かたや「片っ端からブロック」、こなた「片っ端から法的措置」の似た者同士

今日はまず、思わず吹き出してしまいそうになる記事をひとつ。
枝野氏、将来の首相に意欲(時事)
立憲民主党の枝野幸男前代表は25日、さいたま市で開いた自身の集会で、将来的な首相就任に意欲を示した。
所得再分配の強化や福祉サービス向上などを訴え、「枝野幸男が首相になったら今の(話の)ような社会をつくる」と語った。
この男は立憲民主党の政党支持率を知っていて、こんなことを言っているのだろうか。枝野が首相になるというのは、例えばどこかのゴルフ好きのおっさんが、「俺がマスターズゴルフに出たら優勝する」だとか、草野球の選手が「俺のスライダーは大谷のよりエグい」と言っているようなものだ。つまり荒唐無稽なのだ。枝野が幸せなのは、自身の集会に時事の記者がいてくれたこと自体だろう。支持率一桁で低迷を続ける政党、無役の旧代表の地元の活動など、ニュースの価値としては極めて低い。
さて、その立憲民主党が血相を変えて「辞任だ!辞職だ!」と迫っている高市大臣をから、昨日、強烈なカウンターが見舞われた。
本日、国会でスゴい発言が飛び出した。
— あんかけナポリ (@napori_ankake) March 27, 2023
高市大臣
「報告書に名前が出ている以外の複数の関係者に確認をした結果、この文書が”差し込まれた”ことについて。その事情は理解した」
「記録者の名前がある文書(大臣レク)に関しては法的に問題ない。”控訴時効”は過ぎている」
ド直球の凄まじい反論。
この「差し込まれた」というのがミソだ。要するに文書は後付けの粉飾を含むものであって、「上司の関与を経て」と同様に、当時の原型をとどめていないということだ。そもそも、こういった正確性も担保していない文書を国会に持ち出して、延々と議論し、血税を浪費するということ自体が非難されるべきで、それを許した予算委員長も議運も一定の責任を感じていなければおかしい。当初、第二のモリカケと言われたこの問題。モリカケも酷かったが、質としてはそれ以下だ。
高市批判の急先鋒である小西も焦燥感に苛まれているのではないかと思いきや、無自覚なのか、いまだ意気盛んにツイートを連発している。一般国民をも巻き込み、片っ端から訴訟をチラつかせて言論封殺しようとしていた小西だが、麻布食品という政治資金のグレー部分が指摘され、更にムキになってきた。麻布食品の件は、サイト「令和 電子瓦版」に詳しいので、そちらを参照いただきたい。早い話が、カネの流れから小西・河野太郎というコネクションが浮かび上がっているということだ。
そういえば、小西は以前、こんなツイートを発していた。
議員会館のエレベーターで総裁選候補の某先生とご一緒し、グータッチの後に、「ブレインとして我が党(自民党)に欲しい」と仰って頂きました。
— 小西ひろゆき (参議院議員) (@konishihiroyuki) September 22, 2021
有り難いお言葉ですが、自民党には絶対に行きませんし、言うまでもなくその方は高市氏ではありません。
当時は「ホラ」かと思っていたが、この「総裁選候補の某先生」というのが河野太郎らしい。気脈が通じる二人なのかもしれないが、一方は「片っ端からブロック」、もう一方は「片っ端から法的措置」というところは似た者同士。その法的措置の方に対し、「自民党のブレインに」という“ブロック側”河野太郎の「人を見る目」の無さも、なかなかのアレだ。
28日に予算は自動成立する。そうすると、予算委員会は開かれなくなり、追及の場も限定されるようになる。高市氏の勝利となるが、小西の国家公務員法違反は、引き続き追及すべきだろう。国会議員が法を破っていることを胸を張る事態など、国会の権威にかかわる由々しき問題なのだ。
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