ガーシー除名 ~ 結局、国民は血税をドブに捨てただけ

日本の岸田政権とかいう「米国言いなり」政権が、来日した南鮮尹錫悦大統領とにこやかに会談し、関係修復を盛んにアピールしているようだ。安倍・菅政権の国是であった戦略的放置も今は昔。日韓両首脳が揃って臨んだ共同記者会見では、「シャトル外交再開」、「日韓安全保障対話など早期再開」、「輸出管理、担当省庁間の対話を推進」、「人的交流の活発化」、「日韓交流のための基金創設を歓迎」などが発表された。
慰安婦合意の事実上の破棄、戦時労働者の反日判決と日本企業の資産差し押さえのみならず、レーダー照射やら仏像やら、戦略的放置の根拠がきれいさっぱり取り除かれようとしている印象だ。政府は、南鮮に対する輸出管理上のカテゴライズ「グループA(旧ホワイト国)」の位置づけを変えないまま、フッ化水素、フッ化ポリイミド、レジストなどの半導体関連材料の輸出規制強化措置を解除した。今後も関係改善にかこつけ、多くの妥協をするだろう。そのうち、通貨スワップなどもやり出すかもしれない。主体性のない外交というのは、本当に恐ろしい。
さて、話題変わって、ガーシーの件。国会の懲罰委員会で陳謝を命じられたガーシーが、帰国をチラつかせながら結局バックれ、15日の参院本会議で除名と相成った。議員資格の喪失とともに不逮捕特権も失ったガーシーに対し、警視庁が複数の著名人を脅迫したなどとして暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)などの容疑で、ガーシーの逮捕状を取ったと報じられている。ガーシー自身は「日本には一生帰らない。引っ越しするが引っ越し先は誰にも言わない」と高飛びを公言したが、お次はパスポート返納命令が出され、従わなければパスポートの無効化あたりに移る。
N党党首を辞した立花は、党名を「政治家女子48党」に変更するというふざけぶりだが、その新党首に就任した大津綾香という人物も極めて低レベル。政治活動を始めたのが今年1月だというのだが、16日に記者会見を開き、神奈川県知事選挙への立候補を表明した。立候補の理由が「選挙を通じて党の活動を宣伝したい」というのだから、政治をナメ切っている。同党は春の統一地方選に党公認で40人程度の擁立を目指しているらしいが、地方議会も甘く見られたものだ。
有権者には政治家を選ぶ意味を、深く考えてほしい。立花やガーシーなどは、炎上商法によって売名をしただけだ。ガーシーは「俺は国会には出ないと言って当選した議員」と豪語していたそうだが、そんな候補者を選ぶこと自体が、議会に対する冒涜であり、税金の無駄遣いそのものだ。そういう彼らにも、血税が支払われるのである。結局、有権者自らが血税をドブに捨てたのだ。面白半分に投票したところで、我々の生活が良くなることなど絶対にあり得ない。
唯一惜しいのは、旧N党会派が「2人以上の議員を要する」という会派要件を満たせなくなり、国会での活動に制限がかかることだ。同党政調会長の浜田聡氏は、国会で「共産党の非合法化も選択肢の一つ」などと、小気味のいい質問を連発していた。以前ブログでも書いた通り、この党に関しては一切支持しないものの、浜田氏はどこかの他党に移籍したらよいだろう。
政治家女子48党(旧NHK党)の一連の事案が有権者に求めているのは、「もっと政治を真面目に考えろ」ということである。
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