「小西 vs. 池田バトル」 ~ 小西と立民の“進むも地獄、退くも地獄”

我が侍ジャパンが、WBC決勝戦で米国を下し、7戦全勝で3大会ぶり3回目の優勝を果たした。昨日はやむなく出勤し、いつもよりも仕事が忙しくてやきもきしたが、優勝の瞬間はこっそりスマホでキャッチした。比較的イージーな準々決勝までと違い、メキシコとの準決勝、米国との決勝の2戦は、いずれも一点を争う緊迫したゲームだった。接戦をものにする底力は、実力以外の何物でもない。夢を観させてくれた侍たちに、大いに感謝したい。
WBCの興奮はブログで書きたいことだらけだけれど、既に大会の情報が洪水のように流れているため、他に任せることにしよう。
さて、当然ながらWBCとまではいかないけれど、劇場型の展開を見せているのが小西洋之と池田信夫氏の「小西・池田バトル」だ。以下がやり取りの大まかな顛末である。
小西 高市氏の「事前に政治的公平のレクを受けていない」という主張は真っ赤なウソ。私の質疑でも、政治的公平の高市大臣レクがあったとの官僚の証言が報告されている」と発言する。、
その発言を受け、池田氏は「政治的公平の高市大臣レクがあったとの官僚の証言なんて出ておらず、「高市大臣に対して、放送法の解釈を変更するという説明を行ったと認識を示す者はいなかった」としている。つまり官僚は「大臣レクはなかった」と証言した問主張を突き返す。加えて池田氏は、この問題のコアは大臣レクではなく、小西の国家公務員法違反(秘密漏洩の共犯)であると指摘。更に、小西がやり方を報道の自由を国会議員が政治利用したきわめて悪質なものだと主張する。岸田首相のウクライナ訪問も例に挙げ、日本は「秘密の守れない国」だという評価が定まっている。この汚名を挽回するためにも政府が小西を告発し、法廷で決着をつけるべきだと痛烈なカウンターを返している。
すると小西は、池田氏の一連の発言の違法性を検証し、強力な法的措置を講じると、得意のスラップ訴訟を持ち出した。公人と民間人とを問わず、自分に反論する者を訴訟をチラつかせて黙らせるという悪手。池田氏も負けておらず、氏が運営するアゴラ言論プラットフォームで、一般論と前提を置きつつ、ポイントをわかりやすく列記している。
1. 秘密を取得した側の刑事責任は問えるか
文書の内容を問わず、総務省がその公開を許可しなかった文書を外部に渡すことは守秘義務違反となる。今回の文書は小西氏自身が「極秘文書」だと強調しており、この定義による「職務上の秘密」にあたることは明らかだ。
2. 秘密を取得した側(=小西)の刑事責任は問えるか
本件は行政秘密を扱う立場にある国会議員が、それを意図的に漏洩して国会を混乱させ、高市大臣を追い落とそうとした政治利用であり、違法性は阻却できない。
3. 国会議員の免責特権は適用できるか
憲法51条で謳われる議員の免責特権は、森ゆうこ事件の東京高裁判決の示す通り、院外の記者会見やSNSで秘密を漏洩した場合には適用されない。
池田氏のカウンターはど真ん中ストレートである。
訴訟を起こしたら、私は東京地検に小西とその共犯者(氏名不詳)を国家公務員法違反で告発する。「極秘文書」の動かぬ証拠があるんだから、こんな筋のいい事件はない。 https://t.co/bLVFFY7I4f
— 池田信夫 (@ikedanob) March 21, 2023
理由はわからないが、私は残念ながらツイッターで池田氏にブロックされているのだけれど、この姿勢は断固支持したい。前述のアゴラの記事で池田氏が指摘する通り、「公権力を行使できる国会議員が民間人を訴訟で脅すスラップ訴訟は許してはならない」のだ。
立民党は、この筋悪の高市大臣追及から手を引き、小西を処分すべきだ。小西と心中したいなら話は別だが。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング