fc2ブログ

    東京都が目指す「戸建てに太陽光発電義務化」条例という愚策

    ← 応援クリック、ありがとうございます。

     私は基本的に、菅義偉内閣を好意的に評価する立場だが、ネガティブな要素があるとすればエネルギー政策だ。菅前総理は2020年10月の臨時国会における所信表明演説で、国内の温暖化ガスの排出を2050年までに「実質ゼロ」とする方針を宣言した。いわゆる「カーボンニュートラル」は、第二次安倍政権の時代から準備されてきたといわれるが、安倍政権下でこの宣言をした場合、同様に否定的に書いていたと思う。

     カーボンニュートラルを政権合意に盛り込むのは、創価学会の意向だったという。平和の党という看板をかかげながら、中共の人権弾圧や力による現状変更への試みに対しては無視を決め込む創価学会も公明党を、私は偽善者として扱う。少なくとも胡散臭い存在だ。昨今盛んに叫ばれるSDGsなども、お題目としては良いことだと思うが、いかに現実とすり合わせ、バランスを取っていくかは一向に語られず、相変わらぬ理想論ばかりが横行する。

     菅前総理にとっても、「2050年カーボンニュートラル宣言」は目玉として設定されたはずだ。菅総理が退陣したいま、その目玉を横取りしようとする政治家もいる。言わずと知れた東京都知事だ。

    戸建てに太陽光発電義務化を 東京都が条例制定目指す、小池知事「ゼロエミッション東京の実現」 (東京新聞)

     東京都は2022年度、都内の新築一戸建て住宅の屋根に、太陽光発電設備の設置を義務付ける条例制定を目指す。国も義務化を検討したが、住宅価格上昇を懸念する声が強く、見送られた。都は地球温暖化対策には必要と考え、有識者検討会の議論を踏まえた中間まとめを、4月ごろに公表する方針だ。(原昌志)

     「新築建築物への太陽光発電設備の設置を標準化し、ゼロエミッション東京の実現を目指す」
     昨年12月7日の都議会本会議。代表質問への答弁で、小池百合子知事はそう力説した。都は30年に温室効果ガス排出量を00年比で半分にし、50年に実質ゼロにする目標を掲げる。半減ペースの設定は国の目標(13年比46%減)を上回る。(以下略)

    小池百合子


     設置を義務づける対象は、施主や購入者ではなく、供給するメーカーなど事業者にする方針だという。だが、その費用が上乗せされた物件を購入することで、対価を支払うのは施主や購入者になる。しかも維持費や最終的な処分費用も、購入者側に転嫁されることになるはずだ。政策としては目くらましに近い。

     そもそもこの冬は電力不足が叫ばれている。電力は即ちライフラインであり、原発の再稼働を含め、供給の基本的な構造を議論するほうが先だ。都心部と離島では事情も異なる。太陽光発電はあればよろしいが、個人に義務化するとなると話は別のステージになる。利権がらみという噂も囁かれる。太陽光パネル製造における中共の世界シェアは約7割と言われ、日本の0.3%とはかけ離れている。

     6年前の都知事選における小池百合子の公約は、いまだその多くが実現されていない。「満員電車ゼロ」はコロナがなければ達せ率のほうがゼロ。「電柱ゼロ」はもう忘れたのか。都の職員は、小池の人気取り政策をサポートする前に、「残業ゼロ」が達成されたかどうかを明らかにすべきだろう。


    最後までお読みいただき、ありがとうございます。
    当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
    にほんブログ村 政治ブログへ
    バナーが表示されない場合はこちらから。
    人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング

    3 Comments

    とらこ

    ヒトを小馬鹿にした目つきのその御尊顔、よいですねえw


    新築戸建ての住宅に「標準化」と言うのは、要するに義務化ですよね?
    個人の財産(家屋)に行政が求める「義務」は、宅建法遵守ぐらいのモノか、と思うのですが、更に太陽光発電設備の義務とは、法的にどうなんでしょうね。
    こんなことに行政の強制力を持たせられたら、私的には「たまらんなー」です。

    あと8年、更には48年後まで緑タヌキが都知事で居る訳もなく、緑タヌキでなくても世界公約をした国家首脳たちも、その言は無責任な振る舞いに感じております。

    地球が持つ寒冷期と温暖期の繰り返しの性質だけではない「証拠」が確かにあるのでしょうかね?説得力ある炭素有罪論に出逢えない者で、当方いまいち、納得が出来ておりません。

    今の時点以上に炭素が制限されたら植物は生きられない、と生物学者達の声もあるそうで、そうなると山は禿山、治水も敵わず、陸地と海中動植物にも影響大、果たして地球はどうなって行くことか。

    こういう場合だけには「途上国」だと言い張る中共の二酸化炭素排出権ビジネスは大儲け、太陽光パネル商売も花盛り。

    • 2022/01/05 (Wed) 12:47
    • REPLY

    Alinamin2011

    政治家の暴走を停めつつ理念を叶える具体案を出すのがプロフェッショナル。そのプロフェッショナルを論破できる能力を備えるのが政治家。そういう政治家を選ぶのが国民。

    まー、緑のたぬきさんは所詮は政治家。
    政治家は科学、経済、行政はシロートですわな。

    それが民主主義。
    そこで大事なのがそれを支えるプロフェッショナル。

    政治家が叶えたい理念、ビジョンをきちんと捉え、叶える具体的方法を専門家の見地で考えることです。

    そこで、政治家が弁えねばならないことは「自分はビジョンは出すが、技術的にはシロートである」ということ。

    裏返して言うと、あんまり具体的なことを言っちゃぁならない。

    でも、政治家は「プロフェッショナルがいう“言い訳”を見破り論破する能力」は必要。

    決して有権者を論破する能力ではない。

    ここを弁えた上で緑のたぬきさんが言うておられるなら、それはOKです。

    都民は、国民は、政治のオーナーである我々は、そういう政治家を選びましょう。

    そういう意味で、我々はプロの国民でないといけませんね。

    政治は国民のレベルを超えない。

    ツクノ

    ○個人的に注目している次世代の発電技術は、水素発電ですね。水素発電所は、三菱重工も開発していて、トヨタ自動車の水素自動車MIRAIは、水蒸気しか排出しない。あわせて、果樹の植林を推進すれば、排出された水蒸気を吸収しつつ、人類の生存に欠かせない酸素を供給して、野生動物の食する果樹も増えることにより、農家の田畑の食害防止にもつながる。地球全体の持続可能性は高まると思う。

    ○あとは、常時、発電で余った電力を用いて巻く、ぜんまいの中規模な蓄電所を、全国各地にたくさん建設しておけば、災害時にも電力を安定供給できる体制は整うだろう。蓄電所は、携帯電話や電気自動車で開発されている燃料電池よりも、安全性と耐久性の高いゼンマイを用いたほうが良いと思う。

    ○原子力発電所は、事故が起きたとき、想定外というくだらない理由で、その土地の安全や人々の生計そのものが失われてしまう。また、子々孫々にとり負の遺産となる、高レベル放射性廃棄物の問題もある。

    ○原発の技術は、第二次世界大戦で使用された原子爆弾が始まりであり、それを平和利用している形だが、被爆国かつ地震噴火などの地殻変動の激しい日本国においては、時限式原子爆弾の地雷のようなものでもあり、原発の耐用年数がたとえ30年ほどであったとしても、百年や千年に一度のような大規模な災害が、稼働中は起きないよう、平穏無事を祈る賭けのようなところがあると思う。最悪の場合、原発が臨界状態で稼働中、隕石や人工衛星が落ちてくるケースもあり得るため、科学的にみて安全安心とは言い難いと思う。

    ○日本国の歴史と風土を考えたとき、原発の普及は避けたほうが無難であり、原発に予算を投じて積極的に普及させるよりは、水素発電に投資して普及させたほうがよいと思う。

    ※ 記事の内容に直接関係ないコメント、トラックバックはご遠慮させていただきます。
    ※ 管理人及びコメント投稿者への誹謗中傷、嫌がらせ等と判断した場合は、管理人の判断により、コメントを削除致します。