パヨクの基地反対論・デニー擁護論では、中共の脅威が隠される

産経新聞が23日、「玉城氏の海外演説 日本の知事の資格を疑う」という激オコ社説を掲載した。
日本の知事の一人が海外へ足を運び、自衛隊や同盟国の軍の存在をあしざまに語るのは間違っている。自衛隊・米軍と県民を分断するような演説を喜ぶのは、対日攻撃の可能性を考える外国の政府と軍ではないか。
そもそも、力による現状変更を図り、地域の緊張を高めているのは中国だ。中国は沖縄の島である尖閣諸島(石垣市)周辺で対日挑発を繰り返している。その点に触れず、日本と米軍の批判に終始するとはどういう所存か。
玉城氏は21日も人権理の会合で「米軍基地の存在が県民の人権を侵害し、生活を圧迫し、平和を脅かしている」と演説する予定だった。(中略人権侵害と決めつけるのは常軌を逸している。米軍基地で働く県民も大勢いる。その家族や子供がどう思うか。玉城氏には猛省を促したい。
すべてがその通りというほかない。そして、中共の対日挑発をスルーして日本政府と在日米軍に攻撃の矛先を向けるというのはアチラ側の人々の習性であり、その標本として玉城を批判する意味は大きい。
その、「中共の対日挑発をスルーして日本政府と在日米軍に攻撃の矛先を向ける」という修正を最も体現しているのが、事象ジャーナリストの青木理である。昨日のサンデーモーニングに出演した青木は、この玉城国連事案に関し、120%擁護する言論を披露した。
一部の言論でね、その玉城さんもそうなんですけど、それから翁長さん、亡くなったね、などが親中派だとかね、あるいは危機感が足りないみたいな批判をする人もいるんですよ。
しかし沖縄と日本政府が国連の場でこう言い合いをするっていうね、ある種その国家統合の危機みたいな状況に陥れてるのは一体どっちの側なんですかと。むしろ日本政府が沖縄をそういうところに追い詰めてるんじゃないかっていう視点を我々持つべきだし、(以下略)
青木がこの話をするのであれば、少なくとも登場人物が3人(3者)いるはずだ。日本の安全保障に責任を負い、普天間の辺野古移設を推進する日本政府、その政府に対して四の五の言って、基地移設を妨害する沖縄県知事、そして尖閣への挑発をエスカレートさせ、日本の安全保障を脅かす中共だ。だが、青木の話に登場人物は2者しかいない。
・沖縄に基地を押し付ける日本政府
・政府の理不尽な要求に抗う沖縄県
・.....
中共がいないのだ。青木の話を聞いた情報弱者は、恐らく沖縄県を被害者だと認識する。なぜなら基地の存在の理由となる中共の脅威が全く語られないからだ。こういう言論をジャーナリズムとは言わない。扇動というべきものだ。
一事が万事、こうなのだ。玉城デニーも同じ穴の狢。国際社会の舞台で、中共の軍事的挑発を繰り返し、日本の安全保障を脅かすような発言をした玉城デニーは外患誘致、そしてそれを「玉城を追い詰めているのは日本政府」と全面的に擁護した青木は外患誘致の幇助だ。そしてそういう人物に好き放題発言させているTBSも、同じ罪に問うべきだ。
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