国家に反逆し、外患誘致を進める玉城デニーを、沖縄県民は支持し続けるのか?

台湾への挑発を続ける中共だが、台湾国防部の発表によれば、18日朝までの24時間に台湾周辺の空域で活動が確認された中共軍機の数が初めてのべ100機を超えたという。同国防部は「破壊的な行為」だとして中共側に即刻停止するよう求めたが、北京が耳を貸すことはないだろう。領土的野心を隠さない中共は、先だってのG20の直前に「新しい地図」を発表し、ヒンシュクを買った。フィリピンやベトナムは「主権、管轄権の侵害だ」と抗議したが、中共は他国の主権など尊重するような国家ではない。
尖閣諸島近くの日本のEEZ内では、中共が新たに設置した海洋調査ブイが発見されている。他国のEEZ内で当該国の同意なく海洋調査をするのは国連海洋法条約違反だが、そもそも中共は尖閣は中共のものだと言い張っているので、自国の領海内での活動だと、鼻で笑うに違いない。次々に既成事実を積み上げる中共に対し、日本は具体的な方策を何も実施できていない。
尖閣諸島の接続水域における中共国海警船の航行日数は昨年、過去最多の336日に上っている。明らかに挑発のレベルは上がっているが、沖縄県民の生活を守る責務を負う玉城デニー沖縄県知事の言動はその真逆だ。
沖縄知事「平和脅かされている」 国連で辺野古「反対」演説(産経)
【ジュネーブ=板東和正】沖縄県の玉城デニー知事が18日、スイス・ジュネーブで開かれた国連人権理事会で演説し、米軍基地が「(沖縄に)集中し、平和が脅かされている」と主張した。「日本政府は私たちの貴重な海域を埋め立て、新基地建設を強行している」と強調。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設への反対を表明した。
玉城氏は18日、国連人権理の本会議場で開催された「国際秩序」の会議に出席した。演説で「沖縄は日本の総面積の0・6%しかないが、日本にある米軍基地の70%がこの小さな島に集中している」と指摘。「米軍基地が集中し、平和や意思決定への平等な参加が脅かされる沖縄の状況を世界中から関心を持ってもらうために、私はここにきた」と訴えた。
また、普天間飛行場の名護市辺野古への移設に関する平成31年(2019年)の県民投票に触れ、「民主的に行われた県民投票で沖縄の有権者が明確に反対したにもかかわらず、埋め立て工事は進んでいる」と言及。「私たちは軍事力の増強が日本の周辺地域の緊張を高めることを恐れている」とした上で、「沖縄県民の平和を希求する思いとは相いれない」との見方を示した。(以下略)
驚くべきスピーチだ。中共の脅威に対峙する日本政府・在日米軍という構図が、日本政府・在日米軍こそが沖縄県民の平和を脅かしていると、構図がすり替わり、真逆になっている。「台湾有事」などを想定し、政府が進める南西諸島の防衛力強化を念頭に、「周辺地域の緊張を高め、県民の平和を希求する思いと相いれない」と述べたそうだ。これもあべこべ。日本の防衛力強化の何倍もの予算を使い、軍事大国の道を進む中共が周辺国に与える緊張が、日本のせいだというのだ。
国連人権理事会は国同士が人権問題を協議する場だが、例外的にNGOにも発言の枠が提供されており、玉城はそのNGO枠を譲り受けたという。そして「ハイサイ、グスーヨー」と、「こんにちは、皆さん」を意味する沖縄の方言でスピーチを始めた。国との対立を鮮明にするためなのだろう。日本語を理解している人がほとんどいない場であるから、その方言を使用した意図を理解するリスナーはほとんどいないと思われる。
キンペーは高笑いしているだろう。中共は沖縄で様々な「工作」を進行中だと思われるが、彼らが表に出ずしても、その土地の首長自身が進んで北京の沖縄侵略をより容易にする道を空けてくれているのだ。彼らの侵略に大義名分を与えるような言動は、率直に言って「反逆」であり「外患誘致」だ。いくら極左新聞がシェアを独占しているとはいえ、これで沖縄県民が騒がないこと自体がおかしい。
日本は法治国家だ。玉城デニーは辺野古の地盤改良工事の設計変更を巡る訴訟で敗訴した。外国に出張っていって活動家まがいのスピーチをやる暇があったら、法に従い、設計変更を承認する義務を遂行すべきだ。同時に沖縄県民の方々は決断すべきだ。在日米軍を追い払って軍事的空白を作り、中共に侵略を許し、自治区になるなら、玉城のような首長を選び続ければいい。ただし、中共に侵略されたその日から、いま謳歌している様々な自由が奪われることをお忘れなく。
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