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    日台という運命共同体

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     八田與一が台湾に建設した烏山頭ダムの着工100年を記念し、8日、台南市の八田與一記念公園で式典が行われた。式典には蔡英文総統、頼清徳副総統、蘇貞昌行政院長という台湾のトップ3が参加したが、外国が関わる歴史イベントで台湾政治のトップ3が参列するのは極めて異例だそうである。台湾近代化の礎となったダムを作った八田與一の功績をたたえることもあるが、台湾の現政権が日本を信頼し、中共への共闘を呼び掛けるメッセージだろうと思う。

    蔡英文総統


     一方、非難決議を行うのに、肝心の中共を名指しできない日本の政治も情けない。中共への配慮のあまり、角を立てない決議文にするために奔走した議員連中がいるはずだが、のリストを入手したいものである。その中には当然ながら、立憲民主党の議員の名前がごっそり入っているはずだ。立民党は東京オリンピック開催中止論に舵を切ったようで、7日、「この夏の五輪は延期か中止を」と国会質問で述べている。泉は政調会長であり、即ちこれは立民党の公式な見解だ。共産党との一体化がさらに前進したかっこうだ。

     ただ、彼らが恐らく親分と仰ぐ中共が「東京五輪開催を支持」と打って出たのには面食らったのではないか。もちろん、「日本よ、支持してやったぜ。だから北京五輪にはケチ付けるなよ」というメッセージ付きの支持だ。まぁいずれにせよ、立民と共産が一体化を促進するなら、立憲共産党なりなんなりに、党名を変更したらいかがか。政党名をロンダリングしてきた過去があるのだから、それほど抵抗があるとも思えないが。

     話を台湾に戻す。ブリンケン米国務長官は7日、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長に対し、24日からオンライン形式で開かれるWHO総会に台湾をオブザーバー参加の形で招待するよう求めたことを明らかにした。G7外相会談での合意を、米国が代表してWHOに突きつけた格好だが、テドロスをはじめとする親中のWHO幹部が、これを簡単に受け入れるとは思えない。中共が裏であれこれと振り付けし、米国の要求を拒絶するはずだ。

     烏山頭ダム着工100年の記念式典では、安倍晋三前首相がビデオメッセージを寄せ、「真の友人だけがつくる深い交わりをこの先もずっと、世代を継いで大事にしていきましょう」と強調したそうだ。対中関係に限らず、日本と台湾は運命共同体ともいうべき関係だ。中共がヘタれるまで孤立させる外交で、日本は主導的立場を担うべきである。


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    7 Comments

    45歳日本人

    台湾について

    初めてコメントさせて頂きます。私は日本人で日本が好きなのでブログ主様の意見にいつも頷きながら楽しく拝見させて頂いています。ただ一点、私が危惧しているのが台湾に対しての『日本人の平和ボケ』です。私は台湾は【戦略として】親日を掲げているように感じています。かつての支那や朝鮮。平和を愛する諸国(笑)は過去に何度も何度も『親日の良き隣人』を演じて日本人から盗めるものを盗みつくしました。結果どうなりましたか?保守と呼ばれる人でも台湾に対しては現実を冷静に見ていないように思うのです。台湾は今でも尖閣諸島の領有権を主張しています。中国との交戦に自衛隊を巻き込みたい「今は」棚上げにしてるだけ。この構図、過去の歴史で見られなかったでしょうか?日本人は冷静に現実的な視点で物を見ることが出来なくなったのか、といつもモヤモヤするのです。

    ツクノ

    45歳日本人さん

    ○たとえアメリカ合衆国であっても、日本国とは違う国なのだということは、管理人さんもみなさんも、理解されていることだと思います。レッドバロンさんは、2021年5月5日記事のコメントで、「およそ国家の名に値するものに友邦などと言うものは存在しない」というドゴールさんの言葉を引用されてました。

    ○国々それぞれに違いがあることを理解したうえで、まったく方向性の違う国と方向性の同じ国があると思います。価値観を共有できる国同士で協力することは、自然な話ではないだろうか。日本国と台湾の場合も、協力するのはあたりまえではないかと。

    ○ただ、45歳日本人さんが懸念されているように、台湾といっても親台派と親中派があり、台湾の親中派から中国への技術流出は、常に警戒しなくてはならないことだと思います。ただ、それを言うと、日本国内にも、米国にも、親中派はいるわけです。まず、日本国としての国益を守ることは、大事なことだと思います。

    ○もっといえば、日米で、台湾防衛は安全保障と国益上、必要なことだという政治的な判断がなされれば、台湾有事で自衛隊と米軍の派遣もあり得ることだと思います。それは、台湾有事に巻き込まれた形ではなく、日米の安全と国益を守る意味合いのほうが強いのではと思います。

    レッドバロン

    台湾の24882488鎮護者

    八田興一の大きな仕事の背景にはこれを全面的に支援した明石元二郎の存在があります。明石元二郎は日露戦争の時に一大諜報活動に勤んだかの「明石大佐」であり、最終的には陸軍大将、第7代台湾総督、初代の台湾軍司令官になっていました。八田興一のプロジェクトには台湾総督府の3分の一以上の予算を確保して、台湾の治水と経済の振興に尽力しました。

    彼は公務のために本土に渡航する洋上で病を得、郷里の福岡で死去しますが、
    「余の死体はこのまま台湾に埋葬せよ。いまだ実行の方針を確立せずして、中途に倒れるは千載の恨事なり。余は死して護国の鬼となり、台湾の鎮護たらざるべからず」
    との遺言を残しました。

    よって遺骸は福岡から台湾にわざわざ移され、台北の三板橋墓地(現在の森林公園)に埋葬されました。明石大将の霊位はいまだに墓前にある鳥居と共に、台湾の地を鎮めているそうです。

    今の日本のへたれ具合は別にして、明治の精神がなおも日本との台湾を守ってくれていることに留意したいものです。


    • 2021/05/10 (Mon) 18:18
    • REPLY

    とらこ

    今朝の産経「正論」欄は元駐米大使の加瀬良三氏がお書きでした。
    その中に
    <日本政府は1969年11月の沖縄返還に関する佐藤・ニクソン共同声明(第4項)で、
     朝鮮半島に於ける情勢は「日本自身の安全にとって緊要(エッセンシャル)」
     台湾に於ける情勢は「日本の安全にとって極めて重要な要素(ア・モスト・インポータント・ファクト)」
    であるとの認識を表明しており、略> と現在に続く外交史を示され

    <仮に台湾に反米・反日のレジームが誕生した場合のアメリカ及び日本にとっての悪影響は甚大なものになるだろう。それは尖閣の運命にも直結する。シーレーンへの打撃は言うに及ばず「海洋国家」日本が享受する「排他的経済水域」(EEZ)は劇的に縮小しかねない。>  と当然のご指摘。

    そして <必ず来る、日本が「旗幟鮮明」にする時>への対処の仕方が日本の命運を左右するであろうことも書かれているのですが、元外務官僚だけあって
    <争いを回避し、基本問題を先延ばしにして対処するのは日本のお家芸であり、それで日本は成功してきたと実感するし、他国には真似のできない日本独自の「スキル」で過小評価するべきものではない>・・・だそうな。
    この部分には、それで失った大事な国益は無かったのか?と私的に抵抗したい気も致しますが、加瀬氏のご意見です。


    我が国の領土である尖閣には日本国民が上陸できない現状ですが、日本政府が近未来、尖閣をどうする計画なのかが私達には示されていないと思います。
    無人島のままであっても領土として国が守る決意がもっと国民に感じ取れれば、少しは国民意識も高まろうに、と思います。

    台湾には朝鮮半島よりも日本の統治期間が15年長かったからか、或いは原住民族の気質の違いなのか。日本の長所は長所として認める「大人性」が育っている様に感じます。
    ベタベタの「友好」には真実は無いと思いますが、塩梅の良い距離を保って互いに理解しあう国家観を持てる間柄として、今のところは台湾が日本にとっての真の友好国だと考えます。
    利害は互いにあるのが「外交」だと思います。

    • 2021/05/10 (Mon) 19:07
    • REPLY

    HAKASE(jnkt32)

    まず「功労」の史実を心に留めたい

    今晩は。他の各位ご見解にも跨りますが、八田技師と明石武官の台湾に対する良
    き功労は、拙者も概略は存じておりました。

    この佳き史実を正確に留意し、次世代に伝えて参るのが 我々の大きな一使命だ
    と心得ます。

    その上で、やはり「台湾有事は日本有事」との認識を正しく持ち、信頼に応え
    る責務が我々日本人にはあると思います。対中非難決議に「対中」の文言が抜
    かれるのは あってはならない事で、是非共明記させる必要がありますね。

    • 2021/05/10 (Mon) 22:03
    • REPLY

    シバサマ1966

    45才日本人さまへ

    タブーかも知れませんが、台湾は肌の色も近く、かつて日本統治の経験をも持った上での親日国。

    尖閣諸島で意見が異なっているとしても、又、仮にその親日が日本を味方につけるための方便であったとしても、現在の日本からすれば大切に付き合っていくべき国であることに間違いはないと思いますよ。

    日本には大同出来る味方が少しでも多く必要です。

    それでも日本人の平和ボケは、全くその通りで残念なことです。

    • 2021/05/10 (Mon) 23:44
    • REPLY

    シバサマ1966

    付け足し

    かつて台湾が日本統治にあったということは、それだけ戦前の日本を知って、理解してもらっているということです。現代の日本人よりも記憶は確かに違いありません。

    どこかの反日国とは雲泥の差です。

    • 2021/05/10 (Mon) 23:53
    • REPLY

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