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    トランプ米大統領が拉致被害者家族に語ったこと、全文

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     令和初の国賓、トランプ米国大統領の訪日が成功裏に完結したが、野党や反日左派メディアは、いまだ粗探しに躍起だ。彼らアベガーたちのネタは、ゴルフなどで交わされた会話で密約が結ばれただの、貿易交渉で多大な情報を迫られただの、夏の参院選まで待ってくれと安倍総理がトランプ氏に「懇願」しただの、都市伝説の域を出ないものばかりだ。自国の政治リーダーに失敗を望むという、愛国心の欠片もなく、志の低すぎる批判には辟易とするが、それが彼らの平常(平壌)運転であり、彼らの運転する車にはブレーキというものがないから始末が悪い。

     そういうアベガー連中が、トランプ氏の訪日における安倍総理との活動の中で、決して批判の具にしないものがある。拉致被害者家族との面会だ。ホワイトハウスのウェブサイトには、拉致被害者家族との面会で安倍、トランプ両首脳が語ったコメントの詳細がリリースされている。トランプ大統領のコメントは、非常に心温まるものだった。それを和訳してくださった方がいるので、お借りして全文を掲載する。

    日本人拉致被害者家族との面会におけるトランプ大統領及び安倍総理大臣の発言
    Remarks by President Trump and Prime Minister Abe in Meeting with Japanese Families of Those Abducted by North Korea

    赤坂パレス
    東京、日本
    2019年5月27日

    トランプ大統領: どうもありがとうございます。この度は、私が拉致被害者の兄弟、姉妹、ご両親の皆さんとのとても素晴らしい関係での2回目の面会です。私は、本当に気がかりでなりません。私はまた、それが皆様の首相の第一の目標であることをはっきりとお伝えすることができます。首相が拉致被害者の皆さんを取り上げない会議はありません。

    私たちは一緒に働きます。皆さんには偉大な首相がいます。彼はこの国を愛しています。彼は皆さんを愛しています。そして、私たちは皆さん方のご親戚、お嬢様、ご子息、お母様を母国に連れ戻すために一緒に働きます。私たちは一緒にそれに取り組みます。いいですか、晋三?

    とても悲しいストーリーです。皆さんにお伝えしなければなりません。私たちはそれらを耳にしてきましたが、場合によっては、再び耳にしたものもあります。前回訪日したとき面会を行い、素晴らしい拉致被害者の皆さんにお会いできたことは光栄でした。

    皆さんは、皆さんのお母さまについて、そしておそらく皆さん方のお嬢様について、手短にメディアに話すことができます。そして、彼らは私たちが話していることのほんの少しのサンプリングを得るでしょう。しかし、私は皆さん方の偉大な首相がなぜそれを強く感じるのか理解できます。どうぞ。

    安倍総理:(通訳)大統領夫妻、北朝鮮に拉致された方々のご家族とお時間をいただき、ありがとうございます。特に、ご家族の話を丁寧に聞いて、親切にしていただき感謝しています。

    トランプ大統領は、ハノイでの第2回金正恩朝鮮労働党委員長との首脳会談で拉致問題を取り上げてくださいました。また、その際には、日朝関係についての私の考え方を伝えていただきました。そして、ここにいるご家族の皆さんにお伝えしたいのは、大統領が北朝鮮に関する外交政策や外交政策を進める中で、トランプ大統領は常に、家族が共有する純粋な気持ちを考慮してきたということです。

    そして、拉致問題の解決に向けて、トランプ大統領はあらゆる努力をしてくださっていると確信しています。貴重な機会ですので、有本さんと横田さんに、メディアの方々とお話をしていただきたいと思います。

    トランプ大統領:どうぞ、どうぞ。

    飯塚さん :(通訳)大統領ご夫妻、ご多忙のところ、お時間を割いていただきありがとうございました。また、私の母についてお伝えしたお話に注意深く耳を傾けてくだいましてありがとうございます。

    母は、過去41年間もの間、息子や家族と離れ離れになっています。安倍総理とトランプ大統領が、拉致問題の行き詰まりを打開し、一刻も早く母の帰国を実現することを心から願っています。

    横田さん:(通訳)大統領ご夫妻、ありがとうございます。改めて感謝申し上げますとともに、喫緊の問題に対するご支援に深く感謝申し上げます。

    私は、大統領が拉致被害者の家族と2度目の面談のお時間を割いてくださったという事実は、大統領がどれだけ真剣に拉致問題を解決しようとしているかを示していることを強調したいと思います。

    また、大統領は金正恩朝鮮労働党委員長に、拉致問題を提起されました。その後、この問題の解決に向けて、歴史上初めて具体的な進展が見られるようになりました。そういう意味で、私たちはトランプ大統領、そして安倍総理に対しても全幅の信頼を寄せています。

    私たちが(通訳メモ:聞き取れない)しているのは、拉致被害者の帰国だけでなく、平和が訪れることを見たいと思っています。拉致問題の解決を望むなら、北朝鮮に平和が訪れ、また、北朝鮮の人々がこれまで経験してきた飢餓などの苦しみから解放されるでしょう。

    ですから、世界平和の実現に向けて協力していきましょう。そして、平和への私の願いと、世界平和への私の決意を、皆さんと分かち合いたいと思います。また、この機会に、今後ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。

    トランプ大統領:ありがとうございました。

    END

    2:36 P.M. JST


     トランプ氏には批判も多々あるようだが、ひとつ確実に言えることは、彼が歴代米国大統領のなかで、この拉致問題解決に最も深い理解と同情、そして問題解決への姿勢を見せていることだ。それは、安倍総理を指しつつ、「私たちは皆さん方のご親戚、お嬢様、ご子息、お母様を母国に連れ戻すために一緒に働きます。私たちは一緒にそれに取り組みます」という発言から読み取ることができる。問題解決の主体は、当然ながら当事者である日本だ。だが、日本単独で解決を目指すのと、そこに米国の協力や関与があるのとでは、北朝鮮に与える圧力の度合いが全く違うはずだ。

     安倍総理は、集団的自衛権の行使容認を確立させ、一方的に依存する日米同盟から、共に協力関係にある同盟に、日米関係を深化させようとしている。総理のこの方針は、米国を東アジアにコミットさせ続けることにある。拉致事件解決へのプロセスで米国に協力をコミットさせることも、同じく重要なのだ。

     横田早紀江さんは、「私たちはトランプ大統領、そして安倍総理に対しても全幅の信頼を寄せています」と語った。3年3ヵ月で9人が入れ代わり立ち代わり担当大臣をロンダリングした旧民主党政権は、被害者家族にとってはまさしく悪夢だったはずだ。ふたりの頼もしいリーダーのもと、拉致事件が解決することを、いち国民として切に願う。


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    5 Comments

    ツクノ

    〇日本人には、何をしても良い…戦後の日本人への反日思想がいまだ根底にあるから、人権を無視した拉致事件も起きたのだと思う。

    〇日本政府は、外交などの国策として、反日思想や反日教育、反日のフェイクニュースなど、日本人にとり争いの火種となる反日思想こそ、改めるべく動いてほしいと思う。

    〇具体的には、やはり国家の安全保障と民間の経済活動を、連携する必要があると思う。つまり、安全保障上の味方である親日国を、贔屓して経済支援、経済協力することだと思う。それは公平性に欠けるようにも見えるかもしれないが、日本人には必要な政策だと思う。

    〇もっといえば、相手国の通貨が固定相場制ならば、貿易の取引額にも固定額の上限を設けるような貿易ルールは必要だと思うし、国内企業の消費税については、安全保障上の国別ランクを設けて、その国々への貿易の取引額の割合で、消費税率を上乗せできるようにしたほうがよいと思う。

    〇さらには、金融取引税などで、植林などの環境問題に対応する必要があると思うし、食料問題については、動物よりも穀物を重視するよう開発や投資の費用のベクトルを、変えていく必要もあると思う。

    なつこ

    何より嬉しかったトランプ大統領の拉致被害者家族との懇談

    拉致被害者の方々と直接と話される機会を二度ほども作ってくださり、
    その度に真剣に話を聴いてくださったこと。
    トランプ大統領が、本気であることの証だと感じ入ります。
    安倍総理が常に気にかけていること、解決に向けての並々ならぬ決意が、
    トランプ大統領の心に届いてのことだと感謝の念に堪えません。

    このトランプ大統領とはうって変わって、オバマ大統領の無関心さ、
    冷たさを虎ノ門ニュースで有本香氏が仰っていたことです。

     前大統領は、拉致被害者の家族の方々とは短い時間で立ち話であれば、
     会ってやろうとの姿勢で、ご高齢の拉致被害者のご家族の方の為にと
     用意されていた椅子も当時の大統領補佐官のライス長官が飛んで来て、
     指示通りにせよと、どけさせるなどオバマ大統領の冷淡さを物語る
     エピソードだと。

    新旧大統領の実態を真逆の報じ方をしている地上波等の
    日本の偏向マスコミでは、流されることのないエピソードですし、
    どちらが人間味のある大統領かは、こんなところに表れてしまうのですね。

    ボルトン大統領補佐官も拉致問題に奔走される議員や被害者家族の方が
    訪米される度に時間を割いて話を聴いて下さり、温かい対応だと聞きます。

    それにしても、外国の政治家が深い関心を寄せ、尽力してくださるなか、
    立憲民主党の蓮舫や辻元など、拉致被害者の家族の方々に一片の
    同情も関心もなく、ひたすら安倍政権批判だけを絶叫する人でなしどもには、
    つくづく、怒りがこみあげます。

    • 2019/05/31 (Fri) 16:36
    • REPLY

    シバサマ1966

    憲法九条が国民の生命財産を守れるか

    日本ではむやみに人権や平和という言葉を使いたがる人が多い。

    役所なんかでも人権対策室みたいな部署があったりして、さも人権を大切にせよという。私には、やってますアピールかアリバイ作りにしか思えない。

    我が国において、人権や生活上の平和を最も害されているのが北朝鮮による拉致被害者とその家族である事を忘れてはいけないし、人権を言葉にするならば、まずは拉致被害者を帰国させる方法を真剣に考える必要がある。

    憲法九条に縛られながらも安倍首相は本当によくやってもらっている。

    • 2019/05/31 (Fri) 20:45
    • REPLY

    とらこ

    善と悪

    ブッシュ・ジュニアも会見は持ってくれましたが、それだけでした。とは言っても、事は日本国が必死になって取り戻すべき重大案件ですから、文句を言う筋合いでもない。
    なので、殊更にトランプ大統領のご厚意と親身さに感謝あるのみです。
    米国が拉致問題解決をこの様に後押しして下さる所まで頑張られた安倍総理にも、(日本国総理としては当然の事なのですが、事実上放置同然だった長さを思うと)渾身の誠意とご努力に心から謝したいと存じます。
    で、
    事はこれから、です。

    魔の三年三か月の中でも、初代と二代目は、その政治資金から北朝鮮に深く関係すると言われる人物に二人で一億超えの「献金?」が判明し、特にそれを国会で追及され万事休すの際に、あの東日本大震災で「難」を逃れた菅直人は、未だに立民の(名ばかりでしょうが)最高名誉職にあります。
    議員を止めた初代は南鮮各地でアホの売国演説芸で人気を博しているそうな。
    三代目も何やら身辺スッキリ日本人とはいかない噂。
    真っ当な心があれば、拉致被害者に顔向け出来るモノではない、と思います。

    それで口先では「人権」を語り、シナと北朝鮮の暴虐には一言半句も無い。
    思想は自由とは言っても、こんな日本の国益に反する輩を国民の血税で雇っていると思うと・・・あ”~~~~腹が立つ。

    • 2019/06/01 (Sat) 17:48
    • REPLY

    三角四角

    【9条信者に訊いてみたい!】

     安倍さんとトランプさんの働きで、拉致被害者が帰ってきたら嬉しいですね。

     しかし、何故、日本の特殊部隊が北朝鮮から拉致被害者を奪還出来ないんでしょう?

     それが、出来るのなら、態々、トランプ大統領を煩わせる事も無いのに。

     9条信者に、9条が無ければ、拉致被害者が取り戻せるのに、如何思いますかと、訊いてみたいですね。

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