寿司テロ等の迷惑・犯罪行為には断固たる制裁を科せ

今日は政治や外交の話から少し離れ、いま社会問題化している「寿司テロ」等の迷惑行為について書く。
最近話題となったのは、大手回転ずしチェーンの「スシロー」で、若い男が醤油さしを舐め、唾をつけた指でレールに乗っている寿司ネタを触る、お茶のコップを舐めまわして戻すなどの行為がSNSで拡散された事案だ。SNSは、こういった目立ちたがり屋のバカ者がいる反面、情報の集合体でもある。くだんの若い男は、寄せられた情報によって岐阜県の某高校の2年生だと特定された。このバカが炎上を目論んでいたとするなら無事に目的達成である。
迷惑行為はこの「スシロー」事案だけではない。同じ回転ずしチェーンの「はま寿司」も、若い男がレーンを流れる寿司に勝手にワサビを乗せる動画で迷惑をこうむり、また、他の客が注文した寿司2貫のうち1貫を勝手に取って食べる動画がTikTokに投稿された。10年ほど前に、反社会的行動をTwitterを通じて世間にさらけ出す「バカッター」ということばが話題となったが、10年経ってもバカは少なからずいるようだ。10年後にも、やっぱり同じようなバカはいるだろう。
これらはSNSを利用した悪行ではない。行動自体が悪なのであって、SNSはそれを拡散するツールに過ぎない。ただ、SNSはその性質上、情報を一気に拡散することができるため、こういう不届き者が後を絶たないようだ。Twitterに「TikTokの痛い人たち @itaiTikTok」というアカウントがあるが、見るに堪えない愚行がピックアップされていて、暗澹たる気持ちになる。
端的に言えば、これは単なるいたずらではなく、犯罪行為だ。被害を被るのはスシローやはま寿司だけではなく、同じ業態の回転寿司チェーンにも被害が及ぶのは容易に想像がつく。言葉にしなくても「回転寿司は行きたくない」とか「敬遠しておこう」と思う人は多いはずだ。そういった空気で店が敬遠されるようになれば、そこで働く人たちの生活をも脅かすかもしれない。バカにはそういう立体的な思考力が欠如しているのだろうが、そんなことは公衆道徳の範疇であり、教えられて身につけるものではない。
こういう迷惑行為で被害を被った飲食店や、器物損壊を被った事業者には、堂々と威力業務妨害を主張し、損害賠償請求をしてもらいたい。寿司テロが意味するものは、日本の食文化の破壊だ。バカはいなくならないだろうが、バカから業態を守る犯罪抑止力は必要だ。犯罪者が成人だろうが未成年だろうが関係ない。制裁が科せられないのなら、こういう犯罪は増えることはあっても、減ることは決してないだろう。
そういえば、ポリコレ主義者は本事案では極めて大人しいようだ。彼らにとって、自分のターゲットが関係ない事案は、早い話が他人事なのだろう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング