朝鮮特有の「恨(ハン)」にも似た、左翼言論人らの反アベ言説

インターネット上で安倍総理の国葬反対のビラがばらまかれており、その1枚をピックアップし、観察してみた。タイトルには「安倍国葬阻止!! 改憲・戦争の岸田を倒せ! 9.23 全国集会&デモ」が掲げられ、その下に「9.27 安倍国葬阻止闘争 国葬会場=日本武道館を包囲しよう」とある。「闘争」などということばを使うあたりで勘のいいひとは「ははん…」と気づくだろう。
主催は「改憲・戦争阻止!大行進」実行委員会と、例のごとくボカされているが、呼びかけ人には杉並区の悪名高き洞口朋子の名前があり、あの辻元清美の後見組織である「関西生コン」まで名を連ねるおぞましさ。アジテーション部分には「アメリカ政府や日本政府による対中国侵略戦争を絶対に許すな」というプラカードが描かれている。この実行委員会の実態は、警察当局が極左暴力集団と定義する中核派だ。
中核派のような組織は、その目標が「革命」であるから、主義、主張の前に「思想」として相容れる部分は皆無だ。恐らく彼らは死ぬまでこの「闘争」というやつをやっているのだろうから、止めても無駄である。国葬の警備は「こんな人たち」に対する費用も含むから、彼らはむしろ、税金を無駄に使わせることをやっているのだ。
一方、昭和の左翼運動の流れを組む言論人たちも、いたるところでデモを行っているようだ。その中心にいるのが、その圧倒的ビジュアルが話題の落合恵子や、ルポライターの名を借りた活動家の鎌田慧、「アベ政治を許さない」の発案者として知られる作家の澤地久枝あたりで、佐高信もその中核に位置している。その佐高が、こんなことを言っているそうだ。
こんな発言をする方が日本の言論人だったとは…に共感の方はRT#DOJ
— FUKUDA MAKOTO 【DOJ🛡No.0001】 (@8ueBd6tf29iYRpZ) August 31, 2022
佐高氏「我々が言い返したい!あんな人たちに私たちは負ける訳にはいかないでしょ!安倍たちが言う国と、私たちが言う国は違う!国葬をやる国なら私は国を弔い国を葬ってやる!これが国葬だ!」#国民国家の為の政治を取り戻そう pic.twitter.com/9RVhMRSGP8
落合恵子の、安倍総理に対する「疑惑を晴らしてから死ねよ」というのも酷いヘイトスピーチだったが、佐高も負けていない。反アベヘイトということばの分類があるとすれば、左翼活動家らは、いかに過激な言説で安倍総理を批判するかを争っているようでもある。仮に安倍総理の葬儀が自民党と政府の合同葬になっていても、彼らは「その費用も税金だ」と批判したはずだ。
中核派と反アベ言論人らの反国葬運動は、その大部分が同根だろう。だが、中核派は死ぬまで革命運動をやる団体なので、その周回遅れのイデオロギーで活動していると思われる。政府を転覆させて、国を解体するのが彼らのゴールだろうが、そんな思想についていくのはごくごく少数だ。
一方で、反アベ言論人らの国葬反対運動は、イデオロギー以前に私怨がある。朝鮮の「恨(ハン)」にも似ているが、彼らの中心にあるのは「安倍総理に対する私的な恨」であり、安倍総理の業績を汚し、安倍総理の存在自体を否定することが根底にある。だから国葬など容認できないのだろう。彼らの気持ち悪さの正体は、この私怨にあるように思える。
国葬の是非を問うアンケートや世論調査では、国葬に否定的な意見が増えているようだ。しかし、その否定的意見の増加には、メディアよる常軌を逸した反統一教会報道が影響しているのであり、彼ら反アベ言論人の影響力はごくごく限定的だ。逆に、彼らの私怨を聴かされ、それに嫌悪感を覚える人も増えるはずだ。9月27日が過ぎ、この喧騒が収まれば、彼らはまた次のターゲットを探し始めるだろう。もう反アベでメシを食っていくことはできないのだ。
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