広島と「核のボタン」 ~ 共同通信の相も変らぬ印象操作

最近は反LGBT法案活動ブログのような様相になってしまっていたので、少し休止。とはいっても、この法案に賛成することはあり得ないし、岸田文雄と自民党に対する怒りは収まらないが。
その岸田文雄だが、かなりの強運の持ち主だと言えるだろう。自民党内部と保守派のあいだでゴタゴタを起こしたLGBT法案では、矢面に立って国会で与野党双方から吊るしあげに遭っていてもおかしくない状況だと思うが、そんな時にG7サミットがある。(もちろん、法案をG7サミットに間に合わせろと指示したのは岸田本人だが。) そして、そのサミットにウクライナのゼレンスキー大統領が来る(現時点では予定)というのだから、通常のG7以上に国際社会の耳目は広島に集まる。G7は黙っていても政権浮揚の材料となる傾向が強いが、もしゼレンスキー大統領の来日が実現すれば、当然ながらおまけレベルでは済まない。
そんななかで総スカンを食らっているメディアが共同通信だ。
「核のボタン」携行し被爆地に 米大統領、19日に平和公園へ (共同)
バイデン米大統領が18日、被爆地広島入りした。側近は、核兵器を使った攻撃を大統領が命じるための機器が入っているとされる革のかばんを携行。「核のボタン」とも呼ばれ、バイデン氏が19日に訪れる広島市の平和記念公園に持ち込まれれば、被爆者や軍縮団体から批判や疑問の声が上がりそうだ。
現職米大統領が広島を訪れたのは、16年5月のオバマ氏に続き2人目となった。G7広島サミットに出席するバイデン氏は19日に他のG7首脳と共に、被爆の実相を伝える原爆資料館を視察する。
「核のボタン」は軍から派遣された側近が持ち、大統領は核使用に必要な暗号が書かれたカードを常に身につけているとされる。
悪意がこもった印象操作の記事だ。米国大統領が「核のボタン」を携行するのは当然のことであり、いつ、どこを訪問しようと、それは変わりない。ジャーナリストのの峯村健司氏は、「バイデン氏が忘れてきたらニュースですが(笑)」と嘲笑しているが、そういうリアクションが適当だろう。「疑問の声が上がりそうだ」というのは朝日をはじめとする左派メディアがよく使う表現手法で、言うならあば、「おい、こんなことやってるぞ!?お前ら、騒げ!」という号令だ。
共同通信は、「バイデンよ、そんなもん持ってくんな」とでも言いたいのだろうか。もしそうなら、米国による抑止力の空白を作ることになり、ほくそ笑むのは核使用をほのめかしているロシアと、米国と対立する中共くらいなものだろう。「核のボタンを携行する」ことと「核兵器を利用する」は同一ではない。印象操作もいい加減にしてもらいたいものだ。
安倍総理の伊勢神宮にヒントを得たのか、岸田は各国首脳を厳島神社に招待した。これが絵になることは間違いない。SNS上では「ゼレンスキー解散」というフレーズまで飛び出してきた。いつ解散しようと自民党を総体として推すことはしないが、早期解散でLGBT法案が「飛ぶ」なら、それはそれでよいことだ。
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