尖閣問題: 青山解説その2 ~ やはり黒幕は仙谷由人

本日のテレビ朝日「サンデースクランブル」に、青山繁晴氏が出演。
尖閣衝突事件の問題について、船長の逮捕から釈放に至る経緯を解説した。
興味深かったので、要約を記載してみる。
(語尾などを含めて、必ずしも100%正確ではないので、間違いがあればご容赦を。)

中国が周辺に力を伸ばしていくことを堂々とやっているわけであるから、本当の問題は中国というより、我が日本政府の問題である。
日本政府の統一した意思があったと言うより、当時国交大臣で、海上保安庁を管轄していた前原氏は、きちっと逮捕しろと言い、当時、仙谷官房長官はそれに反対だった。それを押し切って逮捕した。
その後に、前原氏がニューヨークに行っている間に、仙谷氏が本来の自分の考え方を出したということで、日本政府が謂わば分裂して、迷走している。
菅総理はお任せの姿勢だから、結果こうなるわけだ。
僕もこの那覇地検の次席が、この会見をしたときには本当にびっくりした。
検察は必ず法と証拠に基づいたことしからやらないというのが鉄則であり、それをあえて破ったと言うのは史上初めてである。
それで、敢えて申し上げるが、検察の首脳陣のひとりに直接長い話を聞いた。
それだけではなく、さらに別の政府当局者、閣僚も含めて、ぼくなりに確認した上で申し上げるが、僕なりに事実経過を整理して言えば、実は仙谷官房長官が柳田法務大臣を二度に渡って呼び、その時に、「このままいけば指揮権発動を考えなくてはいけなくなるかもしれないね。あなたは法務大臣として、この件を大林宏検事総長に伝えるべきじゃないか」という風に言ったと。で、柳田法務大臣は、それを大林検事総長に伝えて、大林検事総長の最終的な判断として、指揮権を発動されるよりは、船長の釈放を自ら決めた方がマシだろうということだった。
検察の内部には、この際指揮権を発動させたらいいのではないかという意見もあったけれども、最終的には検察というのはピラミッド社会だから、検事総長がそういう判断をすれば・・・。だから那覇地検もへったくれもない。那覇地検でこんなものを決められるわけがない。
経済界の意向も含めて、中国と仲良くすることが国益であると言うのが、仙谷氏の考え方である。
釈放理由の日中関係というのは指揮権の問題である。国民への影響という言葉は、那覇地検が作ったものではない。これは本当は、最高検が作った文章だ。国民への影響というのが何を言っているかと言うと、実は検察にプレッシャーをかけてきたのは、官邸だけではなく、あるいは法務本省だけではなく、経済界の一部もそうだったということ。
つまり、検察だけいい顔するな!と言われたそうだ。検察ひとりがいい子になっているうちに、どんどん日本経済が追い込まれていくが、それでいいのか?ということを言われ、それに耐えきれなくなったという面があって、それを示唆するために二つ出している。
どうだろう。やはり黒幕は仙谷由人である。
仙谷には国賊という戒名を進呈し、一刻も早く政界から消えてもらうのが国益と言えるだろう。
加えて、財界の一部の振る舞いについては、非常に嘆かわしく思う。
彼等の振る舞いは、カネさえ儲かれば、国の威信、誇りなどは捨て去ってもいいという、傲慢な自己満足の証左であり、怒りを覚える。
付け加えながら、黒鉄ヒロシ氏の言葉が心ある日本人の心情を端的に代弁していたと思われるので、そちらも要約を。
勇ましいことを言うのではなくて、日本史から見て今回の外交の大失敗というのは、日本人のパッションというか、精神状態を極めて悪くした。頑張れとかいうのではなく、日本人としての誇り、偏狭なナショナリズムを言っているのではなく、人としての誇りがここまでズタボロにされた外交と言うのは、日本史でも世界史でも僕は知らない。
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