暇空茜氏を人格攻撃する朝日新聞のColabo擁護を批判する

日刊サイゾーに『「週刊朝日」休刊に朝日新聞社員は何思う?「社内に明るい話題はほとんどない」』という記事が掲載されているが、その中にこんな記述がある。
「ここ数年、社内に明るい話題はほとんどなく、飛び交うのは部数減や早期退職の話ばかり。昨年も早期退職募集をやって、毎日のように退職呼びかけメールが来て、本当にウンザリでしたね。1県に1つあった総局を数県で統合したり、その下にある支局を閉鎖したり、記者の数をどんどん減らしていますが、追うべきニュースが減ったわけではないので、記者1人あたりの業務は大幅に増えています。
この「社内」は「朝日新聞社内」のことだろうから、かなり疲弊しているように思われる。私は同社になんらシンパシーを感じる事はないから、こんな記事が出ても憐憫を覚えることなどあり得ないが、社員それぞれに家族があるだろうから、将来に不安があるなら早く見切りをつけるよう提案したい。知らんけどw
さて、部数を減らし続けている新聞は、何も朝日に限ったことではないけれど、朝日の部数減に関する特有の原因は、慰安婦捏造報道による謝罪と記事取り消しや、吉田調書に関する完全なる意図的捏造報道にあるのは間違いないところだが、総論で言えば、彼らのサヨク的な報道姿勢がウケなくなったことにあるだろう。
朝日が眦を決して総攻撃した安倍政権は、退任後にその朝日が行った世論調査において、71%が「評価する」と答えている。特定秘密保護法や集団的自衛権の行使容認、また安倍総理の国葬に際しても、朝日は反政府大キャンペーンを主導したが、安倍政権の流れを受けて岸田政権が決定した安保3文書≒反撃能力の保持等については、朝日はほぼ沈黙した。ウクライナの現実を見ている国民は、もう朝日の煽りには踊らないのだ。それを理解したのか、朝日は、安倍政権当時と比較すると、極めておとなしい。
そんな朝日がターゲットに選んだのが、Colabo問題だ。21日付で「ネット上の「ゲーム的政治運動」 女性支援団体への攻撃にみる危うさ」という記事を掲載したが、Colaboを追及する暇空茜氏への個人攻撃と思えるような記述が多々ある。
注目すべきは、暇空らのゲーム的な運動方法である。彼はゲーマーであり、ゲーム会社で働いていたと言っている。監査請求に至るネットの盛り上がりは不正を探すオンラインゲームを集団でプレイしているかのようであり、自身も「ラスボス」という表現を使っている。
このような「巨悪の陰謀を暴く」集団的な政治的ゲームは、米国に先行例がある。2014年のゲーマーゲート事件である。ゲームの女性表現を巡る対立を土台として、匿名掲示板のユーザーが集団化し、デマ、陰謀論、フェミニストへの嫌がらせを繰り返した。これは、オルタナ右翼やQアノンの前身と言われる。
Qアノンとは、陰謀論をもとに主張を展開するカルト集団的な組織だ。だが、今回のColabo問題追及は「陰謀論」に基づいたものではなく、内容もなんら「カルト的」ではない。Qアノンを持ち出すのは無理筋だ。文面からは「たかがゲーマー」という侮蔑的な視点すら窺えるが、これはColaboを追及する側を貶めるもので、悪意あるレッテル貼りだ。
世界の秘密を暴き、巨悪と戦い、国を守る「戦士」になるゲームはさぞ気持ちがよく、酔うだろう。自己肯定感、有能感や、スリルを与えてくれるだろう。だが、往々にして、酔っているときには、現実や事実を把握しそこなうものだ。
要するに、暇空茜氏は「追及に酔っているだけ」だと言いたいのだろう。これは人格攻撃とも侮辱ともいえる表現だが、朝日においてはこの手の表現は「左を批判する右」には使っても、「右を批判する左」には出てこない。
これは藤田直哉という文芸評論家のコラム記事だ。だから厳密に言えば、朝日新聞内部から出てきた論説ではない。だが、内容はほぼ朝日の社論に沿ったものであるのは間違いない。朝日新聞のずるいところは、こういう記事を外部の人間に書かせ、自分たちはいつでも逃げられる場所にいることだ。朝日はモリカケガーと叫びながら、公金の使途についてギャーギャー批判的記事を連発していたが、問題の所在が変わると、それを一切取り上げないどころか、こういう擁護の記事を掲載するのだ。ダブルスタンダードの極みだろう。
やはり朝日は朝日だ。廃刊が望ましい。
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