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    震災9年 ~ フクシマ50への感謝と、朝日新聞の大誤報を忘れない

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     あの東日本大震災から、今日で9年を迎える。震災9年の今日、大震災の比ではないものの、日本は武漢肺炎という国難に直面している。今日ぐらい、政争は止め、震災でお亡くなりになった方々、被災された方々と、被災地に向けて祈りたい。

     おりしも今、震災による福島第一原発事故の発生時に、発電所に留まり、大惨事を防ぐための対応業務に従事した約50名の作業員「フクシマ50」の闘いを描いた映画「Fukushma 50」が上映されている。不急の外出は自粛するようにとのことなので、私はまだこの映画を観ていない。観ていないが、この映画の原作「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」は読んだ。心揺さぶられるドキュメンタリーで、涙なしには読めないものだ。特に関東とその以北に住む者にとって、彼らは恩人だ。彼らの頑張りがなければ、首都圏を含む東日本は「住めない土地」になっていた可能性があるという。

    死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発 (角川文庫)


     震災は、自衛隊など、自分ではなく人のために活動する人や組織のすばらしさを再認識させた。同時に、日本の汚点と言えるものも炙り出した。時の菅直人政権は汚点のひとつだが、この政治家と政権については散々書いてきたので、このエントリーでは深堀りはしない。ただ、菅直人が当時野党だった自民党の総裁、谷垣禎一氏に大連立を持ち掛け、結果として、震災のどさくさに紛れて自分の政権の維持、延命を図ろうとしたことだけは忘れてはなるまい。結局、菅は自分のために震災を利用しようとしたのだ。

     もうひとつ、忘れてはならない汚点は、朝日新聞の大誤報、「「吉田調書」福島原発事故、吉田昌郎所長が語ったもの」である。

    吉田調書


     このコンテンツは、まだ朝日新聞デジタルの中に存在する。この特集記事の冒頭には、「「吉田調書」をめぐる報道では、「命令違反で撤退」という記述などに誤りがありました。読者と東京電力の皆様に深くおわび致します。」という記述があり、“一応”は誤報を詫びている。しかし、朝日新聞デジタルの検索窓にこのページのタイトルを入れて検索をかけても、この特集記事はヒットしない。

    検索されない吉田調書


     極めて不誠実ではないか。Googleでヒットするにもかかわらず、朝日新聞デジタルのサイト内検索では、あたかも自社の黒歴史を隠すように、「なきもの」にされているのだ。

     東日本大震災は、地球規模の大ニュースだった。発災後、海外のメディアも盛んに震災報道をしており、BBCなどは「フクシマ・フィフティー」を英雄視していたと記憶している。しかし、この朝日新聞の大フェイク・ニュースの影響もあり、海外の有力メディアは「パニックに陥った作業員が原発から逃走」(米紙ニューヨーク・タイムズ)などと批判的な論調で一斉に報じた(産経より引用)。前述の「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」の著者である門田隆将氏が、朝日の報道に誤りがあると指摘したが、朝日新聞は「朝日新聞社の名誉と信用を著しく毀損」とし、記事を掲載した週刊ポストと門田氏に対してあからさまに抗議し、訂正と謝罪が無い場合は法的措置を検討すると通告したのだ。

     結局、朝日は誤報を認め、2014年9月に謝罪会見を開き、記事を取り消したうえで謝罪した。いわれなき大誤報で名誉を奪われた吉田昌郎所長が鬼籍に入ったのは、朝日の謝罪があった年の前年、2013年7月である。木村伊量社長(当時)の「みなさまに深くおわびします 朝日新聞社 代表取締役社長 木村伊量」という謝罪文も、前述の吉田調書の特集記事と同じく、朝日新聞デジタルのサイト内検索ではヒットしない

     これが朝日新聞の実態である。彼らは人の名誉や尊厳など、なんとも思わない。誤報であるにもかかわらず、指摘した人物と発行者を、訴訟をちらつかせて脅す居丈高な姿勢と手法は、その後、モリカケ報道で朝日を批判した小川榮太郎氏と飛鳥新社に対しても行使されている。

     映画はまだ観ていないのだが、きっといい作品になっている。一人でも多くの国民が、フクシマ50の活躍を知り、彼らに感謝する機会としたい。そして、朝日の大誤報を、今一度、頭と心に刻み込みたい。



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    6 Comments

    なつこ

    至誠のままに

    涙がこみ上げてきます。

    赤い折り鶴に台日加油 台湾と日本、一緒に頑張ろう!との
    画像を添えて、台湾の蔡英文総統が、ツイッターを
    寄せて下さいました。

    蔡英文 Tsai Ing-wen @iingwen· 5時間

    災害に遭う度に台湾と日本はお互いに寄り添って逆境を
    乗り越えてきました。
    東日本大震災が発生して9年になった今日も一緒に
    新型コロナウイルスに立ち向かっています。
    だからこそ、本日の午後2時46分、私は日本の皆さんと一緒に
    犠牲者のご冥福を祈り、黙祷します。
    #東日本大震災から9年 #台日友好


    この胸が熱くなるメッセージに対して、
    門田隆将氏が応えてあります。

    門田隆将 @KadotaRyusho·3時間

    この思いを伝えてくれるのは台湾だけだ。
    大津波の映像に台湾の人々は涙を流し、
    人口2300万人なのに二百数十億円の義援金を贈ってくれた。
    人口比で算出すれば日本の1300億円だ。
    台湾全土で小さな子供達が「これを日本に」と
    大事な貯金箱を窓口になっていたコンビニのレジに
    差し出す光景が忘れられない。



    日本を貶め、日本に害為す日本人が居て、
    同胞に心を通わすことのない日本人がいるなか、
    心を寄せてくださる台湾の方々の至誠には感謝しかありません。
    これもまた、先人が遺してくれた天に恥じることない立派な生き方が
    時を超えて、私たちに向けてくださる温かい眼差しとなって
    返ってくるのだと、深く感じ入るものです。

    ここに福島フィフティと海外のジャーナリストが驚嘆し、讃辞を表した
    当時を折にふれ、話されている門田氏です。
    この時を詳細に筆にとられた氏の言葉を重く受け止めます。
    「福島の人が可哀想ではなく、福島の人に日本が助けられたのだ」と。

    天災も人災も国家、国民を突如として襲います。
    台湾の方々のように、常に国家存亡の危機に備える国民でなければ、
    平和ボケの緩い日本人であっては、これからの世界の大変革の世を
    生き抜いていけないと心しなければいけません。

    災禍に遭われた東日本の方々のご冥福をひたすら
    お祈りいたします。
    そして、気高い精神のままに、身を捨てる覚悟のお働きで、
    日本を救ってくださった皆様に感謝を捧げます。

    • 2020/03/11 (Wed) 16:28
    • REPLY

    とらこ

    門田氏のご著作は発刊すぐに読みました。
    当方被災はしていませんがインフラ一切が途絶えた中での生活でしたので、当日から起こった事を知ったのは数日後でした。種々飛び交う情報の中で、幾人かの真摯な発信のありがたさを実感した事を忘れません。

    武漢ウィルス以前にはこの映画への関心が濃かったのですが、この時間帯に封切る事に、今は非常に違和感を持ちます。
    映画は所詮商興業ですから、上映スケジュールを重視するのは当然なのでしょうが。

    ウィルス感染と被爆は大違いではありますが、吉田所長をはじめとする東電所員の渾身のお働きは、国民を被爆させない為に命をかけた行為ですから、それを取り上げたせっかくの作品を、映画館と言う閉鎖された空間で、今この感染防止が大事な時に予定通りに上映されるのか?とかなり醒めた感想です。

    • 2020/03/12 (Thu) 00:18
    • REPLY

    匿名

    拡散希望、フクシマ50をGoogleで高評価しよう!

    Googleで映画などの名前で検索すると、グッド・バッドボタンが表示されます。ご覧になった方、是非評価して下さい。
    因みに減税。
    新聞記者、82%
    フクシマ50、81%
    そこまで言って委員会、74%
    虎ノ門ニュース、90%
    ニュース女子、87%
    日本国紀、64%
    サンデーモーニングシ、20%
    映画名、番組名、本名でGoogle検索するだけです。

    • 2020/03/12 (Thu) 02:16
    • REPLY

    ツクノ

    とらこさん
    >武漢ウィルス以前にはこの映画への関心が濃かったのですが、この時間帯に封切る事に、今は非常に違和感を持ちます。

    〇映画館や学校などは、閉鎖空間、密集、長時間待機のため、クラスター感染のリスクが高いようです。たとえば、入口でマスクを配布する、入場する人数を制限し、座席の間隔を空けるなど、特別な対応は必要かもしれません。

    〇いずれにしても、ひとりでも感染者が出てしまうと、学校の休校のように、その映画館はしばらく休館にせざるを得ないと思います。今、映画館を営業することは、観るお客さんにも、感染のリスクはあるのかもしれませんが、お店側のほうにも、営業上のリスクは高いのかもしれません。

    〇映画「Fukushma 50」を観たいと思う心ある方にこそ、不要な感染リスクは負ってほしくないと思います。観るときは、マスク必須かもしれません。

    〇マスクは、感染予防に効果がない、という話もあるようです。わざと咳き込む輩も市中で散見する中、ウイルスを大量に取り込むことを避けて、重症化しないよう自衛する、そのためにもマスク着用は、一定の効果はあるのではないかと思います。

    〇映画館の売り上げ厳しい中、業界全体の現状への一時的対策は必要かもしれません。映画館側は、ネットの動画配信会社から、利用料金(ロイヤリティ収入のような利用料)を払ってもらうことで、映画館公開と同時にネットでも同時配信するような対策も必要かもしれません。

    cosmos

    試写会に申し込んだところ当選し、見てきました。当時、福島でこんな大変な事が起き、それを必死で防ごうと頑張ってくれた人びとがいた事を生々しく感じ取り、感動しました。同僚の夫は、電気関係の仕事をしているのですが、自分の体験に重ね合わせて涙が止まらなかったそうです。勿論、帰り門田さんの原作本を買ってきました。今朝のテレビで医療関係の方が、映画館は天井も高いし、2時間位の上映の後、換気するから心配いらないとと言っていました。もちろんマスクを付けてのうえです。

    (名前空欄)

    あの大変な時に、国内で必死に頑張った自衛隊にも医療関係者
    また、アメリカのトモダチ作戦にも
    他国から寄附にも感謝する事も思い出す日

    約10年周期で感染症や災害が起こっているので、昔の歴史を知る事も
    必要だと思います

    • 2020/03/15 (Sun) 15:30
    • REPLY

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