮との交渉に同席させる」という案には、一定の賛同が集まっているようだ。だが、島田氏がYouTube番組で暴露する内実は、我々の庶民感覚では理解できないものばかりだ。

    首相の訪朝は、事態を動かす意味でも重要。是非やるべきだ。
    訪朝が実現する場合、官房副長官が一人ついていく。一人は村井英樹。もう一人は森屋宏。どちらも拉致問題に見識はない。だから、どちらが北朝鮮に同行しても、何の役にも立たない。
    過日、家族会、救う会の合同幹事会が開かれた。西岡氏に聞いたが、鯰外務省アジア太平洋局長からの相談は皆無。二人のうち一人が首相に同行する官房副長官からのレクチャー依頼も一切なし。
    つい先日、ジュリー・ターナー米国北朝鮮人権問題担当特使が来日したが、政府は外務副大臣への表敬を受け、その後、横田めぐみさんの拉致被害現場へ案内した。しかし、日本政府から家族会に、何の連絡もなかった。
    救う会の西岡氏にも、政府から全く連絡が来なかった。(以上、概要のみ)

    島田洋一教授


     拉致被害者を取り返す活動として、日本政府には様々な蓄積がある。それは情報であり知見であり、人脈だ。、しかし、いまの政府はその蓄積を一切利用せず、独自で物事を運ぶ散弾をしているようで、支援すべき国民の側にも不安が付きまとう。

     島田教授の提案には、経験からくる危機感がある。考えてみれば、小泉訪朝を仕切っていたのは外務省の田中均であり、安倍官房副長官は、長官の福田康夫に情報を遮断され、日朝平壌宣言の内容を確認したのは平壌行きの機上であったという。今回の陣容は定かではないが、過去に拉致問題で汗をかいてきた人物は皆無だという。

     小泉訪朝の後、島田氏は救う会の要人として、政府の報告を聞く立場にあったが、安倍氏が家族会や救う会に足を運び、知らせてくれた現地の状況などは、政府の公式発表とはかなり相違があったという。小泉・田中均ラインのみで金正日と向き合ったばあい、結果は大きく違っていたはずであり、だからこそ危機感を持っているのだろう。

     産経の阿比留瑠比論説委員兼政治部編集委員は、500回目を迎えた名物コラム「極言御免」で、こう書いている。

     拉致問題を前に進める大きなチャンスだといえるが、拉致被害者1人か2人の帰国でお茶を濁すなど、安易な妥協は決して許されない正念場でもある。首相には真価を見せてもらいたい。


     阿比留氏はもちろんのこと、島田教授や、私を含めた保守派の懸念は、この「安易な妥協」の可能性が拭えないところにある。岸田氏の真価が問われる局面だ。


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    5 Comments

    とらこ

    拉致問題と憲法改正の二件は、岸田が己の内閣支持率に危機を感じれば「最優先重要課題」と必ず言われる政治課題ですから、岸田にとって、それぞれ解決内容の充実よりも遥かに「やっています」と国民の目に見えるのが重要なのだろうと、極めて冷ややかに観察するだけです。
    その意味では岸田の「偽り切り札」になるのか?

    期待すると失望街道一直線だろうと思いますので、自分の心に保険をかけて期待せず、というところです。
    まあ瓢箪から駒となれば「やればできるのね」と思い直せるかもしれません。

    先日BSフジプライムで佐藤隊長の対手に田中均が出ていました。佐藤隊長は当然日本の国会議員として以前に日本国民の悲願を体現した発言でしたが、アノ均は政治話題に無理やり絡める「たとえ話」で、
    <「一人も残さず拉致被害者全員を返せ」と言っても、日本がどれだけの人数の拉致被害者がいるかも把握もしていないのに、今の裏金問題でさえ追求するにも確たる内容も国民に知らされていないのと同じで、(不確かで証拠も無しで)交渉は出来ない>主旨の、如何にも「日本の外務省人」ぶりを発揮していて、つい条件反射でチャンネル変えてしまいました。

    自国民の悲哀を我が身に引き付けて感じる心が皆無な連中が、どれだけ「拉致問題」と声を挙げても、心がないから何を追求すべきかどう対応すべきか気が付かない、という事もあるでしょう。
    残念ながら彼らに出来るのは「妥協」だけだと思います。

    岸田の政治には真剣身が感じられないことばかり。
    宏池会の国会議員が、拉致被害者を助ける会の大会に顔を見せた事はあるのか?
    立場上挨拶出席しました岸田について来た人はいるとしても、政権盗る以前の岸田の出席に私は出逢えたことがありません。

    • 2024/02/28 (Wed) 08:24
    • REPLY

    国際派

    岸田の末路

    5年前のこと、文大統領が北の将軍と握手して抱き合い、満面の笑みの写真が報道された。どこぞメディアはノーベル賞の受賞が近いと期待感にあふれていた。南北融和と騒ぎ立てた。それを見ていた私の印象は、これで文氏の政治生命は終わったという予見であった。なぜなら、その時、世界の潮目は、反専制主義へ大きく変わりつつあったからである。予想通り、文氏は今本屋の店番をしているとか。今時、岸田が北に出張すれば、もっと世界の反応は冷たいと予見する。本屋の店番だかなんだかしらないが、退任後に、政治家としての居場所はないであろう。一歩ふみとどまって、北にだけは行くな。

    • 2024/02/28 (Wed) 08:42
    • REPLY

    今國 護

    逆に松下新平が二重スパイみたいなやつなら
    何か引き出せるかもしれないけどね。

    両班野郎

    北朝鮮のヤツらなんざ正恩の食い物に甘んじてる雑魚だぜ?嘲笑

    中国人と近平
    ロシア人とプーチンの関係また同じ。

    つまり朝鮮民主主義人民共和国、中華人民共和国、ロシア連邦はアメリカ合衆国や日本国「様」と対等な、高度な近代国家でない。
    雑魚である。

    専制主義国でも強国はあり得るニダ!

    ねえよ笑
    強国に見えるとしたら、それは、元々そこにあった国民や領土や資源の「蓄え」に過ぎない。

    蓄えはバ●な専制君主が食い潰せばいつかは無くなるだろが。

    それのどこが強国なの?

    強国だったとしても結局専制君主のせいで転落するなら、結果は同じだろが。

    くだらない。
    絶対に、法の支配と民主主義の方が効率的で優れてるに決まってるよ。
    専制君主が大勢の人々を食い物にできる私利私欲以外に、専制主義のメリットがあるのか?

    中国が人口大国だろうがロシアが資源大国だろうが、バ●な爺2人が食い潰して没落させる予定なので、絶対に勝ちは無い。

    北朝鮮?
    いたの?笑

    • 2024/02/28 (Wed) 12:15
    • REPLY

    両班野郎

    金正恩は褒美として日本車を幹部に与えることで体制維持している

    日本車は例示で、要は西側諸国の製品である。
    西側諸国の製品ということは北朝鮮ウォンのようなゴミではなく、何処の国でも通用する

    「外貨」と同じだ。
    国連の制裁でそもそも北朝鮮に正面から外貨を入れる手段が無いので、一度外貨を西側ブランド品に替え、持ち込むということだ。

    なお人民達を導く朝鮮労働党は、日本帝国主義者やアメリカ帝国主義者や、兎に角全資本主義国を亡ぼすことを大義として掲げている。

    なのに
    逆に敵である日帝や米帝のブランドを手に入れるのか?笑
    裏切り者じゃね~の~?プロレタリアート革命とやらに対する。

    結局朝鮮労働党のヤツらは、昔の李王や両班の真似事を、プロレタリアート革命に看板付け替えてやりたかっただけと知れる。
    なので、当然のごとく、ごっこ遊びレベルの戦略しか無いだろうな。
    ごっこ以上の深い思索は要らないし時間のムダだ。
    元々弱小な朝鮮北部が、更に指導層も戦略も三流なら逆立ちしたって勝てないわけだ。

    そして最近は、国連制裁の運用が日に日に厳しくなり、プランド品作戦も先細ってきた。
    つまり、「幹部なのに」プランド品が貰えず、マグマのように不満を溜め込んでる(つか生活苦の)幹部が出てきてるってことだな。
    そいつらは非力で意気地なしな平の人民達と違い、「武力を」持っているので、唆せば
    楽しいことになる。

    制裁運用を今以上に強化し、プランド品にありつけない幹部の数を増やせば、北朝鮮の内乱は更に近づく。
    日本的には一滴の血も流さず北朝鮮に勝てちゃう。
    ●ぬのは朝鮮人だけ。

    ごまの油と北朝鮮は搾れば搾るほどよい。
    どれだけ搾れば亡ぶか実験しようぜ!

    • 2024/02/28 (Wed) 14:38
    • REPLY

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