安倍・菅政権の遺産を食い潰す岸田政権、今度は募集工問題で南鮮に「反省と謝罪」か!?

昨日のエントリーで、岸田首相の激アマな南鮮対応、ことさら南鮮の「ホワイト国戻し」について、強く批判した。昨日のエントリーのベースは、戦時出稼ぎ労働者問題に関する南鮮の対応を見極めたうえで、安倍政権が同国を外した「ホワイト国」の立場を戻すという話だったが、一昨日の夜遅くに共同が打った記事は、更に酷い対応を示唆するものだった。
政府「おわび」継承説明へ 韓国肩代わり案後押し (共同)
政府は元徴用工訴訟問題で韓国の原告らが求める日本側の謝罪を巡り、日本企業の賠償を韓国財団に肩代わりさせる解決案を韓国政府が正式決定すれば、過去の政府談話を継承する立場を改めて説明して「痛切な反省」と「おわびの気持ち」を示す方向で検討に入った。日本との関係改善に意欲的な尹錫悦政権を後押しする狙い。政府関係者が28日、明らかにした。
岸田文雄首相は27日の参院代表質問で、日韓関係について「健全な関係に戻し、さらに発展させるため、韓国政府と緊密に意思疎通していく」と表明。両政府は30日、ソウルで外務省局長協議を開催し、双方の取り組み状況について話し合う予定だ。
南鮮が反故にした日韓請求権協定という国家間条約について、それを元に戻すのであればご褒美はいらない。いらないというより、与えるべきではない。だが、岸田首相はベタ折れ状態だ。しかも、請求権協定の確認という簡単な仕事に対し、通商関係をバーターにするのは筋が通らない。
安倍政権は、2019年7月、南鮮向けのフッ化水素など半導体材料3品目等について、輸出管理を厳格化した。その後ほどなく、南鮮をホワイト国から除外した。当時は戦時出稼ぎ労働者問題(募集工、いわゆる徴用工)に対する南鮮へのペナルティと報じられた。南鮮は当然ながら脊髄反射で反発し、日本のメディアや親韓派パヨなどからも批判が出ていた。その際、安倍総理は、記者の質問にこう説明している。
記者 安倍さんに日韓関係についてお尋ねします。
政府がですね、徴用工問題で事実上の対抗措置をとりました。これは歴史認識問題を通商政策と絡めるというのはですね、まぁトランプさんみたいなやり方なんですが、あまり良くない。両国にとってよくないだろうと、皆が心配しています。これはどういう形で決着させると、今の段階で絵が描けているんでしょうか?
安倍総理 その認識ははっきり申し上げて間違いです。
歴史問題を通商問題に絡めたのではありません。徴用工問題というのは歴史問題ではなくて、国際法上の国と国との約束を守るのか、ということであります。
1965年に請求権協定において、お互いに請求権を放棄したという国と国との約束なんです。この約束を違えられてしまったらどうなるのか、ということですね。また、あるいは慰安婦の合意、これは首脳間、外務大臣間の合意です。国連も当時のオバマ大統領もこの合意を評価しました。こうした合意が守られていない、国際約束が守られていないという問題であって、あなたの認識が間違っています。
その中において、今回の措置はWTOに反している措置ではなくて、貿易管理の問題であって、これはワッセナー・アレンジメントという国際的なルールがあります。日本も入っている。これは安全保障上のための貿易管理をそれぞれの国が果たしていかなければならないという、実はこれは義務なんです。その義務の中において相手の国が約束を守らないという中においては、今までの優遇措置は取れない。
繰り返しになるが、戦時出稼ぎ労働者問題というのは条約にどう対処するかという南鮮の国内問題であって、日本は関係ない。その国内問題を彼らが解決に向けて努力するということに対し、通商問題で優遇的な立場に復帰させるというのは、つじつまが合わない。アベコベなのだ。
よほどバイデンにネジを巻かれているのだろう。バイデンの出身地であるデラウェア州は法人登記が簡易であることから、多くの南鮮企業が本社を置いているという。そして南鮮系が圧力団体と化し、表裏でバイデンに献金しているそうだ。そんなバイデンが、南鮮系の陳情に反応し、「日韓関係を改善しろ」と岸田氏に譲歩を要求することはあり得る。安倍政権なら突っぱねただろう。しかし、対米従属が色濃い岸田首相には、無理な要求なのだ。
この政権、どこまで安倍・菅内閣の遺産を食い潰すつもりなのか。日を追うごとに日本が壊れていくのを感じる。
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