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    「小石河連合」が叫ぶ改革の嘘と、暗躍する老害

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     昨日、自民党総裁選の告示日を迎え、各候補が所見発表と共同会見に臨んだ。所見の内容も記者への答弁能力も高市候補が頭一つ抜けていたような印象だったが、これは自分にも高市氏を贔屓目に見るバイアスがかかっている可能性があるので、他の方の主観に委ねたいと思う。

     ただひとり、野田聖子が浮いていた。極めつけは対中外交と安全保障についての質問が記者から飛んだ時、野田は「米中で緊張感のある中で、日本は賢く対応する絶好のチャンス」とのたまった場面だ。評論家の八幡和郎氏は、これを評して「これではムンジェイン大統領の日本版だ」だとコメントを書いておられたが、まさに言えて妙だ。そういえば、河野太郎が連発する「ぬくもり」は、どことなくルーピー鳩山の「命を守りたいのです」を連想させる。岸田氏は下馬評通り、何を言いたいのかわからない場面が多かった。

     とにもかくにも、これで4候補が揃ったわけだが、注目は推薦人の中身だ。注目された野田聖子の推薦人20名の陣容は、下記のようなものである。

    野田聖子 推薦人


     案の定、20名中8名が二階派で占められている。二階の協力が無ければ、野田は再び推薦人不足で撤退という構図だったのだ。ほかには、今回の総裁選で草刈り場になっているといわれる竹下派から3名、存在すら忘れていた石原派から1名で、他の8名は無派閥というバランスの悪さだ。無理やりこしらえた推薦人グループなのだろう。

     では何故二階が野田を無理やり出したのか。ジャーナリストの山口敬之氏がDaily WILL Onlineで「自民党総裁選:「高市急伸」に対し「河野・二階傀儡政権」構想が浮上か【山口敬之の深堀世界の真相 No51】」と題した記事で解説しているが、永田町の裏のメカニズムが手に取るようにわかる力作で、政局を読むうえでは必読だ。つまり、河野を、安倍・麻生両氏と対立する中で勝たせようとしているのも二階、野田聖子を出馬させたのも二階であるということになる。

     要するに、二階氏としては、

     (1)高市が伸びている以上、決選投票は避けられない
     (2)地方票のボリュームが少ない決選投票では、岸田票と高市票を足し合わせた「2位3位連合」に河野は勝てない
     (3)しかし、野田に恩を売って出馬させれば、野田は高市から「女性宰相期待票」の一部を、河野・岸田から「リベラル・ジェンダー票」の一部を掠め取る事が出来る
     (4)第一回投票で野田が25+αの国会議員票を獲得すれば、それは即、決選投票で二階が自由にできる票となる

     という見方をすれば、全ての現象の辻褄があってくるのである。(前述の記事より抜粋)


     ということは、保守派からもリベラルからも一様に嫌われていた古い自民党の象徴である二階が、河野を勝たせることによって存続するという、極めて皮肉な結果が待っていることになる。河野、石破、進次郎のいわゆる「小石河連合」は党の改革を叫んでいるが、それは真っ赤な嘘というものだ。彼らの連合が帰着する点は、党の改革とは真逆の「古い自民党の温存と延命」でしかない。彼らは、安倍・麻生という自民党の象徴を「古い自民党」に見立てて対立軸を作ろうとしているが、それを支えているのは「もっと古い自民党」なのだ。

     ここで河野太郎の勝利を許すようなことになれば、今後数年にわたり、自民党を支配するのは二階ということになる。そういう展開が許せないなら、支援する候補者は自ずと決まるはずだ。


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    7 Comments

    敷島やまと

    社民党党首の方がお似合い

    総裁選に出ることだけが人生の目標だった野田氏。
    二階幹事長に金魚のフンみたいにまとわりついては
    二階氏の岸田憎しの執念にすがってやっと出馬できた。
    ついに悲願達成おめでとう!

    それにしても推薦人に名前を貸した議員がよくまあ
    20人もいたものだと呆れるばかり。
    裏で二階氏からどんな素敵なプレゼントがあったのかな?
    あるいは脅されたのかもしれない。

    配偶者が元暴力団員だと裁判で明確に認定された人物を
    日本の総理に担ごうなんて冗談じゃない。
    世界の嗤い者。
    有権者は反社に寛容な20人の推薦人の名前を
    よく覚えておく必要がある。

    二階氏は幹事長を外されてジ・エンドと思ったが、
    この期に及んでまだ影響力を保とうとする執念には脱帽。
    でも二階氏の神通力は幹事長から外れた途端に霧消する。
    老耄も進み、中央政界で及びでなくなる日も避けられぬ。
    二階・古賀氏の操り人形に過ぎない野田氏は老人の玩具。
    総裁選に出られるのもこれが最後でしょう。

    保守政党自民党の党員たるものが、社民党の候補かと
    間違えそうなトンチンカンな野田氏に投票するかね?

    真正保守高市候補は党員票でエセ保守野田氏を圧倒し
    初の女性首相候補は、高市氏以外にはないことを
    天下にしらしめてほしい。


    • 2021/09/18 (Sat) 09:15
    • REPLY

    なつこ

    酷いもんです、野田聖子

    二階の差し金でかき集めた推薦人が集まり、
    その推薦人とて、実害のない者ばかりが多いなか、
    漸く、立候補できた内情が、今の世の中
    バレバレであろうとも知ったことかの、屁の河童。
    とにかく出さえすればいいんだ私はと。

    私欲のためには、国家の危機も国家の尊厳も
    何のそのなのでしょう。
    公の観念も薄いこの人物を自らの権勢保持のために
    立候補させた二階のふるまい共々、日本政治の醜さが
    露骨に見えて、情けないものです。

    昨夜の櫻井よしこ氏のチャンネルで、
    野田聖子が無理やり入ってきたばかりに、
    本来、政治の根幹である政策の論戦が出来ずに、
    総裁選をワイドショー的な低レベルに落としてしまったと
    話されていたのですが、まさにそうだと思ったものです。

    余計な、どうでもいい野田 聖子でした。

    • 2021/09/18 (Sat) 10:03
    • REPLY

    Alinamin2011

    二階が悪の象徴という仕立ては、それなりのストーリーに見えるし、実際、そうなのかもしれない。
    しかし、こうしたストーリーを成り立たせてしまう今の自民党の「しくみ」こそが改革されるべき。
    野党があのテイタラクな今、自民党自身が、身を焼いた灰から再生するのを期待するしかないかと。

    かつて、小泉純一郎は「自民党をぶっこわす」をスローガンに世論を味方につけ、総裁に就いた。

    今回の候補でこれに似たニオイの発言をしたのは、二階を追い出す制度を提唱した岸田だが、さすがにこの「一本の矢」だけでは、今回のように逆襲に遭うだけ。
    二の矢、三の矢が矢継ぎ早に放てる「奥行きのある」政策力と実行力を期待したいです。

    私は、今回のどの候補者にも、この「奥行き」の不足を感じています。

    奥行きの中身、すなわち、矢継ぎ早の策は、必ずしも本人がオリジナルで出し続ける必要はなく、ブレーンを活かせばよいと思います。

    ただ、ブレーンを活かす構図は、世間からは操り人形、傀儡と同じ構図に見えたりもする。

    そこで大事になるのが、本人の“芯”だと思います。

    この候補者の面々から選ぶ党内選挙は、本人の芯がどうなのかで選ばれる選挙になれば良いと思います。

    実は、選挙の有権者は、本人の芯を見極める目が必要なのでしょうね。
    議員首班制にせよ、大統領制にせよ、有権者には、そこを見る目の確かさこそが求められるのでしょう。
    政治は国民のレベルを越えられないなどとよく言われるのも、その辺にあるのかも。

    ただ、議員票には次期総裁を傀儡にしたいと狙う人も少なからず居るでしょう。

    その意味では、党員票の風に期待か。

    本人の芯を問うべきという風が、世間から党員、自民党内に吹いていくことを期待したいですね。

    それが、自民党が自らを焼いた灰から再生する道なのかもしれないと思ったりします。

    シバサマ1966

    あり得ないはずの野田聖子立候補

    驚愕しました。

    推薦人は野田の配偶者が元暴力団員だったという裁判所認定の事実を知らないのか? それとも、そこまでして推薦する理由は、各推薦人が政治世界に生きる為の手段とする為なのか。
    きっと後で大恥かくに違いない。

    いずれにしても、野田聖子は総理大臣の適格性を欠いている。

    裁判所認定の事実を報道しないマスコミが日本の害悪なのは既に承知しているが、9月10日の野田オフィシャルブログを見たときに、野田聖子の本性が垣間見えました。

    夫が元暴力団員だった事を事実無根と書いた後に続けて、「息子を守るため」と書いて息子の写真を見せている。

    この様な裁判の応酬をする時点で立候補の資格無し。
    そして息子を守るためなら総理大臣にならなくていいし、万が一総理大臣になったらなら、息子以上に守るものが増えるんですけど。

    私には野田聖子の本性が、国民をおいてさっさと逃げた、ガニ大統領のイメージと重なります。

    野党も次の選挙で勝ちたいなら、ここが突っ込みどころなのに。

    • 2021/09/18 (Sat) 11:18
    • REPLY

    今國 護

    河野総理大臣で
    悪夢のミンス党とは別の「悪夢」が…
    日本国民にとっての悪夢は、
    何処かの誰かにとって「バラ色」ですから…

    HAKASE(jnkt32)

    一覧表は語る

    お疲れ様です。今回自民総裁選 4候補との向き合いは、拙方も高市
    候補にやや好意的バイアスがかかる様に自覚しますので 貴立場に
    近いでしょうか。笑

    昨夜は TV東京の番組「WBS」に揃って出演の 4候補を拝見。各位共
    政見はほぼ予想通り。野田幹事長代行の立候補も予定調和なら、否
    応なく感じる違和感も同様でした。

    今回貴記事の 野田候補推薦議員一覧を拝見しても、予想通り二階
    派傀儡の側面が強そうです。確か野田候補は前回総裁選も、二階
    幹事長の後ろ盾で出馬に及んだ様な。その事から、二階派の威光
    を利用できるのは今回が最後かもですね。

    勿論 野田候補の総裁選出は望みませんし、可能性も退くそうです。
    むしろ、仰る様に 河野候補選出の方が厄介そうです。こちらも
    背後には二階派の影響がありそう。Alinamin2011さんもご指摘の
    様に 二階幹事長一派の不良の一方で「そうした物語を成り立た
    せてしまう自民の仕組み」にもメスを入れる必要があるのかも。

    野田候補の勝算なしは良いとしても、こうなると国民向け発信力
    が強いとされる河野候補も要注意ですね。自民党員と関係国会議員
    の良識に委ねるしかないというのも歯がゆいですね。恐れながら
    、今回貴記事も拙リンク致したく お届出の次第であります。

    • 2021/09/18 (Sat) 13:26
    • REPLY

    とらこ

    「改革」は毎回選挙で大抵の議員候補が”公約”に言われる言葉ですが、何がどう問題だからこう変える、と言う具体的提案を聞いた覚えがありません。
    取り敢えず石破の「改革」は後ろ撃ちを止める事から始めるべきでしょう。

    政治上の発言がコロコロ変わり、官僚を罵倒するのが常だと言われる河野が言う「ぬくもり」とは、どういう発想から出てきた言葉なのやら。

    政治家の発言は一貫性が大事。それを気にしない政治家は政治屋であって、国民の信用を得るには非常に難度が高いだろうと感じます。

    野田氏は私的に論外。何故自民党に居られるのか?
    彼女に与する議員は殆どが自民党内の極左陣営を形作っている様に思います。極左と言っても彼女と立民共産の極左には差がありますが。
    自民党に「極左」は必要なのか?と疑問に思い続けております。
    この度の推薦人に川崎次郎氏が入っていますが、彼は今期で引退するのだとか?真実であれば彼は責任ある行動なのかしら?。

    岸田氏もねえ・・・出馬当初は発言もお顔もキリリとして、今度こそは変わる自覚を持ったのか?とほんの少しだけ期待してもまあ良いかな?と思ったのですが、その後の優柔不断さはやっぱり岸田氏。
    今この時の、波乱含みの世界情勢に抗して行けるのか?と不安になります。

    河野岸田は三代目、野田は二代目の政治家ですが、高市氏は徒手空拳で無所属で当選したのが政治家のはじまりだそうです。
    民放キャスターも務めて「メディアをよく知る人だ」と当時彼女と仕事をしたという元プロデューサーの記事がありました。
    メディアが持ち上げてくれない原因がこの点にあるのでしょうかね。

    • 2021/09/18 (Sat) 17:36
    • REPLY

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