朝日新聞、NHK ~ 報道という名のテロ

北朝鮮の朝鮮中央通信が29日、北朝鮮がICBM「火星14」の2回目の発射実験を28日夜に行い、「成功した」と報じた。朝日は社説で、「日米両政権はいずれも国内問題で支持率が低迷し、韓国は新型迎撃ミサイルシステムの配備をめぐって揺れている」と書いているが、ありとあらゆる機会をとらえて安倍叩きをやってきた新聞が、他人事のように「支持率が低迷し」などと、よく書けたものである。朝日をはじめとする守旧メディアは、加計問題等々で騒ぎ立てることによって、安倍政権に対するネガキャンを実施することとともに、北の脅威に目隠しをし続けてきた。情報を伝えるメディアの側には、「何を伝えるべきか」という視点がなく、「どうやって読者を洗脳するか」しかないのだ。
毎日新聞も体質は同じだ。毎日は「北朝鮮ミサイル 圧力路線不発 対応遅れ懸念…防衛相兼務」という記事の中で、日米両国が北に対する圧力強化に動き、北京がその制裁に反意を唱えている中で北のICBM発射実験が実施されたことを受け、「中国との亀裂が広がる中での日米の圧力強化が、結果的に北朝鮮の挑発行動に拍車をかけた可能性もある」と書いている。これは、北京もしくは平壌のものの見方だ。こういう新聞は無国籍というより、軸足が日本海を越えたところにあるのだ。
アゴラのゲストライターでもある山田高明氏が、自身のサイト「フリー座」で、朝日の加計報道に関する検証記事「自分の葬式を出した朝日新聞【加計学園報道問題】」を行っている。非常に分かり易いので参考にしたい部分が下記だ。引用部分は産経が電子版で報じた加戸前愛媛県知事の発言で、赤字部分が朝日が自社の記事で省いた部分である。
「私は少なくとも10年前に愛媛県民の今治地域の夢と希望と関心を託してチャレンジした。厚い岩盤規制ではね返されはね返され、やっと国家戦略特区という枠の中で実現を見るようになった今、本当にそれを喜んでいる。行政がゆがめられたという発言は、私にいわせると少なくとも獣医学部の問題で強烈な岩盤規制のために10年間、我慢させられてきた岩盤にドリルで国家戦略特区が穴を開けていただいたということで、ゆがめられた行政が正されたというのが正しい発言ではないのかなと思う」
要するに、「加計学園による獣医学部の新設は、分厚い岩盤規制を国家戦略特区というドリルで穴をあけたポジティブなイシューであり、前川助平が言う『行政が歪められた』のではなく、『歪められた行政が正された』というのが正しい」という加戸発言の核心の部分を丸ごと削除したのである。
何故削除されたのか。簡単である。朝日にとって都合が悪いからだ。朝日のようなメディアにとって、この事案とは「加計ありき」というより、「安倍に疑惑ありき」なのであり、それが報道をする前提であり、結論でもあるのだ。予め決まっている結論にそぐわない発言など記事にすれば、朝日が決めた結論に対する読者の疑義が生じる。そんなことは朝日にとって許されないのだ。
加戸前愛媛県知事は、櫻井よしこ氏との対談でNHKについて触れ、その報道姿勢を強く批判している。
「TBSの取材の後にNHKが東京からカメラをかついで取材に来たんです。『加戸さんは総理に頼まれて教育再生実行会議で獣医学部の話をしたんですか?』って聞くから『そんなわけないじゃないですか(笑)』と答えた。別の話になってまた同じ質問をしてくる。また別の話でまた『頼まれて言ったんじゃないでしょうか?』って同じ質問。4回も聞いてきて、うちの家内の『しつこいわね~あのNHKの人は』って。結局、報道は全くなし。私の話は1行も報道しない。NHKもTBS並みになってきたなって思いましたね。あっごめんなさい。TBSって言葉使っちゃった(笑)」(netgeekより)
朝日と同じロジックが、NHKにもあてはまる。彼らも結論ありきの報道で、朝日が読者の利益を考えてなどいないように、NHKも視聴者の利益などどうでもよいのだ。
朝日新聞やNHKの報道は、報道という領域で語れるものではなく、一種の宗教である。アッラーへの忠誠というプロパガンダでテロを仕掛ける集団があるが、やっていることはそういうテロ組織と変わらない。いわゆる「報道テロリズム」だ。こういう報道テロの被害者である実感がない読者、視聴者こそ、お気の毒である。
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