「反撃能力」保有に賛成94%と、反安保法制の原則を隠蔽するアベガーども

最近は、橋下徹がテレビ画面で持論をまくしたてているのを見るのが健康に悪いと思い、日曜朝の「日曜報道 THE PRIME」は観ていなかったのだが(なのにサンモニはちらちら観たりする…笑)、なかなかインパクトのあるアンケート結果が出たそうだ。
視聴者に対する意識調査で、「指揮系統機能も対象となる「反撃能力」の保有について、賛成と答えた人が94%にも上った。反対は僅か4%であり、「国論を二分する」などという言い訳はもう通用しなくなってきた感がある。もちろん、正式な世論調査ではないし、サンモニと比べればまだ保守派の視聴者が多い番組だとは思うが、それでもこの圧倒的な差にはアチラ側の人々も驚いただろうと思う。同じ朝、サンモニで「そんなに戦争したいのか」という青木の主張が、いかに薄っぺらいかがよくわかる。
ウクライナ戦争を機に、国民の意識は変わった。この変化は、来る参院選で必ず結果に直結する。そうなると、反撃能力(旧敵基地攻撃能力を含む)の保有は、平和安全法制と比較してもよりも踏み込んだ政策だ。そうすると、「戦争法反対!」と叫んでいた人々の立場がないのだ。
産経新聞の政治部編集委員、阿比留瑠比氏のFacebookに、笑ってしまうような書き込みがあった。
約一カ月前のことですが、朝日新聞の政治面にベタ扱いで「野党共通政策に安保法制廃止を 共産が主張『必須だ』」という見出しの記事が載っていました。
読むと、この共産党の主張に対し、立憲民主党や(「民共合作」の首謀者である)市民連合内には異論があり、調整は難航しそうだと書いてありました。
へえ、異論ねえとさらに読み進めると、市民連合の山口二郎法政大教授は共産党との会合後、次のように漏らしたそうです。
「いま日米安保は必要だと思っている人が圧倒的に多い。その枠組みを急に変えるという話はしない方がいい」
だったら、安保法制成立時のあの狂ったような反対運動やデモは何だったのか。その程度の意識でときの首相を「人間ではない」と罵っていたのかとあきれました。後輩のデスクに記事を見せると、ぷっと噴き出していましたが。(以下略)
すかさず安倍元総理が反応した。
あの時「戦争に巻き込まれる」「徴兵が始まる」果ては「安倍晋三は戦争したいんだ」と叫んでいた皆さん、過去は忘れて次の運動に邁進ですかね。
「安保法制廃止」(=日米同盟の弱体化、もしくは廃止)は、市民連合の一丁目一番地だったはずだ。阿比留氏が指摘するまでもなく、その政策を推し進めた安倍元総理を、反対派は人格攻撃までして批判した。山口二郎大センセーはその看板を、野合のために降ろすべきだというのだ。卑劣極まる欺瞞だ。
それでも懲りない山口二郎大センセーは、いまだに安倍元総理を批判し続けている。安倍氏がプーチンを称して「プーチン氏は信長みたいなもの、力の信奉者だ」と指摘したことに関し、「この期に及んで盟友だったはずのプーチンをあしざまにののしるとは、卑怯千万」とツイート。卑怯なのは大センセーの方だと思うのだが、その辺には無自覚らしい。
彼らアベガー陣営にとっては、安倍元総理がいまだに発言力を持っていることが我慢できないのだろう。だが、こういう卑劣な真似をしてまで倒閣を目指す彼らの欺瞞は、多くの人によって既に見破られている。仮に9条改正論が大勢になったとき、山口大センセーは「今は9条に触れないほうがいい」とでも言うのだろうか。そんな日が来るのが楽しみでもあるが、少なくとも、安保法制反対論は棚上げなどと言う彼らの論理が「批判のための批判」であることが確定した、かくもおめでたい朝日の記事だ。
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