人が集まりすぎて危険? ~ 日本保守党の大阪街宣が中止に

先日、帰宅途中の乗り換え駅で日本共産党のビラ配りの撤収場面に出くわした。よく観察してみると、撤収作業をしていたのは全員70代と思しき老人たち。その光景に、日本共産党の近未来を見るような気がした。この党はまさにジリ貧である。立民党の同じ活動でも、少数だが壮年の世代がいる。日本維新の活動従事者はもっと若い。この先10年、20年を考えれば、老人に支えられる政党に明るい未来はない。共産党もそのことを考慮してか、SNSにはかなり力を入れている。しかし、「リアルで動く人」が実際に選挙に参加する人とイコールであることを考えれば、日本共産党に希望の光などない。
参政党は維新よりももっと若い。参政党は地道かつ熱心に、街宣活動を行っている。国政に送り出したのは神谷代表ひとりだが、地方選挙でしっかり結果を出している同党には今後の伸びしろがある。私自身も、参政党に大きく期待している。
だが、日本保守党の勢いは、すべてにおいて凄まじい。Xのフォロワーは33万人を数え、自民党の25.1万を超えてからも増加の一途だ。党員数は54000人に達し、維新や参政党をあっさり抜いてしまった。一度も選挙で戦ったことがないにもかかわらず、期待値だけでこれだけの人が積極的支援を実行したのだ。既成政党にとっては脅威以外のなにものでもない。
その日本保守党が11日、大阪で街頭演説を行った。参加者の様子を伝えるポストによれば、街宣を聞きに集まった聴衆は、先に述べた日本共産党のそれとは似ても似つかないものだったようだ。
#日本保守党 の街頭演説
— May_Roma めいろま 谷本真由美 (@May_Roma) November 11, 2023
やはり左派政党より若めな氷河期世代が多く、白髪頭が少ない。サラリーマン風の人が多く、小綺麗な服やアウトドア系の人が多数。左翼政党や自民の演説では見かけない感じでちょっと新鮮。ビジネスの展示会ぽい感じ
pic.twitter.com/BcOUfTmQEJ
だが、この日本保守党の街宣は、結果的に中止されたという。「人が集ますぎて危険」という警察当局の判断だったようだ。有本氏によれば、今回の街宣は、百田代表自身が曽根崎警察に2度も足を運んで許可をとったうえで行ったもの。ところが、熱量の割には比較的静かに演説を聞く聴衆とは裏腹に、街宣開始直後からサイレンを鳴らした緊急車輌が大量にかけつけ、警察よる中止命令と相成った。警察への通報者がいたようで、当局は「倒れている人はいませんか?呼ばれた方はいませんか?」と呼びかけていたが、通報者は申し出ず、倒れている人もおらず、中止命令に首をかしげる人も多い。
一部には意図的な妨害が仕掛けられたと主張する人もいる。確かなことはだれにも分からないので、主張は陰謀論の域を出ない。だが、大いにあり得ることではある。妨害があったとすれば、それは日本保守党が脅威であることを妨害者が立証したようなもので、保守派の保守党に対する期待感を増幅させる効果しか生まないと思われる。
岸田首相が解散総選挙の機会を完全に逸したことで、日本保守党には戦う準備の時間ができた。どんな候補者を立ててくるか、目が離せない状況が続く。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング