同性婚問題 ~ 意見の相違を「差別」にすり替えるパヨク

このところ周囲に足を引っ張られっぱなしなのが岸田首相である。腹心の官房副長官が、首相のぶら下がり会見の最中にズボンのポケットに手を突っ込んだままの状態を激写され、息子の総理秘書官は外遊時のお土産買い出しが批判を浴び、平謝りの状況だ。ただ、この2件については、1日3億円かかる国会で議論するような性質のものではなく、こんな話題で国会議論を引っ張られて困るのは国民の方だ。野党の無節操な政権批判には辟易とするが、首相官邸側にも緊張感を持ってもらいたいものだ。
さて、官邸周りの不祥事として、いま槍玉に挙がっているのが荒井勝喜元首相秘書官である。
首相秘書官、性的少数者や同性婚巡り差別発言 (反日変態新聞)
LGBTQなど性的少数者や同性婚のあり方を巡り、経済産業省出身の荒井勝喜首相秘書官が3日夜、記者団の取材に「僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」などと差別的な発言をした。首相官邸でオフレコを前提にした取材に対し発言したが、進退問題に発展しかねず、国会で岸田文雄首相の任命責任が問われる可能性がある。
記者団は1日の衆院予算委員会で岸田首相が同性婚の合法化などについて「社会が変わっていく問題だ」などと述べたことについて質問。荒井氏は「社会に与える影響が大きい。マイナスだ。秘書官室もみんな反対する」などと発言したほか、「人権や価値観は尊重するが、同性婚を認めたら国を捨てる人が出てくる」との趣旨の言及もあった。【高橋恵子】
草々に火消しに入った岸田首相は、この荒木秘書官の発言について「言語道断」と斬り捨て、早々に荒木氏を更迭した。
ただ、変態新聞の記事が伝える通り、この発言はオフレコの場で出たものだ。オフレコの発言というのは記事にしないのが不文律であり、政治家や高官と記者との間の取り決めであるはずだ。新井元秘書官の発言自体は議論を呼ぶものであることは間違いなく、わきが甘いと言わざるを得ない。ただ、こういうオフレコの場の発言を騙し打ちの如く、抜け駆けで報ずる変態新聞の報道倫理も同様に批判されるべきではないのか。オフレコ発言すら記事にされるのなら、一時情報を提供する政治家や官僚の側が、警戒して口を開かなくなり、伝えられるべき情報も国民に届かなくなる。そういうオフレコという暗黙のシステムを破った変態新聞を、私は批判する。
さてこの発言に対し、パヨクの側が一気呵成に批判の声を上げている。
「LGBTや性的指向、性自認を理由とする不当な差別、偏見はあってはならない」というのであれば、「同性婚で社会が変わってしまう」などと言わず、同性婚法制化で差別をなくすべきです。
— 小池 晃(日本共産党) (@koike_akira) February 4, 2023
岸田首相が荒井秘書官を更迭 性的少数者や同性婚をめぐり差別発言:朝日新聞デジタル https://t.co/PxTpjw8zEO #
代表的なのが日共の小池晃のこのツイートだ。小池のツイートでは、同性婚に反対という意見が「差別」に「すり替わって」いる。意見の相違があるのはそれこそが多様性だと思うが、彼らはイデオロギーの反対側に居る人の意見を一切受け付けず、差別者扱いするのだ。恐ろしき全体主義である。
日共に差別を批判する資格などない。彼らの安倍総理に対する言葉の限りを尽くした罵詈雑言、そして反アベデモなどこそ、目に見える差別である。また、彼らが古くない時期、自衛隊員に向けて発した言質や蔑視こそが差別である。私は同性婚に対しては反対の立場だが、国会で議論すること自体はやればよいと思う。だだし、「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し」という憲法24条がありながら同性婚を認めないことが差別と主張するなら、それは彼らが批判した「集団的自衛権の一部行使容認」の何倍、何十倍もの解釈改憲ではないのか。悔しかったら改憲発議でもすればよい。
荒木氏の発言は官邸の緩みを象徴するようなものだろう。だが、それを利用し、論敵を差別主義者扱いするのはもっとひどい。
6 Comments
Taka
辻元清美などは「天皇と同じ空気を吸うのも嫌だ」などと言いながらなんのお咎めもなし。
反論しない相手に対してこんな発言をする方がよほど悪質、愚劣だと思うが、ヒダリストは事ほど左様に身内に甘い。
差別発言を糾弾するなら自陣の腐れ発言も糾弾するがいい。
- 2023/02/06 (Mon) 08:46
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ツクノ
⚪思想と良心の自由や言論の自由、多様性の尊重などは、このようなときにこそ必要だと思う。同性婚を好きな人もいるならば、それを嫌う人もいるのが自由と多様性。あたりまえのことではないかと。
⚪補足するまでもなく、社会的な偏見や差別、言葉の暴力やいじめなどは悪いことだ。ただ、そのような人たちの人権もまた、法の下、平等に尊重されなくてはならないだろう。その上で、同性婚などに批判があるのなら、それはそういう意見もあるということなのではないかと。言葉の暴力でいうなら、岸田総理の「増税!」という言葉のほうが、日本国民の心を痛めつけてきただろう。
⚪これは個人的な感想だが、スシローの事件も社会問題となっているが、これも自由と多様性の問題なのかもしれない。マナーを守ることはあたりまえだが、マナー違反の懲罰はどこまでにすべきなのか。
⚪たとえば、お客様はマナーを必ず守らなければならないお店や寿司ネタを絶対美味しいと必ず言わなければならないお店があったら、そのお店で食事を楽しむことはできるだろうか。高級レストランには高級レストランのマナー、ファミレスにはファミレスのマナー、お客様にも人それぞれにさまざまな価値観があり、時に迷惑をかけることもあるのは、世の常ではないかと。悪意や悪ふざけが良いといっているのではなく、限度の問題なのかもしれない。
⚪もっと言えば、スシローの事件は、お店側に非はないが、世間でも指摘されていることだが、その怒りで裁判を起こしても、金銭的な賠償だけなら解決にはならないのかもしれない。たとえば、映画館の最初に流れる盗撮禁止動画のようなマナー動画を最初の注文画面で多言語対応で流れるようにしてはどうだろうか。また、ネットのコメントでは、逆に騒動を起こした家族をスシローに招待してマナーを守り食事を楽しむ様子を動画配信してはどうかという意見もある。まだ高校生なのだからスシローでアルバイトとして一年間働かせるなどして、改心して社会勉強させることもできるだろう。社会問題なのだから、お金以外の解決策も考えたほうが、スシローだけではなく日本社会全体にもよい動きになるのかもしれない。
⚪岸田総理は、安倍総理とは異なり、仲間をかばわず更迭や辞任を繰り返しているが、はたしてそれが「泣いて馬謖を斬る」ことになるのか、それとも「馬鹿」なイエスマンしかいなくなるのか、それは更迭や辞任をした本人たちの心境次第なのかもしれない。
今國 護
「差別ダー」と言う奴ほど差別主義。
立件の安住なんか
東北大震災時、その被災者が「何とかして欲しい」と
切実な思いを吐露したら
「こっちが何とかして欲しいくらいニダ」と
政権を担う人間どころか「人として」さえ
その人格そのものが疑わしくなる発言しても
マスゴミは一切無言であったことは
今だに忘れない。
西
要するに金が欲しいだけ
正直、普通に生活している性的少数派の方が多いはずですし、LGBTやら同性婚とやらを認めろというのはただの「我儘」なのは明らかですからね。
彼らも普通に男なら男のトイレくらい使えるでしょう。使えないから恥ずかしい云々というのはちょっと意味不明ですね。何勝手に女振ってんだよと言いたくなりますね。LGBTの為のトイレを作るなんて税金の無駄としか言いようがありません。
要するに金が欲しいから騒いでいるだけでしょう。それに便乗するサヨクもマスゴミも金の亡者ぶりが酷いですね。全く社会の寄生虫どもは焼却処分していかなければならないとつくづく思いますね。
- 2023/02/07 (Tue) 00:23
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とらこ
他国は兎も角、日本は日本だ、と守るべき線はある筈と、増える一方の言葉狩りの鬱陶しさに感じます。
オフレコで嫌なモノは嫌だと言ったのがそんなに問題なのか?個人の感性まで否定されるのは逆「差別」だと感じてなりません。
岸田氏は「異次元の少子化対策」と胸を張ったのに、同性(婚)に批判的な意見は政府見解とは違う、と更迭するのは結果的に矛盾する面もあるのではないか?
同性が同棲するのは自由な日本ですが、同性結婚の公認となれば少子化解決にはなりません。要するに「生産」的ではない。
同性婚で誰かの子供を引き取って育てるとしても、その子は他の誰かが産んだ子で彼等彼女等の間で産めるわけではない。数としてはプラマイゼロ。
今既に生存している子供達への金銭バラマキは、それ自体は決して少子問題の解決にはならないし、同性同士の群れからも子供は増えない。
メディアが言いそうな人に言わせてオフレコなのに表に出し、野党が食いつき政府が破れた穴を塞ぐのに後先見ないで必死。メディアも野党も政府もみっともなさすぎに感じます。
- 2023/02/07 (Tue) 01:59
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