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    三浦瑠麗の「一切知り得ないこと」は通らない

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     Twitterのトレンドでここ最近上位をキープしているのが三浦瑠麗だ。もう語るまでもないが、三浦の夫である三浦清志が代表を務める再生可能エネルギー事業の投資会社「トライベイキャピタル」と三浦自身の自宅を、東京地検特捜部が家宅捜索したという一件。トライベイが取引先の代表に対し、兵庫県での太陽光発電所の建設計画を持ちかけ、建設の見込みがないにもかかわらず、出資金およそ10億円をだまし取ったとして刑事告発されている。

     私は三浦瑠麗という人物にもその言説にも今まで興味を持ったことがなく、今まで彼女の発言を追ってこなかった。テレビで重宝されているのは知っていたが、テレビもほとんど見ないので、私の中での「国際政治学者、三浦瑠麗」の存在感は極めて小さかった。ただし、彼女が国会の参考人招致における「中国人による日本の土地の購入を妨げず、中国と相互に依存する関係を構築する必要がある」との発言には唖然とし、それだけは強く印象に残っている。もちろん、否定的な意味で、である。

     杉田水脈氏が「国籍の方に対する給付等はしっかり見直した方がいい。本来国民を保護するのは国籍がある国家の責任。日本に居る外国籍の方を保護する責任はそれぞれの母国にある」とツイートしたら、「自民党のなかにいる杉田氏のような民族主義者がまだ力を持たないのは善きことだ」などとも返している。どうも私のような人間とは考え方が根本的に異なるようだ。

     さて、三浦瑠麗は今回の件に関し、「私としてはまったく夫の会社経営には関与しておらず、一切知り得ないことではございます」とオフィシャルサイトに書いているが、これはどうも虚偽であるようだ。朝生に出演した際、太陽光発電を語るくだりで、三浦ははっきりと「うちは事業者ですから現場を見てるので」と言っている。


     状況証拠ではあるが、限りなく胡散臭いということは言える。

     東京地検特捜部が入るのは、被害額が巨大であるか、政治家が絡むかが条件になるらしい。橋下徹の例でもわかるとおり、太陽光発電とメガソーラーに関しては、得てしてその裏に中共の存在があり、利権が絡むということ。今回の事件も政界大スキャンダルに発展する可能性も否定できない。その内実は今後明らかになるだろうから、推移を見守るしかないが、中共に絡む利権や癒着があるなら、膿を出し尽くしてもらいたい。

     三浦瑠麗はTV、特にフジテレビに重宝されてきたようだが、今後は厳しいだろう。調べれば、彼女の太陽光発電推進の発言はいくらでも出てくるし、実の妹も関係する家族ぐるみの疑惑ともなれば、「私としてはまったく夫の会社経営には関与しておらず、一切知り得ないことではございます」は通るはずもなく、そんな三浦を公共放送が使い続けるのは難しい。メディアの側もたまりまくった膿を出すべきだろうが、自浄能力がまるでない業界であるから、期待はしない。


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    1 Comments

    とらこ

    三浦某の「政治学者」と言う肩書の中身は存じませんが、TV画面で数回だけ聞く限り、言葉数が多いものの一体何を言いたいのか伝わらない人、と印象はあります。

    ところで、太陽光はこの大雪でどれだけ発電できているのでしょうね?

    昨今の世界各国には民族主義者が自国の国益尊重の下に活動しているのが普通です。
    日本でも以前とは随分違って、日本大事の発言を非難する奇妙な風は凪に近くなっているのではないかしら。

    その杉田さん批難をするツイートは、今まで何者か?と思って居た三浦瑠麗の思想的立場がはっきり分かる言葉で、その人を認識すると言う点でご紹介に御礼申します。

    • 2023/01/29 (Sun) 01:35
    • REPLY

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