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    米、民主主義サミットに台湾を招待 ~ 岸田内閣はいつまで対中外交姿勢を曖昧なままにしておくつもりか

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     米英が検討している北京冬季五輪の外交的ボイコットに、豪州も加勢するようだ。同国は「決定はまだ」と濁しているが、中共側の反応を見ても、検討するだけでも圧力になることは明らかだ。

     あの人相の悪い中共報道官は、日本でも外交的ボイコットを求める声が出ていることを牽制し、「我々は日本の東京五輪開催を全力で支持した。日本は基本的な信義を持つべきだ」と、バーターを要求してきている。中共はやはり、民主主義陣営の切り崩しには、日本が最も適していると考えているのだろう。日本側は「独自に判断する」「まだ決まっていない」となんの揺さぶりにもならず、煮え切らないコメントに終始しているが、岸田官邸の外交力がこの程度だとすれば、お先真っ暗といったところだろう。

     対中包囲網と圧力はこのように形成されているが、珍しいことに、バイデン政権がもう一本、ヒットを飛ばした。12月9日と10日の2日間、米国が初めて開催する「民主主義サミット」に、台湾を招待した。参加国のリストには欧州や、もちろん日本も含まれ、中共やロシアは排除された。中共やロシアを念頭に、「民主主義 vs..専制主義」の構図を掲げて外交を展開してきたバイデン政権の肝いりのイベントだ。議論のテーマは「権威主義からの防衛」、「汚職との闘い」、「人権尊重の促進」だそうで、民主主義は専制主義に優る仕組みであることをアピールする。

    民主主義サミット


     台湾からはIT担当オードリー・タン氏と、在ワシントン駐米台北経済文化代表処の蕭美琴代表が出席する。そして時を同じくして、安倍元総理が台湾の研究機関が主催するイベントにオンラインで出席し、「新時代の台日関係」と題した講演を行うという。安倍元総理は7月、日米と台湾の議員らによって開かれた「日米台戦略対話」にサプライズゲストとして出席するなど、日台関係のリンク役として積極的な動きを見せている。動きの鈍い現政権と比べ、頼もしさは次元が異なる。

     中共当局はお約束通り、「アメリカと台湾による、いかなる形の公式の交流にも断固反対する。アメリカには『1つの中国』の原則をしっかりと守り、台湾に関わる問題を適切に処理するよう求める」と語り、加えて「台湾による外国の力を借りて両岸関係を破壊しようとする企みは目的を達成できない」といきり立った。2022年秋に予定する5年に1度の共産党大会までに台湾問題に何らかのケリをつけたい中共は、北京五輪があるために現時点で目立った対抗手段に出ることができず、キンペーの苦虫を嚙み潰したような顔が目に浮かぶ。

    趙立堅


     問題なのは岸田内閣だ。中共になにか弱みでも握られているのか、対中外交の姿勢として明確なメッセージを一切発信していない。閣僚は親中シフトが鮮明で、同盟国や民主主義陣営の友好国らは、我が国の新政権の対応をウォッチしているはずだ。五輪への対応を「独自に判断する」というなら、その独自の判断をそろそろ示すべきだろう。それができないなら、「決められない政権」という評価が定着し、国内外からの信頼は低下するのみだ。まだ何も仕事をしていない岸田内閣には、そろそろ仕事をしてもらいたい。


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    4 Comments

    HAKASE(jnkt32)

    「ここ一番!」を理解しているか

    お早うございます。中共の趙報道官は 確かに雰囲気が芳しくあ
    りませんが、むしろその方が適役ではないかというのが拙印象で
    あります。笑 詳細の所は、ご存知の通りです。

    岸田政権の曖昧な対中姿勢は、峻険な台湾問題を抱えている現状
    を考えると「これで良いのか?」とつい思ってしまいます。「
    ここ一番!」の時の踏み込みが明かに弱い気がします。

    欧米や豪の各国の方が、より踏み込んだ対応へと動く状況をみると、
    我国が危険な形で取り残されるという事態にも陥りかねず、岸田
    総理には改めて覚醒を願いたいものですね。恐れながら今回貴
    記事も拙リンク致したく、お届出の次第であります。

    • 2021/11/26 (Fri) 09:36
    • REPLY

    ボンちゃん

    外務大臣の時もただ居るだけの存在感の無い大臣だったが、総理になっても適当な言い回しで、なにも決められない。分配、分配、分配なくして成長なし? 言うだけばかりで中身無し。全く無能の極み。高市さんと交代したほうが良い。鳩山、缶、に次ぐ無能総理になりそう。まずは国防、国破れて経済も糞もない。

    • 2021/11/26 (Fri) 10:57
    • REPLY

    Alinamin2011

    自らの価値観、および人類普遍の価値観に基づいて行動しようとすることが信義であり、過去に受けた施しを判断基準に組み入れるのは恩義、一旦交わした他人との約束を判断の最大のよりどころにするのが忠義もしくは仁義。

    確かに、日本は信義を持つべきですね。

    とらこ

    台湾は冬季スポーツ人口が少なく、五輪に選手を派遣するとしても約8名程だとか。それで外交ボイコットをすると「中共は一つ」主張の大陸に選手団が人質にとられる可能性を懸念しているのだと。非常に納得できる懸念です。

    また、2017年以降芸能人への締め付けがどんどん厳しくなって今のところそのブラック指定対象になったのがネット登場人物を含めおよそ450人。

    「東京五輪に協力してやったのに」と言われても北京冬季五輪に世界が問題視している諸課題は、中共政府下で行われている人種・人権蹂躙にはじまって言論・表現封殺など、日本には存在しない「罪過」がドッチャリ。とても「バーター」にはなりません。(そう言うだろうな、とは想定していましたが)

    先日産経に、古森氏が米国議会のこれまでの「日中友好議連」への監視的視線を書いて居られ、翌日には産経記者のかなり林外相への温かい視線記事が載りました。それによれば林氏は「親中派ではあるがそれより親米派である」と。
    林氏は「『親』ではなく『知』。主張するべきは主張する」だそうですが、何派であれ言うべき時を失うならば国益も失うだろうが?と感じます。

    相手国への返答の時期が外交上どうなのか分かりませんが、今の世界情勢の中で自国民の気懸りをいつまでも宙ぶらりんにするのは拙劣だと思います。

    • 2021/11/26 (Fri) 15:35
    • REPLY

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