総務省行政文書の真実と、身を挺して官僚を守った高市氏

今通常国会の序盤を荒らしまくった小西だが、壊れ方も異常だ。以下は産経が、小西の問題発言を伝える記事だ。
小西氏、憲法審の毎週開催「サルがやること」「蛮族の行為」 (産経)
立憲民主党の小西洋之参院議員は29日、週1回の開催が定着している衆院憲法審査会を念頭に「毎週開催は憲法のことなんか考えないサルがやることだ」と批判した。参院憲法審の幹事懇談会後、記者団に語った。「何も考えていない人たち、蛮族の行為だ。野蛮だ」とも述べた。
小西氏は参院憲法審の野党筆頭幹事を務めている。憲法審について「憲法を真面目に議論しようとしたら毎週開催なんてできるわけがない。私は憲法学者だが、毎週議論はできない」と持論を展開。「いつ最高裁判決や外国の事例を研究するのか。衆院なんて誰かに書いてもらった原稿を読んでいるだけだ」と主張した。
この報道に対し、小西は逆ギレしている。なにやら「オフレコで、特に「人にサルはいけないですね」と撤回していたもの」だという。キレついでに、これを報じた産経とフジテレビに向け「今後一切の取材を拒否します」と言っている。オフレコ発言で責任を取らされたのは荒井元首相秘書官だが、立民はこぞって辞めろ!と大合唱していた。当然ながら同様の責任が求められるが、身内に甘いあの党は何もしないだろう。ひとつ確実になったのは、小西をサル呼ばわりしても、彼に法的措置を取られることはないということか。
その小西や杉尾から散々いじめのような質問を受けたのが高市経済安保相だが、YouTube番組に出ていた産経の阿比留瑠比氏がその実態を克明に語っていた。
高市氏は「捏造」という言葉を使ったが、本来高市氏の意識では、これは氏の国会答弁でも言及があった通り、「偽造」「変造」だ。しかしそういう表現を使うと、刑法に引っかかるようなことになってしまうため、高市氏はあえて捏造ということばを使い、現職の職員を守ろうとした。
高市氏は4年間も総務大臣をやっていたから、文書に登場する6人以外にもたくさんの職員を知っている。小西の追及の後、何人もの官僚に事情を聴いたところ、下記のようなことが判明した。
当時、磯崎首相補佐官と総務省の中の旧郵政グループがやり取りをしていて、その件では大臣や大臣室を全て外していたという。だが、磯崎氏があまりにも追及してくるので、総務省側は「大臣はこう言っていましたよ」ということを磯崎氏に示さなければならなくなった。それで、そういう文書を勝手に作って、行政文書として「差し込んだ」のだという。
文書については、総務省が「上司の関与を経て」と言って修正を認めている。当時の局長は、もともと文章を原型をとどめないくらい書き換えることで有名な人だった。
高市氏は、大臣室にいた3人は2月3日のレクは絶対ないと言っているが、総務省の報告では、絶対という言葉を使っていないから、「やっぱりあるんだ」と立民側が追及した。実はこれは、総務省がそこまで強く否定をしてしまうと省の責任問題が出てきてしまうので、高市氏に「曖昧にしてください。高市さん、堪えてください」とわざわざ言ってきたという。
高市氏が調べた以上のことについては、松本総務相もよく理解している。高市大臣も松本総務相も、現職の職員を守ろうとして、今までのような答弁を続けてきた。かたや、小西は勝手に人の名前を出したり、相手の正体をばらしたりと、真逆のことをやっていたということだ。
勝敗は既に見えていたが、小西の完敗であることに変わりはない。総務省がその場しのぎのために勝手に作った文書の責任まで追及され、サンドバッグ状態になっても、ひたすら官僚を守った高市氏は立派だ。逆に、功名心だかなんだか知らないが、メモ書き程度の文書を「超一級」と高らかに宣言し、空虚な追及で国会の時間を浪費してきた小西、杉尾、そして立憲民主党こそが、責任を取るべき側にいるのは間違いない。
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