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    立民の「政権取ったら」シリーズで読み取れるのは「政権取るつもりない」だ

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     日経新聞の調査によると、菅内閣の1年間の実績について、「評価する」(13%)と「どちらかといえば評価する」(44%)の合計が57%になったという。安倍前総理退陣の時の同じ質問では73%が評価すると答えたが、菅内閣の57%も決して低い数字ではない。実績を概ね評価しながら、菅総理が総裁選不出馬で退陣することに対し、72%が「妥当だ」と答えているのだから、民意というのはわからないものだ。

     短命に終わった菅政権だが、1年間で様々な実績を残した。そして、最後の置き土産としての総裁選不出馬も、皮肉ながら大きな実績に入るだろう。この菅総理の退陣によって、自民党総裁選が大いに盛り上がり、自民党ネタによるメディアジャックのような現象が起きている。信頼できる記者から、競馬の予想屋のようなエセ・ジャーナリストまで、こぞって総裁選を語り、野党のネタが入る隙間もない。菅総理続投の環境下で総選挙に突入させたいとも目論んでいた野党は、この状況の中で埋没している。

     なんとか耳目を集めたい特定野党の親分的存在である立憲民主党は、カウンターをヒットさせようと、13日に政権公約「多様性を認め合い「差別のない社会」へ」なる選挙公約を発表した。内容はお寒い限りだ。

    枝野

    多様性を認め合い「差別のない社会」へ

    1. 選択的夫婦別姓制度を早期に実現
    2. LGBT平等法の制定/同性婚を可能とする法制度の実現を目指す
    3. DV対策や性暴力被害者支援など、困難を抱える女性への支援を充実
    4. インターネット上の誹謗中傷を含む、性別・部落・民族・障がい・国籍、あらゆる差別の解消を目指すとともに、差別を防止し、差別に対応するため国内人権機関を設置
    5. 入国管理・難民認定制度を改善・透明化するとともに、入国管理制度を抜本的に見直し、多文化共生の取り組みを進める


     立民は「政権取ってこれをやる」をシリーズ化するつもりのようで、第1弾の「初閣議で決定する事項」に続き、これは第2弾だ。恐らく第3弾以降も準備中なのだろうが、この「多様性を認め…」なんちゃらが政権与党になってやることの一番目に出てくること自体が信じがたい。

     ここには政権としてやるべき喫緊の課題が全くない。その喫緊の課題のひとつはコロナ対策であり、もうひとつはコロナで傷んだ経済を立て直すための政策、そしてまたひとつは対中戦略を含む国家安全保障だろう。近年頻発している自然災害への対策もそのひとつかもしれない。そういった事柄のエッセンスの欠片すら、この「政権取ってやること」リストにはないのだ。国家の根幹にかかわる問題に関する議論が活発な自民党総裁選とは、著しく乖離している。

    立憲民主党 政権取ってこれをやる


     この5項目を、眩暈を伴いながら読んでいると、逆に「彼らは本当に政権を取りたくないようだ」としか思えなくなる。共産党と手を組むことを決めたが故に、独自の戦略を出しづらいのかもしれないが、そんなことは有権者の知ったことではない。

     NHKの直近の世論調査では、自民党の支持率が前回比で4.2ポイント増の37.6%だったのに対し、立民のそれは0.9ポイント減らした5.5%。彼らの友軍である朝日の調査でも、自民党の43%(前回比+8pt)に対して立民は11%(前回比△4pt)だった。この状況では「政権取ったら」という仮定も現実味はほぼゼロだ。「せいぜい頑張れ」と、乾いたトーンで言っておく。


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    5 Comments

    敷島やまと

    総裁選祭は大フィーバー

    野次馬としては、ドンキホーテ石破が何とか他派から
    推薦人をかき集めて「参加することに意義」で立候補
    すればレースはもっと面白いと思っていたところ、
    石破氏不出馬(実態は推薦人不足で出馬不能)で、
    総裁選は3人の争いとなった。
     毅然とした保守でぶれない論客高市氏はコアな保守
    自民党員の支持で意外と党員票を集めるかもしれない。
    (元反社の夫が疑惑だらけの野田聖子は最初から論外)

     河野氏は石破氏に協力を要請したというが、これは
    河野氏に焦りがあるからではないか?
    石破氏の党員票に頼る危険な賭けに出たようにも思える。
    党員の人気を背景だけでは総裁選は勝ち抜けない。

    河野・石破連合で頭一つリードしたように見えるが、
    自民党内では結構リスキーな作戦だと思う。
    若手は選挙の顔としての河野氏に期待する一方で、
    安倍・麻生の両ボスを敵に回すことになる。
    高市氏が善戦すれば、過半数を取れないかもしれない。
    安倍総裁再選時のように決選投票になったらわからない。

    自民党総裁選祭りは近年にないフィーバーぶり。
    29日の投開票までは自民党の電波ジャックは続く。
     実際週末のアンケート調査では既に効果が現れてきた。
    自民党の政党支持率は上昇の一方、立憲の支持率は
    下がって、予想した通りになってきた。
    自民党は惨敗どころか議席を増やす可能性大。
    潔く身を引いた菅首相に感謝の一語だわ。


    • 2021/09/14 (Tue) 09:14
    • REPLY

    今國 護

    まぁ、なんでも「ゼロ」が好きな政党ですからねぇ。
    看板だけの見掛け倒しどころか
    その看板すら偏向している惨状では…

    民意
    所詮「自分が(は)どうか?」でしかありませんので
    全体像とか大局的な見方が出来るのは
    ある程度高度な思考が出来る人に限られます。
    オマケにマスゴミ横並びで
    「自粛」と「外出」を交互に煽るのですから
    大衆に「不安を持たせ」「不満を募らせ」
    やり場のないストレスを政権に向けさせているのですから
    どれだけ正確性があるアンケートか知りませんが
    そんな数字になるのも自然な流れです。
    多分、後年に様々な比較対象とか広まって
    庶民が知るに至って評価が上がるケースなのでしょう。

    HAKASE(jnkt32)

    このままでは支持率低迷のまま

    今晩は。立憲民主党は本当に日本及び日本人の事共を正しく理解把握
    しているのか疑わしくなりますね。

    今回貴記事に取り上げられた事共も、ネット中傷誹謗対策や入管問題
    など一定必要な所もありはしますが、本当の意味で我国の独立と尊厳
    に則ったものとはどうしても思えない所の方が多いです。

    同党はこれ以外にも、安倍前政権の経済政策「アベノミクス」の
    功罪検証や 蒸し返しに近い「森友・加計問題再調査」などを標榜
    していますが、こちらの方も腰砕けら終わる可能性が高そうです。
    こんな事では支持率浮揚など到底望めないでしょう。

    • 2021/09/14 (Tue) 22:58
    • REPLY

    とらこ

    無理して好意的に観ようとすると、弱者いじめはいけません的な、一応は「道徳」路線ではある「多様性を認める」”政策”なのかな?と思いますが、その「多様性」には少数弱者への目線があっても一般多数の弱者の「多様性」は無視されがちの感じが致します。つまり、一般国民は埒外かと。

    同じ「道徳」でも、従来の父母への感謝とか祖先・家族や師弟への礼節や敬愛と言った人間の基本的道徳や情愛は無視されて、夫婦別姓だの性意識の「自由の権利」重視の「差別、虐め禁止」。
    虐めはともかく、差別と区別の違いも認めない独断的立民基準には、逆にとても「多様性」の隙間が無い様に感じます。

    DV問題にしても、立民案では救済されるのは「女性」に限られていますが、ニュースなどで見る事件では、とんでもない凶暴性や残虐性を帯びた女性側からの暴力も最近少なくない様に思え、何故「弱い女性」目線なのかな?と疑問に感じます。

    何にしても、立民は国家観や国際観、国防観が圧倒的に欠如した政党なのでしょうね。率先して対外問題を自ら抱えようとした過去実績を見た記憶がありません。

    • 2021/09/15 (Wed) 00:29
    • REPLY

    兵六玉

    さらっと「国内人権機関」を設置、と書いているところが怖いです。北朝鮮か中共か、という感じで。それに入国管理制度の抜本的な見直しとは、テロリストでも誰でもフリーパスで入国できるようにするということでしょうか。
    政権構想というより、特定目的の活動家組織のアジビラという感じですね。

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