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    ロシアの侵略に対する日本学術会議会長談話の「共産党文法」

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     今や間違いなく世界の嫌われ者となったロシアだが、その風貌から煮ても焼いても食えぬと思わせるラブロフ外相が、この渦中に訪中した。新冷戦における悪の枢軸のそろい踏みだ。ラブロフは会談相手の王毅に対し、「共に多極的で公正かつ民主的な世界秩序を作っていこう」と呼びかけたという。侵略者が民主的だの、世界秩序だの、よく言えたものだ。王毅は「中国はロシア側と協力して新時代の中露関係をより高い水準に押し上げる用意がある」と関係強化に前向きな姿勢を示したそうだ。明らかに米国を念頭においた協力関係の示唆だろうが、ふたつの国連常任理事国の結託は、自由主義社会にとって脅威となることは間違いない。

    ラブロフ


     そのロシアの暴挙に対し、国際政治に限らず、声を上げる人々が後を絶たない。ウイル・スミスのビンタ事件で話題となった米アカデミー賞では、ショーン・ペンが「授賞式でウクライナのゼレンスキー大統領に発言の機会が与えられないならば公の場で自分のオスカー像を溶かす」と言ったそうだが、こういう場違いで勘違いな発言が出てくるほど、ロシア批判は地球規模で広がりを見せている。

     さて、日本はどうか。共産党の息がかかった組織として名高い日本学術会議は先月28日、会長談話を出している。

    日本学術会議会長談話
    「ロシアによるウクライナへの侵攻について」


     このたびのロシアによるウクライナへの侵攻は、世界の平和と安全を脅かし、国際秩序の根幹を揺るがす行為であり、到底、受け入れられるものではありません。このような事態が、人びとの安寧と、世界と日本における学術の発展及び学術の国際的な連携に及ぼす影響を深く憂慮し、対話と交渉による平和的解決を強く望みます。

    令和4年2月28日
    日本学術会議会長 梶田 隆章


     見事なまでに何の役にも立たない談話だ。役に立たないばかりでなく、行間にどこか「他人事」な雰囲気すら感じる。この談話に対し、評論家の白川司氏がこのように批判している。

    日本学術会議のロシアへの抗議は、なぜか「対話と交渉」で解決せよだそうだ。
    こいつらが如何にバカ(あるいはずるがしこい)かがわかる一文。
    ロシアへの抗議のはず。ところが「対話と交渉」だと。だったらロシアへの抗議にならないだろ。だって、相手は交渉せずに暴力で訴えているんだぞ。
    つまり、巧妙に対象をずらして、論理をずらすという「共産党文法」だ。共産党と日本学術会議が同じとわかる。タチが悪いわ。


     まず、解決を求めるのであれば真っ先に要求すべきは、直ちに軍事行動を止めろということだ。実際、日本学術会議が公開した3月3日付の「G7各国アカデミー共同声明」には、「我々は、ロシアの指導者に対し、ウクライナに対するあらゆる軍事行動を直ちに停止するよう要求する」とある。だが日本学術会議は、憂慮だけして、対話と交渉をせよというのだ。

     日本学術会議会長談話くらいの文章なら、学者でなくても、どこかの中学2年生でも書けそうなものだ。談話には「憂慮」はあるが「非難」はない。近い将来あるであろう中共様の侵略行為のために予防線でも張っているのか、文章はひとことで言えば「無機質」であり、感情はない。

     こういう連中はウクライナ戦争を材料に、「軍事的な研究をしないことを再確認する」などと言いだすだろう。だが、軍事に応用可能な技術の中共への輸出を、直接、間接にかかわらず、幇助しているとされる学術会議。今すぐ解体してもらいたいものだ。


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    3 Comments

    国際派

    ロシアとチャイナの運命

    ロシアとチャイナが団子になって沈んでいくのか、ロシアとチャイナが離縁して衰弱するのか、見極めるのが今後の日本の戦略立案に重要になってくる。米国のライモンド商務長官は、(もし、ロシアにチャイナがマイクロチップを販売していることがわかったら、そのソフトウエアの使用を停止することで、その企業を操業停止にできる。そのための準備は万全である。)と発言し、チャイナとロシアの電子部品取引を遮断する方針をしめした。チャイナがロシアに半導体供給をやめれば、ただえさえ電子戦が弱点のロシアの軍隊がもっとぼろぼろになっていく。ロシアの軍隊の指揮通信システムはお粗末で、第二次大戦の時と同じシステムのデザインであり、メイドインチャイナで、まともに部隊間や指揮官との通信ができず、通信できてもウクライナにつつぬけで、自分がどこにいるかもわからなくて迷子になって戦車がうろうろしている。その一方、ウクライナの指揮統制情報通信システムはNATOのシステムを導入済みである。リアルタイムでNATOの情報とコネクトしている。ロシア指揮官の居場所をピンポイントで把握し、ドローンで狙い撃ちし、ロシアは6人も将官を失っているらしい。

    • 2022/03/31 (Thu) 09:07
    • REPLY

    とらこ

    ノーベル賞の季節になると「日本の学術脳が海外に流出するのは日本国が学術研究に助成金を渋るから。米国等の費用とは雲泥の差」と指摘される事が多いのですが、ノーベル受賞者である梶田会長名のこの声明を読めば、多額の助成金にしたところでアチラ側の学者を育てる等は、国家として非常に不合理な事だと感じます。

    数度の停戦交渉中でもロシアは爆撃砲撃を止めていませんので、その発表は取り敢えずロシア・プーチンにしっかり届けて、それを公表してからにして戴きたい。少なくとも真剣に対話や交渉の姿勢を見せていないのはロシアなのですから。


    駐日中共大使でしたかね、「弱い国が強い国に抵抗するのは愚かだ」風な戯言を言っていたと思いますが、この発言に中国共産党国家の真情が顕れていると思います。
    流石に戦車で自国民を圧殺するに躊躇しない思想だと感じました。
    中露は、常に発言だけは綺麗事ですが実態とかけ離れた醜態国の両雄だと申したい。

    • 2022/03/31 (Thu) 09:57
    • REPLY

    今國 護

    歴史上、
    自分らの思い通りにならないから
    「テロ」を起こして来たのが共産党です。
    連中の「話し合い」とは
    「ウリナラの言うとおりにしるニダ」であって
    互いの譲歩や交渉ではありません。
    「平和」と言う名の双方ではなく
    一方が支配する事で、相手を制圧し安定させる事です。

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