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    日台の連携を中共にご注進?~ 反日変態新聞を批判する

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     Twitterに「福島みずほの謎」というスレッドがある。これは新春お笑い企画としてかなりお勧めできるもので、抱腹絶倒間違いなしだ。数々の意味不明なツイートをしてきた福島瑞穂の履歴が一目でわかるスレッドだが、新春早々、このスレッドに追加してくれと言わんばかりに、新ネタを出してきた。

    平和ボケ


     いずれ吉本興業あたりがスカウトを派遣するのではないか。一つ明確に言えることは、福島瑞穂は日本語が苦手だということだ。

     さて、平和ボケといえば安全保障関連の話題がリトマス試験紙となる時代だが、現下の日本の安全保障環境において、ボケなど許されていい状況ではない。時が経てば経つほど状況が厳しさを増すこの状況にあって、過日、大量虐殺テロリストのインタビュー記事掲載で大炎上した反日変態新聞が、またもボケた記事を掲載している。

    自衛隊と台湾軍が連絡ルート構築 中国の軍事圧力に対抗(変態)

     日本の自衛隊と台湾軍が直接の連絡ルートを構築していることが判明した。日本政府高官が明らかにした。1972年に国交を断った日本と台湾の両政府は、直接的な対話や協議を避け、防衛当局間のルートも存在しないとされてきた。(中略)

     仮に台湾侵攻が現実化したら何が起きるのか。バイデン米大統領は、米軍が台湾防衛に当たるとの考えを繰り返し示しており、米中が衝突する可能性がある。沖縄には米軍基地が集中しており、日本が巻き込まれる恐れがある。このため、日本が米国だけでなく台湾との連携も強化することの重要性は高まっている。

     ただ、日台の防衛当局が関係を深めることには大きなリスクを伴う。日本と中国が国交を結んだ1972年の共同声明は、台湾を「領土の不可分の一部」とする中国の立場を、日本が「十分理解し、尊重」すると明記した。中国は、日台両政府が直接協議することを決して容認しない。日台の防衛当局が連携を強化すれば、中国が激しく反発し、かえって東アジアの安全保障環境を不安定化させることにつながりかねない。

    自衛隊と台湾軍が連絡ルート構築 中国の軍事圧力に対抗


     変態新聞は「台湾を「領土の不可分の一部」とする中国の立場を、日本が「十分理解し、尊重」とサラっと書いているが、日中国交正常化交渉に直接携わった栗山尚一氏が、著書「戦後日本外交」で明らかにしているところによれば、この「理解し、尊重」の意味は、
    • 日本は「台湾が将来中国に帰属すること」に異議を唱えない。
    • しかし「台湾は既に中国の領土になっている」と認識するものではない

    という意味である。つまり、台湾の立場は確定していないという意味だ。これは当時の外交官の知恵であり、大手紙であればこの基本を学んでから記事を書くべきだ。

     台湾をめぐる米中の衝突に「日本が巻き込まれる恐れがある」と否定的に書くのもミスリードだ。台湾有事に日本が第三者的な立場でいられるはずがない。安倍総理の「台湾有事は日本の有事であり、日米同盟の有事」という発信でもわかるが、沖縄の目と鼻の先にある台湾で軍事衝突が勃発し、仮にシーレーンが中共の手に落ちるようなことがあれば、日本としての死活問題なのだ。

     「台の防衛当局が連携を強化すれば、中国が激しく反発し、かえって東アジアの安全保障環境を不安定化させることにつながりかねない」というくだりに至っては話にならない。この文章自体が、中共に対して「日本がこんなことやってます!」とご注進する内容なのだ。さすがの反日変態新聞クオリティである。

     中共は騒ぐだろうが、騒がしておけばよい。日台の連携に関しては、日本政府に、表に出すものと裏で進めるものを使い分ける知恵が必要だ。この情報をメディアにリークした「政府高官」の意図は分かりかねるが、反日メディアに足をすくわれないよう、くれぐれも注意してもらいたいものだ。


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    7 Comments

    国際派

    幅広いオプションとシナリオ

    1972年の共同声明というのが、そもそもどういう経緯で成立したのか、という当時の状況をみてみたい。当時はベトナム戦争終焉へむけた交渉が進んでいた。71年はキッシンジャーが中国の代表権を台北から北京に認知変更した年である。国連にめでたく中華人民共和国なる国が加盟し、中華民国(台湾)は認知されなくなった。73年にはベトナム和平協定が成立した。当時の西側の空気はインドシナでの共産ドミノをおそれる恐怖で一色であった。カンボジアでは中国がポルポトの共産恐怖政治を裏で支援していた。空き巣外交、火事場ドロボー外交である。米軍が去ったあとにはもっとひどくなるであろうという恐怖があった。そこでキッシンジャーが考えたのが、国連のメンバーにしてやれば、国際法を守る義務が生じるので、火事場ドロボーはつつしむだろう、という一種の期待感である。米国撤退後に悪さをするな、というけん制の意味で、台北から北京への認知変更がなされた、というのが真相であろう。したがって、近頃の南シナ海でのミサイル基地造成など、悪さをして国際法を守れないのなら、代表権を台北に戻すというオプションもありえるのが筋であろう。幅広いオプションとシナリオで考えなくてはいけないと思う。

    • 2023/01/02 (Mon) 08:55
    • REPLY

    匿名希望

    見てください【拡散希望】

    http://deliciousicecoffee.jp/blog-entry-8860.html

    上記URLの、男女共同参画事業など要りませんよね。

    防衛予算に充ててほしいですね。【拡散希望】です。

    • 2023/01/02 (Mon) 10:47
    • REPLY

    今國 護

    「平和ボケを作る」とは
    まさに、こんな人たちが犯って来た事です。

    台湾も、蔡英文総統の系列が続けば良いのですが…
    次の選挙などで、中共から様々な仕掛けがあるかも。

    国際派

    日本の東アジア政策

    上記の拙コメで幅広いオプションと書きましたが、それを考えるには、72年から現在までの東アジア情勢の変化をレビューする必要がある。北ベトナムの後ろ盾だったソ連は消滅し、統一ベトナムは国内は共産主義であるが、国際的にはTPPに所属して、国際ルールを守る点では優等生になった。なにより、中共と戦争をしてひきわけ、北の国境を堅持する実力をみせた。なにしろ米軍とひきわけたぐらいで、もうベトナムを侵略する国はない。問題の台湾であるが、当時は議会はあったものの、いわゆる外省人の独占で、終身議員で選挙はなく、民主主義ではなかった。それが今日では形式上、選挙ができる立派な民主主義国家になった。本当に自国を守る気力と実力のある独立国であるかどうかは、まだ未知数である。このような変化を踏まえた東アジア政策オプションでなくてはならない。また、中共の内部で何が起こっているのか、それこそ最大の不確定かつ不透明要因であり、注視していく必要がある。

    • 2023/01/02 (Mon) 14:17
    • REPLY

    HAKASE(jnkt32)

    やはり漂う 媚中臭

    お疲れ様です。今回貴記事の〇〇新聞ネット記事、拙者も読みました。
    どう譲っても、媚中論調にしかみられません。

    台湾軍と我らが自衛隊の連絡網の存在は これも媚中側の政府高官
    がリークしたのでしょうが、〇〇紙にとっては 格好の対中注進ネタ
    となった事でしょう。但し真に受ける訳に参らないのは勿論です。

    ご指摘の通り「台湾有事は日本有事」との故・安倍元総理見解は
    正しいと拙者も思います。懸念される事態ともなれば、中東より
    のエネルギー供給ルートが断たれ、我国の死活に関わります。
    「自由で開かれたインド大平洋」を目指す大切さはそこにあると心得ます。

    この様な記事は、朝日・東京の各紙が取り上げても似た様な内容
    になったと思います。本当に 我国益に軸足を置かない新聞論調
    には、注意と警戒を以て向き合わなければなりません。

    冒頭の 福島社民党首の風刺ツィートは確かに面白そうですね。
    機会あれば追ってみようとも思いますが、拙者はツィッター自体
    を好感しませんのでこの辺りは未定です。恐れながら今回貴記事
    も拙リンク致したく、お届出の次第であります。

    • 2023/01/02 (Mon) 15:42
    • REPLY

    レッドバロン

    福島瑞穂のツィーターを読むと、お花畑平和主義者が戦争を呼び込む構造がよく見えます。東アジア全体が中共の版土に組み込まれる事態を見て見ぬふりすることによって得られる平和は、シナチク(支那畜)の奴隷の平和でしかありせん。こんなのが日本の政治家としてのうのうと生きていることは死ぬほど恥ずかしいことです。周庭さんをはじめとする香港市民など、中共支配下の魂の牢獄にあって抵抗を続けている方々に申し訳ない気持ちで一杯になります。  

    ローマ人の言う、平和を求めるなら戦争に備えよ、という事態にまさにぴったりなのが2023年初の日本でしょう。中共による台湾侵略を阻止するのは日米両国による戦備と台湾有事の際には即刻介入するという意志の表明です。日本が躊躇したり腰砕けになったりすると、かえって戦争を誘発することになるでしょう。日本が開戦決意を固めた場合はむしろ戦争の可能性は遠のくでしょう。戦後一度も勇気を試されなかった日本が、今こそその勇気を振るい起こす時季に来ています。

    • 2023/01/02 (Mon) 18:13
    • REPLY

    とらこ

    幾つかの場所で”ご推薦”福島瑞穂ツイートを見かけますが、日本語がかなり苦手らしいと感じるのは私だけじゃなくて安心w

    社民参院比例区一位定席の福島瑞穂は社民支持の組織がある限り安泰の議員生活でしょうね。なのでアホなツイートの都度に嗤いをとっても焦る気も起きないのでしょう。

    米中の対決で日本が巻き込まれる???なんと自主性の無い記事なんだか。
    中共は計画的に尖閣を狙っていて、今中共は「尖閣諸島は台湾に属する島」と位置付けていますから、当然,台湾有事は直日本有事とせざるを得ないと思います。

    それでなくとも中共は土地・技術・物品などなど日本狙い姿勢をあからさまにしてきている現実があるのですから、米中との争いに”巻き込まれる”と貰い火的な表現は日本のメディアとして相当に不誠実です。

    • 2023/01/03 (Tue) 02:46
    • REPLY

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