議論すら放棄する立民党は、ガーシーと同類の職務放棄政党だ
予想通りというか、不当院で受けた懲罰に基づき、8日に「出頭」して陳謝する義務を負ったガーシーは、その出頭を拒否した。これを受け、国会は14日の懲罰委員会で処分を検討し、翌15日の本会議で正式に決めることになるようだ。国会議員の懲罰には戒告、陳謝、登院停止、除名があるが、そもそも国会に来ないガーシーに対する登院停止措置は意味がなく、与えられる懲罰は除名だろう。N党党首の立花は引責辞任するが、党名を「政治家女子48党」に変更するという置き土産つき。とことん政治をバカにした連中だ。こういう連中に議席を与えた有権者には、真摯に反省してもらいたい。
さて、国会に来ない「職務放棄」はガーシーの専売特許ではあるものの、彼固有のものではない。典型的なサンプルがこれだ。
立民 泉代表 核共有の議論「許されない」非核三原則堅持を (NHK)
ウクライナ情勢を踏まえた今後の安全保障政策をめぐり、アメリカの核兵器を同盟国で共有する「核共有」を日本でも議論すべきだという意見が出ていることについて、立憲民主党の泉代表は「許されない」と述べ、非核三原則を堅持すべきだという考えを強調しました。
立憲民主党の泉代表は5日、松山市を訪れ、ウクライナの人道支援のための募金活動を行い街頭演説しました。
この中で泉氏は、アメリカの核兵器を同盟国で共有する「核共有」を日本でも議論すべきだという意見が出ていることについて「ウクライナ危機に合わせて議論することは絶対に許されず、明確に間違いだ。『核兵器があれば攻められることがない』というのは幻想だ」と批判しました。
そのうえで「立憲民主党は非核三原則を守る平和のための政党であり、日本が危険な道に進まないために力を尽くす」と述べました。
泉は自身の発言を取り上げたNHKの報道を引用し、Twitterでこう述べている。
『議論くらいはいいだろ』と言う人は、どんな残虐非道な兵器の導入も『議論はかまわない』と言うのか?
— 泉健太🌎立憲民主党代表 (@izmkenta) March 5, 2022
それは危険だ。
立民 泉代表 核共有の議論「許されない」非核三原則堅持を | NHKニュース https://t.co/ytaI3dVRbA
これこそ、形を変えた職務放棄である。自由主義、民主主義とは、あらゆる価値観の存在を認めなければ成り立たず、その価値観を「ダメ」、「議論に値しない」などというのは、他者の価値観の否定である。立民党には独自の価値観があるのかもしれないが、その3倍近くの人(昨夏の参院選、比例代表が例)が異なる価値観を持つ自民党に票を投じている。すべてとは言わずとも、その自民党に共感している有権者の価値観を、立民は否定しているのだ。
こういう政党が多様性を尊重しろと言うのだから笑えない。彼らは、極めて信憑性の低い文書を持ち出して政府・与党の批判はできるが、主権国家としての安全保障というど真ん中の議論は平気で拒否する。だが、「議論すらしない」というのは国政政党として、立法府に所属する国会議員として「職務放棄」そのものだ。党としての考え方があるのであれば、それを真正面からぶつけたらいい。それもしないなら、彼らはバッジをつけ続ける資格がない。
議論すら許さないというのは専制国家の手法であり、思想的には全体主義だ。そんな政党が一定の発言権を持ち、産経のような一部のメディアを除いては批判すらしない。岸田政権のような頼りない政権に対峙する野党がこれでは、日本の政治は停滞し続けるだろう。もっとまともな政治をやってくれ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング