高市早苗氏が総裁選に向け始動!派閥の論理を乗り越えろ!

日本保守党のエポックメイキングな大阪街宣から5日経つが、その衝撃はいまだにSNSで語り草となっている。参政党のような新興勢力にとっても脅威なら、はがれた保守層を奪われる可能性が高い自民党にとっても大きな脅威だろう。14日のエントリーで触れた通り、与党支持層ですら岸田内閣の支持率は50%を少し超えた程度で、無党派層にいたっては支持が12%、不支持が66%だ。岸田首相は年内の解散を見送る趣旨の発言をしたが、現実は見送るというより、解散したらとんでもない敗北が待っている可能性が高い。解散すると言ったって、周囲から羽交い絞めに遭うだろう。
政局は必ずポスト岸田に動く。各種世論調査で、次期首相に相応しい議員に挙がる名前は、石破茂、河野太郎、小泉進次郎あたりだが、この3名では保守派は更に離反する。彼らを繋ぎ留めるには、保守派がこぞって応援できる人材の台頭が必要になるわけだが、遂にこの人物が動いた。
高市早苗氏、15日に勉強会発足(共同)
自民党の高市早苗経済安全保障担当相が、自身主宰の勉強会を発足させることが分かった。15日に国会内で初会合を開く。「ポスト岸田」候補の一人と目されており、来年9月の党総裁選出馬を見据えた足場づくりとの臆測を呼びそうだ。関係者が14日、明らかにした。
勉強会は「『日本のチカラ』研究会」で、高市氏が会長に就く見通し。15日は、日本のインテリジェンスについて有識者が講演予定という。
高市氏は2021年の総裁選で岸田文雄首相に敗れた。今年9月の内閣改造で留任する一方、10月のBS番組では総裁選に関し「また戦わせていただく」と答えていた。
有料記事からの転記となり、産経新聞には申し訳ないが、この日の出席者は、衆院から石川昭政、鬼木誠、黄川田仁志、杉田水脈、高市早苗、高木宏寿、土井亨、堀井学、三谷英弘、山本左近、参院から有村治子、小野田紀美、山田宏(敬称略)の13名。関係者によると、入会者は数十人で20人を超えるという。門田隆将氏は「会者はなんと「44名」に」とポストしているが、出典は現時点では不明だ。
高市氏自身は「ただの議員連盟です」と言っているようだが、ただの議連・勉強会だと言ったところで、誰も真に受ける人はいない。次期総裁選を見据えた動きであることは、素人目にも明らかだ。現職閣僚の勉強会発足は、政治家のマナーとしてはタブーである。閣僚が主導する倒閣運動に発展する可能性だってないわけではないから、仁義を重んじるベテラン議員らは不快感を示すだろう。だが、現職の首相は派閥から抜けるという不文律を破り、いまだに岸田派の領袖を兼務する岸田首相自身も、同じくタブーを冒している政治家の一人であり、高市氏だけを批判するのはダブルスタンダードになる。
私なんぞ、この3人が並んでいるだけでも希望が持てるのだ。
当然ながら、岸田派を中心に、この「『日本のチカラ』研究会」に対する妨害行為が起こるだろう。だが、そういう議員たちの動きは、日本保守党の台頭を我がごととして理解できない党内の内輪の論理でしかない。
仲間作りが下手と言われ続けてきた高市氏が、ようやく同志を糾合するフォーマットづくりに着手した。政治は数の論理だが、その数の論理に加え、自民党自身が、剥がれた岩盤保守層を戻すには誰が必要なのかという自問に素直に向き合えば、自ずと高市早苗という名前に行き着くはずだ。こんな状況でも派閥の論理を優先させるようでは、自民党の前途は暗いままだ。
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