腐敗するAFC ~ 浦和にも罰金?懲罰が嫌なら黙って殴られろ?

5月31日に埼玉スタジアムで目撃した「済州埼スタ暴行事件」から約10日が経過した昨日9日、AFC懲戒委員会がこの事件に対する裁定を下した。内容はこのようなものだった。
- チョ・ヨンヒョン(背番号#20):6ヶ月の出場停止と罰金2万ドル(約220万円)
- ペク・ドンギュ(#3):3ヶ月の出場停止と罰金1万5000ドル(約165万円)
- クォン・ハンジン(#5):2試合の出場停止と罰金1000ドル(約11万円)
- 済州ユナイテッド:罰金4万ドル(約440万円)
- 浦和レッズ:罰金2万ドル(約220万円)
阿部に対して暴行を加えた相手3番は、3ヵ月の謹慎で復帰するという大甘な裁定。一方、この事案では被害者である浦和側にも、「喧嘩に加わった」ことを理由に2万ドルの罰金が科せられた。極めて理不尽な裁定である。
この裁定の一報を受け、AFCの公式アナウスメントと資料を確認してみた。まず、アナスンスメントでは、浦和への懲罰は試合後の暴動へ参加し、この試合の評価を落としたこと(participation of their team official delegations in a post-match brawl, actions which clearly brought the game into disrepute)とある。資料を確認すると、AFCの規律および倫理規定の51条、および50条に反していることが理由だとされている。ちなみに、50条は「喧嘩への関与」を禁ずる規定、50条は「競技の評価を落とすこと」についての規定だ。度し難いのは、50条及び51条への違反という点において、浦和と済州は同じ裁定を受けているのだ。違うのは罰金の額だけである。加えて言えば、両チームに対して、「今度やったらもっと厳しい罰が下るぞ」という文言付きだ。
AFCという組織は、根から腐っていると言わざるを得ない。済州の、選手のみならず、スタッフまでもが浦和の選手を追いかけまわし、つかみかかろうとする状況に遭遇した浦和の選手、スタッフに、あれ以外の対応ができたのか。絶対に無理である。選手はサッカークラブにとって資産である。その資産に危害が加えられようとするとき、選手同士やスタッフが、必至になって資産を守ろうとするのは当然だ。まして、相手は完全にキレた状態で、人狩りに出たのだ。あの場にいた人も目撃した人も、当然、済州からの暴力が阿部への肘鉄以上のものになることを想定するのではないか。
AFCの規定にある第51条「喧嘩への関与」では、喧嘩を防ごうとした者や他人を守ろうとする者、喧嘩の当事者を引き話そうとした者などは、「喧嘩への関与」とは見做さないという条項がある。浦和に罰金が科せられたことからわかる通り、浦和のスタッフ、選手らの行動は「防御」ではなく「参加」もしくは「関与」と見做されたということになる。正当防衛すら認められないなら、浦和が懲罰を逃れる手段は、黙って殴られること以外には考えられない。
Jリーグはこの裁定に抗議すべきだろう。既に事の重大さは、クラブ単体のみで対応できる域を超えている。少なくとも、村井チェアマンは何らかの声明を出すべきではないのか。
呆れることに、済州ユナイテッド側はこの裁定に「あり得ないし納得できない」とクラブ関係者がコメントし、南鮮サッカー協会の協力を得て、AFCに異議申し立てを行なう方針だという。このクラブが、暴行事件の後、公式サイトに出した反省の意は「遺憾」のひとことだけだった。もし日本のチームがアウェイで済州のような暴動を起こせば、国内のサッカーファンから猛バッシングを浴びるはだ。ところが、あの暴行を「遺憾」のひとことで片付け、AFCの懲罰には文句をつける。南朝鮮の「反日無罪」は、スポーツにおいても活きているのだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング