大挙して押し寄せる難民によるイタリア侵略を、尖閣防衛の教材とせよ

北の三代目が珍しく自国を離れ、ロシアの極東アムール州ボストーチヌイ宇宙基地で、出迎えたプーチンと会談した。安全保障分野の「重大な問題と当面の協力事項」について「満足な合意」に至ったと伝え、成果を強調したが、具体的な合意内容は明かされていない。明かせるわけはないだろう。国連安保理の理事国であり、北朝鮮への制裁を主導する立場にあるロシアが、その北と結び、武器や兵力の協力を決め、よりにもよってミサイル技術の供与を合意したなど、発表できるわけがない。国連による国際秩序の管理など、既に瓦解しているのだ。
これを受けた日本政府は、松野官房長官が「懸念を持って注視する」と発言したが、いかにも「温い」。安倍総理がロシアとの距離を縮め、北方領土問題の解決を経た露との平和条約締結を目論んだのは、日本が中共とロシアを相手にした二正面作戦が困難だからで、中露北が手を結んでしまえば、日本にとっては悪夢だ。内閣改造で支持率がどうなるかなど、敵対国にとっては関係のない話。常在戦場の意識をもって、危機管理を整備してもらいたい。
現下の戦争の当事国であるロシアが極東で軍事作戦を展開する可能性は低いと思うが、中共はフリーハンドだ。野田政権が尖閣諸島を国有化する前から、彼らはこの地域に触手を伸ばそうとしてきたが、日本政府は尖閣への人的な常駐を許さず、石垣市が用意した標柱の交換ですら許可しない。そんな無人の尖閣を考えると、ぞっとするような事件がイタリアで起きている。
上陸させたらもう手遅れですね⁉️😱
— ami (@amisweetheart) September 13, 2023
絶対に取返しはつきません。
🇮🇹イタリア・ランペドゥーサ島に押し寄せた違法難民の鎮圧に電気ショックを放つpic.twitter.com/Z17FTNfLZX
イタリアのランペドゥーサ島にアフリカからの不法移民が一挙に押し寄せた。その数は5000という説から7000近いという説まである。この島の人口は僅か6000人。僅か1日で、島が乗っ取られる状況ができたと言っても過言ではない。イタリア当局は非常事態を宣言したが、事態収拾の目途はたっていないという。川口市のクルド人の例を含め、国内では移民や不法滞在に対する懸念の声が強まっている。日本がこの事態から学べることは多い。
これを中共が尖閣でやったらどうなるか。漁民を装った便衣兵が、船の難破を理由に島に上陸する可能性は、ずっと以前から指摘されてきた。今は海上保安庁の船が警戒にあたっているが、このアフリカ難民の数で押し寄せてきたら、海保だけでなく、海自が出動しても、武力行使なしで阻むことはできないだろう。日本には、南鮮による竹島への不法上陸を許し、その後実効支配された負の遺産がある。同じことを尖閣で許してしまえば、何のための政府かという話になる。
中共を刺激しないことで紛争を未然に防ぐという手法には、もう限界が来ている。中共政府が発表した新しい地図では、尖閣諸島は中国名の釣魚島で表記され、南シナ海のほぼ全域を自国のものとしている。日本政府の遺憾砲や抗議で彼らが後退するわけはないのだ。
自民党歴代政権の不作為だ。一刻も早く、目に見える形で尖閣の実効支配を強める必要がある。
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