fc2ブログ

    萩生田政調会長が浜田防衛相に刺したぶっとい釘

    ← 応援クリック、ありがとうございます。

     ジャーナリストの山口敬之氏が、Hanadaプラスに「安倍元総理の遺志を完全に無視した岸田人事」という、かなり重厚な論評を上梓している。

     生前、安倍総理は参院選後の人事について、2人の人物が続投するかを気にしていたという。その一人が高市早苗氏(政調会長)、もうひとりがリン・ホウセイ外相だ。高市氏に関しては、安倍総理自身が岸田氏に対し、政調会長留任を希望する意向を伝えていたという。

    無派閥で党内基盤が弱い高市氏の今後を考え、安倍元総理が思いついたのが政調会長室に「チーム高市」を結集することだったのだ。

    安倍元総理の強力な後押しで総裁選出馬を果たした高市氏は、選挙戦を通じて多くの保守系議員の心を捉えた。

    最初は「安倍さんに指示されたから」と高市陣営に入った安倍派の面々の中にも、高市氏の確固たる保守思想と政策論に惚れ込んだものが少なからずいた。

    そして古屋圭司、高鳥秀一、杉田水脈、長尾敬といった安倍派のみならず、経世会の木原稔や小野田紀美など派閥を超えた「真・チーム高市」が塊となっていた。

    この中心メンバーの多くを政調会長室に結集させたのである。だから安倍元総理は死の直前まで、岸田総理に対して「高市政調会長は続投させて欲しい」ということを様々な形で伝えていた。


     安倍総理は山口氏に対し、「高市さんを政調会長として続投させるかどうか。これを見れば岸田さんの私に対する真意がはっきり見えるよね」と述べていた。ところが今回の人事で岸田氏は、高市氏に経済安全保障担当大臣という、人事権すらないポストをあてがった。総務会長という党の重要ポスト、総務大臣という重要閣僚の経験者である高市氏にとって、このポストは降格に等しい。

     リン外相に関して言えば、岸田政権発足時の組閣人事で、安倍総理が明確に反対と岸田総理に伝えた唯一の人事がリン外相だったという。死の直前、安倍総理は、「内閣改造後も林さんを外相として使うのであれば、岸田さんは何か得体の知らないものを背負っているとしか考えられないね」と訝っていたそうだ。拙ブログでもこの留任について、「何か深い“背景”があると感じざるを得ない」と書いたが、この感触は多くの人が共有するところだろう。

    岸田改造内閣


     防衛相には浜田靖一が就任し、最初の仕事で安倍総理の信頼が篤かった島田元防衛事務次官を切った。就任会見で、防衛費に関して「必要な事業をしっかりと積み上げ、抜本的に5年以内に強化していく」と述べたが、2%反対論者の常套句としての「積み上げ」論は健在だった。

     これに、高市氏に代わって政調会長に就任した萩生田光一氏がぶっとい釘を刺す。萩生田氏は政調会長就任に際する記者会見において、最大の課題に「外交安全保障政策の強化」を挙げ、続けてこう語った。

     先般の中国による我が国EEZへのミサイル発射は極めて危険な挑発行為であり断じて容認できません。
     安倍元総理は台湾有事は日本有事、日米同盟の有事であるとおっしゃいましたが、はからずも中国自身が自らのその言葉の正しさを証明しました。
     我が党はNATO諸国と同様のGDP比2%以上を念頭に、5年以内に防衛力の抜本的強化を進めることを、先般の参議院選で公約として掲げたわけでありますが、これを速やかに実行に移していかなければなりません。


     萩生田氏は防衛費のGDP比2%以上が選挙公約だと明言し、これを速やかに実行に移すと、公に発信した。これは、防衛費の相当な増額を米国にコミットしながら、その後トーンダウンしている岸田首相、また、安倍総理の対GDP比2%以上という防衛費に「積み上げ式」で対抗しようとする浜田防衛相へのあからさまな牽制ともとれる。

     「選挙が過ぎれば、お次は党内政局」というのはいつもの光景だ。今後の政局は、岸田氏が払拭をはかる「安倍色」と、安倍総理の遺志を継ぐ政治家とのバトルになるのかもしれない。メディアがしきりに煽る旧統一教会問題がちっとも本質を突かない反面、自民党内の政局のほうがよっぽど興味深い。


    最後までお読みいただき、ありがとうございます。
    当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
    にほんブログ村 政治ブログへ
    バナーが表示されない場合はこちらから。
    人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング

    3 Comments

    弓取り

    岸田と小池と後ろから前川

    主な野党連中が日本の国益に貢献できなくて、国庫から高い報酬を与えるに値しないことは、各方面の労働組合の人たちも、さすがに理解していると思います。選挙のときは、党名を見ただけで選択肢から排除です。無所属でも、後援推薦の党名次第で排除です。
    これは、もはや常識的な判断になりつつあると思います。

    自民も一枚岩ではないことがわかりました。かなり違う。
    これからは、自民でも派閥の違いや本人の政治的信念を見て投票する時代に入ったと感じています。

    それにしても、岸田の軽さはあぶなかっしいですね。場当たり感、面従腹背、大衆見下しが根底にあることが見え隠れします。
    別の話になりますが、マスゴミやサヨク系は、統一を問題視しているようで、本質は自民批判、安倍さん批判だよね。露骨です。
    彼らも統一に関与していたりしたし、霊感商法を問題にするなら統一だけの問題ではないし、霊感商法の定義づけ、宗教法人の認定から見直すぐらいの問題解決・提案型の報道をしてほしいものです。
    長うコメントで、失礼しました。

    とらこ

    安倍さんの政治生命をかけた「戦後レジームからの脱却」が徐々に功を奏して、70数年占領下日本の浮草温泉に浸かっていたサヨク連が、主にテレビ界中心に自分の居所と収入を無くす危機感に追い立てられていた最中の安倍さん銃撃事件。
    と思えば、「旧統一教会煽り」は
    実行犯が述べていると言う奈良県警発の「個人的統一教会原因理由」をモリカケ同様に長く利用しない手は無い悪あがき戦法だろうと思います。

    それにしても、貰い火殉職の非業の死としか言えない死者を、その死の直後から鞭打つ非礼に、何故岸田氏は一国の代表者として道義に反する自国民への勧告が出来ないのだろうか?
    積極的に安倍さんの殉職を悼む姿勢は見えない中での「安倍政治を継承する」言葉の空しさを、彼自身が感じてもいなさそうで、岸田氏はほんとうに人の心が分からない部類の人間だと理解致します。
    安倍さんの文字通り命がけの政治功績を少しでも考えれば、岸田は安倍さんの死を利用するが如き人事を敷けるわけがない。

    仮に、高市さんが安倍さんに庇護されているから集まった「仲間」が、今回で潮を退くように消えれば、本当の高市さんの核が出来るでしょうから、ここからが高市さんの正念場むしろ人的に鍛えられる、と前向きに思いたいです。

    杉田水脈さん(総務)、小野田紀美さん(防衛)は政務官に任命されました。

    • 2022/08/13 (Sat) 17:57
    • REPLY

    Naga

    統一教会のことははっきりさせて欲しいと思う。
    但し、印象操作やあいまいな疑惑でなく、きっちりカルトを定義して禁止しすること。創価も例外なく。
    また、カルト的なものや外国勢力の政治への関与も厳しくするべき。なんとか総連などは、統一教会より悪質。というか、犯罪に関与している疑惑が濃厚です。
    博打でIRを目の敵にしてパチンコは野放しのようなことは、この件では許すべきでない。(もちろん博打も)

    ※ 記事の内容に直接関係ないコメント、トラックバックはご遠慮させていただきます。
    ※ 管理人及びコメント投稿者への誹謗中傷、嫌がらせ等と判断した場合は、管理人の判断により、コメントを削除致します。