国家公務員法違反の疑い、サル発言と報道への圧力 ~ 今こそ小西にレッドカードを提示せよ

高市早苗経済安保相の3月24日の会見では、TBS報道特集という放送法違反の筆頭格が質問をぶつけた。放送法の解釈と停波に関する発言が、メディア側の萎縮や、国民の知る権利の侵害ではないか云々という、毎度お馴染みの質問だったが、高市氏はこう切り返している。
「放送法の解釈」に関する質問でしたら、今は担当担当ではないのでお答えすることは出来ません。実は去る3月9日に、小西参議院議員から内閣府大臣官房が伺いました話によれば、「明日以降、放送法の解釈について答弁したら、国家行政組織法違反で、高市大臣の首を獲りに行く」という事ございましたので、解釈そのものは勘弁して頂きたい。
小西は裏でこんなことまでしていたいうことを暴露した格好だ。立民のチンピラのような質問に苛立った場面もあった高市氏だが、いまは安定していて、少し余裕さえうかがえる。勝利を確信しているのだろう。
高市氏の勝利は、小西や杉尾、ひいては立憲民主党の敗北を意味する。予算委員会締めくくり質疑における、杉尾の「大臣をお辞めください」も、なんら新しい追及ネタを示すことができず、ただ感情論で「辞めろ」といった低次元のものだった。そして、立民党の敗北に追い打ちをかけたのが、小西の「サル発言」だ。全方位から批判を受け、立民党内でさえ擁護する声が聞かれなかったこの発言を、小西は撤回し、「不快な思いをした方にはおわびしたい」と述べた。あくまで「不快な思いをした方」に対する謝罪であって、不快を表明していなければこの謝罪の対象とはならないということなのだろう。
謝罪の会見で小西は「オフレコという認識だった」と繰り返し、サル発言を撤回したとも主張。あろうことか、「その(撤回)部分を切り取って、前半の部分だけ報道するのは報道の在り方としてどうなのか」と文句を言い、「法的に問題のある表現行為があったのではないか。今、顧問弁護士と相談している」と述べた。つまり、報道側に対し、お得意の法的措置を取る可能性を示唆したのだ。
謝罪と言ってはいるものの、本心ではないのだろう。FNNによれば、29日の小西の発言内容を精査したところ、記者団に対し、発言を撤回するとは明確に述べてはいなかったとのことだ。醜いまでの往生際の悪さだが、彼の自意識の中にはその醜さという感覚がないのだろう。先日もコメントでいただいたが、Googleで「千葉の恥」と検索すると、検索結果の1ページ目は小西が独占している。
立法府に籍を置く国会議員が、職場における法に対する議論をサル呼ばわりすることは、国会議員としての職責を否定することであり、議会人としてあるまじき発言だ。これだけでも議員辞職が相応の身の処し方だろう。
立憲民主党執行部にも対応が必須だ。彼らは荒井首相補佐官のオフレコ発言を責め立てた側だ。小西を除名や辞職勧告すれば、「身内に甘い」と悪評がついた党の体質の、少しの挽回にはなるだろう。小西は報道に対して法的措置をチラつかせ、報道の萎縮を招く権力を行使した。それは立民党自身が振りかざした政権批判に対する巨大なブーメランであり、ご都合主義のダブスタが許されないレベルだ。
国家公務員法の違反行為(そそのかし)の疑いに加え、議会人としてあるまじきサル発言、権力を使った報道への圧力が加わった小西には、立民自身がレッドカードを示すべきだ。
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