2014.08朝日のデジャヴ ~ 「100万円寄付徹底追及」から逃亡する民進党

少し前に、民進党が「正規雇用が減り、非正規雇用が増えた!アベノミクスは失敗だ!」と声高に叫んでいた問題。これには、単に団塊の世代が多くリタイアしたために正規が減り、その方々が非正規で再雇用されたために非正規が増えたという現象を、民進党らが上辺の数字だけを拾って政府を責めたというからくりがあった。民進党時代の失政による凋落で、大量の落選議員を出した民進党は、リタイア議員の数だけは事欠かない。彼等はそんな党のOBやらOGを集めるという。
民進党、助言求めOB・OG会を設立へ (読売)
民進党は今国会中に、前身の民主党時代を含めた元所属国会議員によるOB・OG会を設立する。
次期衆院選に向け、引退した実力者の指導を仰ぐのが目的だが、党内からは「現役の力不足を証明するようなもの」と自嘲する声も出ている。
民主党、民進党を最後に引退した衆院3期以上か、参院1期超の約140人に入会を呼びかける。役員には藤井裕久・元財務相や輿石東・前参院副議長、北沢俊美・元防衛相らが就任予定で、党執行部との意見交換会を定期的に開催することなどを予定している。
設立の背景には、昨年9月の蓮舫代表就任後も伸び悩む苦しい党勢の現状がある。読売新聞社が3月18~19日に実施した世論調査では、民進党の支持率は7%で、自民党(40%)に大きく水をあけられている。当選回数を重ねた元議員は引退後も地元で大きな影響力を持つケースが多く、経験に基づくアドバイスを得るだけでなく、党勢回復でも直接的な支援に期待する。
党内からは「応援団としてネットワークを作る意味は大きい」との声も上がるが、大物OBは「ワラにもすがりたい状況だということだろう」と嘆いた。
一般論として、先輩にアドバイスを乞うのは悪いことではないが、党勢回復に「昔の顔」を使うということは、即ち自分たちでは力不足だと白状しているようなものだ。大物OBの「ワラにもすがりたい状況だということ」という嘆きはその通りだと思うが、いまの民進党にすがるワラがあるのだろうか。
典型的なのは、森友問題である。籠池氏の「安倍総理からの100万円寄付」という見せかけの爆弾が公表されるまでは、彼らは「安倍総理の関与を暴く」と言わんばかりの強気だった。森友問題を、スキャンダルがなかった安倍政権に見えた綻びと捉え、一気呵成に攻める姿勢を露わにしていたのが民進党だ。
ところが、ノイホイこと菅野経由で出てきた籠池氏の物証が、箸にも棒にも掛からぬものと判明し、鼻息が荒かった民進党は急に論点を変えにかかる。代表代行の細野は、昨日の会見で、「ポイントは国有地払下げ問題」と、それまで党是であった安倍総理の責任云々に触れなかった。つい数日前までは、安倍総理の献金を籠池氏の国会招致のど真ん中に位置づけていたのが民進党だ。蓮舫も「23日の証人喚問が終わりではなく、始まりだという思いで疑念を解明していく」と語っている。同じ蓮舫が、「首相は籠池氏のいる前で、自分は潔白だと説明する責任がある」とまくし立てていたのは、僅か一週間前のことだ。
もっと情けないのは、福山哲郎(陳さん)である。福山は17日の会見で、森友問題からの逃亡を宣言している。
- 「100万円寄付の件については、安倍総理と籠池の間で解決すべき問題である」
- 「我が党は籠池を信じたわけではないので、100万円が嘘でも真実でも責任を負わない」
- 「絶対にマスコミは間違えないでもらいたいが、100万円寄付の話は籠池が言い出したことで我が党の責任ではない」
- 「大事な事なので繰り返すが、100万円寄付の件を我が党が信じたわけではない」
民進党のサイトを見ればわかるが、彼らは来る日も来る日も「籠池氏の参考人招致」を繰り返して要求していた。福山が森友の現地視察をし、籠池氏と密談を交わしたのが16日だ。そして、上記の逃亡宣言が出たのが、大阪訪問の翌日の17日である。現地を視察し、籠池氏と直接会って話をし、勝算なしとみるや、それまでの安倍総理への追及姿勢などなかったかのような豹変ぶりだ。
こういう論点のすり替えを、我々は目撃したことがある。2014年8月に、慰安婦報道に関する誤報を白状しつつ、問題を「女性の人権問題」すり替えた朝日新聞のやり口だ。このすり替え工作は、朝日新聞の慰安婦報道工作のデジャヴなのだ。
OBやOGに指導を仰いだところで、本質的に反自民・反安部しかない民進党の正体は既に見破られており、上向かぬ党勢や低空飛行を続ける支持率は、彼らが自分たちの欠陥を自ら克服できないという世論の反映なのだ。籠池氏の証人喚問は、本日行われる。喚問後の民進党のリアクションも、また見ものである。
韓国の市民にできて、日本の市民にできんことないだろう。
— 菅野完 (@noiehoie) 2017年3月20日
朝鮮と日本を同じレベルで語る、哀れな活動家の姿だ。
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