反・子宮頸がんワクチンの論陣を張った朝日に突き刺さる巨大なブーメラン

私は決して熱心なX(旧Twitter)ユーザーではないが、Xのポストにコミュニティノートという機能が付き、ポストの主体以外に客観的な論考が付加されるようになって、デマ情報はかなり排除できるようになったと思う。
私が今まで見た中で最も好きなコミュニティノートがこれだ。
投稿主はその筋では有名なパヨク活動家である。安倍晋三批判を連日投稿し、安倍総理だけならまだしも、明恵夫人のことを「最低最悪のクソ女」と呼び、最近では岸田首相のことを「国民の気持ちが1ミリも分からないクソバカ野郎」と血気盛んだ。上記の投稿も、ブーメランと呼ぶにはあまりに巨大で、しかも鋭い打球のクリーンヒット。何か釈明したかどうかは、興味がないから確認していない。
しかし、きっこ氏の投稿についたコミュニティノートはお笑いネタであったとしても、許せないものもある。朝日新聞が15日に投稿したポストもその一つだ。
「AYA世代」のがん、女性が7割超 乳がんや子宮頸がん多く https://t.co/JduqzU06Qm
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) November 14, 2023
小児がんは男性が54%で女性よりやや多かったのに対し、AYA世代は女性が77%と男性を上回りました。20歳を過ぎると年齢とともに女性の割合が増加していました。 pic.twitter.com/48x9t7405k
朝日は15日にデジタル版の記事(元ネタは医療サイト「朝日アピタル」とある)で、「「AYA世代」のがん、女性が7割超 乳がんや子宮頸がん多く」という記事を公開した。国立がん研究センターと国立成育医療研究センターの調査で、15~39歳のAYA世代(Adolescent and Young Adult=思春期と若年成人)のがん患者数中、女性が7割超を占めたというものだ。全国のがん診療連携拠点病院などの専門施設860カ所で、2018~19年にがんと診断された人、6万2千人を対象に調査した結果、20歳を過ぎると年齢とともに女性の割合が増加し、AYA世代の女性では、乳がんと子宮頸(けい)がんが多かったと伝える。
冗談も休み休みに言えというものだ。コミュニティノートは、「子宮頸がんへの感染を防ぐHPVワクチンの接種反対キャンペーンを最も熱心に展開したのは朝日新聞です。」と記し、朝日の反子宮頸がんワクチン・キャンペーンの記事2本をリンク付きで添えた。「お天道様は見ていた」というレベルの話ではない。この偽善的な配信記事を同じXユーザーによって即座にツッコまれているのだ。
すべての責任を負えというわけではないが、朝日をはじめとした反子宮頸がんワクチン運動がこの傾向の遠因になったことは間違いない。コロナワクチンが出たとき、この負の歴史を知る人たちは、異口同音に「メディアが根拠のない反ワクチンキャンペーンを張らなければ、接種率は上がる」と、過去のメディアの所業を絡めながらコメントしていた。今となってはコロナワクチンに様々な疑義が呈されているが、当時は接種率を上げ、集団でコロナを克服しようという空気が支配的だった。接種を是とする側は、皆、この過去の悪しき例を意識していたのだ。
このポストに付いたコメントは、ほぼすべてが朝日の手のひら返しを批判している。戦前は専ら戦争を煽った新聞が、戦後、戦争反対と叫ぶ様によく似ているのだ。朝日新聞社員は、経営層も含めた全社員がこのコミュニティノートを熟読するべきだ。
サンゴは大切に。
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