対中非難決議を止めた3人の「元凶」

棚上げされた対中非難決議。産経新聞の阿比留瑠比氏は、定期コラム「極言御免」でこう書いている。
支持母体である創価学会員からも、「なぜ採択に消極的なのか」と疑問と批判の声が多く寄せられたにもかかわらず、公明党は採択を引き延ばし、葬り去った。これは現在進行形の少数民族弾圧に事実上、加担したといえ、同党はもはや「人権の党」「平和の党」を名乗る資格はない。
その公明党との選挙協力を優先し、また内部に中国寄りの議員が少なくないこともあって、会期末ぎりぎりまで採択を党として了承しなかった自民党も同罪である。党内部には「こういうのに興味はない」と言い放ち抵抗した人物もいる。
私はこの決議を止めた与党内の人物の名前を公表して欲しいと願っており、そう書いてきた。決議が流れ、国会が閉会し、その犯人捜し徐々に進んでいる。
虎ノ門ニュースに出演した櫻井よしこ氏が、先ず、公明党側の展開に言及した。阿比留氏が書いている通り、創価学会には月議案を採択すべきだという声が少なくなく、櫻井氏は国会議員にも「決議に賛成すべき」とする議員が圧倒的だったと語る。しかし、代表の山口那津男が「絶対に納得しない」と突っ張り、決議採択を許さなかったという。足を引っ張った公明党全体が、国民の批判の対象となって当然だが、最も批判されるべきは山口那津男であるということだ。
一方で、自民党側で止めたのは、やはり二階と、その懐刀と言われる林幹雄であるようだ。今週の月曜日、ウイグル議連の会長を務める古屋圭司氏、政調会長の下村博文氏、南モンゴル議連から高市早苗氏、そして事務局的に動いていた長尾敬議員らが二階、森山国対委員長らのところに説得に回った。二階は一旦は了承し、サインしかけた。それを止めたのが林幹雄(はやし・もとお)だという。虎ノ門ニュースでの有本香氏の話によれば、阿比留氏が書いた「こういうのに興味はない」と言い放ったのは林幹雄だという。
「THE元凶」 林幹雄・二階俊博・山口那津男
「THE元凶」と言うべき3人だ。この決議を採択するため、現場を奔走していた長尾議員は、「本来、国会決議採択で必要のない手続きが、対中人権侵害非難決議の場合は、特別に必要になる、節目毎にこの繰り返し」と吐露していた。国会日程を睨んで、様々なトラップが仕掛けられていたということだ。三役のなかで、総務会長の佐藤勉の名前は、この過程で全く聞こえてこなかった。三役の政調会長の下村氏は決議を求める側で動いていることを考えれば、トラップの仕掛け人は二階しかいない。
創価学会員は、この山口那津男という代表の首を挿げ替えるべきだ。公明党の金看板が「平和の党」「人権の党」というのは、今回の件だけを見ても「まやかし」であり、現状は「中国共産党のための党」でしかない。こういうのを国賊というのだ。もし公明党の今回の態度が恥ずべきものだと良心の呵責を感じるのであれば、学会の力で是正すべきだろう。もしくは、「創価学会は中国共産党の下部組織」、「創価学会は人権蹂躙の加害者」だと認めるべきだ。
長尾氏は、「「事の詳細」は某オピニオン誌に掲載する予定です。」と書いている。氏は、党幹部から「選挙も近いのだから、そろそろ選挙のことを考えた方がいい」と、半ば断念を迫られたのだという。「選挙」を仕切るのが幹事長であることを考えれば、二階俊博のクズ臭が匂うようでもある。長尾氏の今後の活躍と健闘を期待したい。
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