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    野党とメディアの森友総攻撃 ~ 民進党、共産党ともに支持率下落(時事調査)

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     昨日17日、時事通信の世論調査結果が発表された。私は時事通信という報道機関が好きなわけではないが、こと世論調査に限っては、個別面談方式を算出の根拠としている点で、他の報道機関の調査よりも信頼度は高いと思っている。

     さて、肝心の結果は、内閣支持率は前月よりたった2.1減の51.3%で、不支持率に至っては1.8ポイント増の26.0%だった。時事通信は記事の中で「学校法人「森友学園」が国有地を格安で取得していた問題が影響したとみられる」と書いているが、この日本中で話題の中心となっている森友問題の影響が、たった2.1%分だったとするなら、影響と言えるレベルのものではないだろう。少なくとも、安倍政権にとってネガティブなトレンドは何も見て取れず、トレンドがあるとするなら「盤石の政権」ということになる。

     政党支持率はどうか。自民党は前月比0.1ポイントの26.0%と、文字通りの横這いだ。一方で、民進党はというと、前月から0.2ポイント下げ、たったの4.1%である。共産党も微減だが、維新だけは0.9%から1.5%に支持を伸ばしている。

    2017年3月 政党支持率
    時事通信 2017年3月度 政党支持率


     民進党代表の蓮舫の青筋の立て方を観れば、森友問題が政権を追い込む特大ネタだと認識していることがわかる。政党ばかりではない。先週、平日休みに観察したワイドショー系の番組は、森友問題が話題の中心だった。野党とメディア総がかりで政権を追い詰めようとしている森友ネタだが、世論は踊らされていない。この時事の調査は10日~13日に実施されたもので、いわゆる「100万円問題」が出て来る前であったことは確かだ。しかし、それ以前も森友は政権に対して批判的に報道されており、そのネガティブキャンペーンの結果が政権支持率、自民党支持率ともほぼ横這いと言える結果しかもたらしていないことを考えると、世論に与えるインパクトは限定的ではないだろうか。

     ここ一か月のあいだ、森友問題をひたすら政権批判、稲田防衛相批判に利用してきた野党は、この調査結果を見て唖然とするに違いない。政権も自民党も、ネガキャンを受けて揺るぎもせず、逆に自分たちへの支持が離れているのだ。彼等の森友問題徹底追及の姿勢が、世論の良識から完全に乖離している。23日の籠池証人喚問で「決定的な何か」を得られなければ、彼等の支持率は更に落ちることになる。

     そのような状況で、バカさ加減をいかんなく発揮したのが朝日新聞だ。朝日は昨日の社説で、「大切なのは23日の証人喚問が終わりではないということだ。(中略) 与野党ともにこの問題を早く終わらせるのではなく、国民が納得するまで真相究明に努めるべきだ」と、「森友問題引き延ばし作戦」を宣言している。籠池・菅野コンビが出してきた「物証」がまるで「物証にならない代物」であったことがショックだったのだろう。この新聞も、世論を読み切れていないという点では、かなりお目出度い。


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    17 Comments

    NP

    日本政治の不毛・下劣さに呆れる

    当記世論調査結果に対しての分析に多々同意します。
    そもそもこの問題は『森友学園の籠池泰典理事長の土地取得問題に関する疑惑』こそがメイン中のメインです。
    そこに安倍首相が寄付100万円をした等、安倍内閣潰しを目論む『さよく連合(さよく野党・反日偏向メディアなど)』が前のめりで突っかかっているので主題がボケてしまっているだけでこの一連の疑惑は当初から変わっていません。
    さも、此処に来てこの疑惑を注目し出した人には「安倍首相寄付」が中心に見えてしまう誤りが生じるでしょう。

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%B3%95%E4%BA%BA%E6%A3%AE%E5%8F%8B%E5%AD%A6%E5%9C%92

    そこで安倍内閣の支持率等、そもそも世論調査は調査主体で違いますし、目安としては結構ですがほんの少しの出来事で数%前後直ぐに上下するようなものです。
    そこで無関心という層も有りますが、今件安倍内閣への影響は現時点小さいと言えるでしょう。

    ある到達点は『政界を巻き込んだ詐欺師夫婦の騒動』であっさり終結ということになるかもしれません。

    http://www.sankei.com/premium/news/170318/prm1703180017-n1.html

    http://www.sankei.com/politics/news/170318/plt1703180030-n1.html

    それももう少しで明確になるのでしょうから、政治家も、国会ももっと重要な事にエネルギーを使って貰いたいものです。

    http://www.sankei.com/premium/news/170318/prm1703180034-n1.html

    ところで余談ですが。

    肉食魚蓮舫
    人の容姿を云々しないのを「基本」としてはいますが、何か蓮舫を見ていて似ているものがるのだが思い出せないと少し悶々とて数か月経ちました。
    昨日やっと、イメージが一致したのでたぶんこれだったと思います。

    https://www.google.co.jp/search?q=%E8%93%AE%E8%88%AB%E3%80%80%E5%86%99%E7%9C%9F&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ved=0ahUKEwi4uLTkr97SAhUKiLwKHQSVC9AQsAQIGQ&biw=1014&bih=896#imgrc=qKOM--qYcCC_4M:&spf=216

    https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%94%E3%83%A9%E3%83%8B%E3%82%A2+%E5%86%99%E7%9C%9F&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&sqi=2&ved=0ahUKEwjw6Z_Brt7SAhWBWLwKHSTxDIwQsAQIGQ&biw=1014&bih=896#imgrc=aqkklABH_O6zlM:&spf=216

    • 2017/03/19 (Sun) 08:47
    • REPLY

    こはる

    23日で幕引き。アンコールは無し!

    朝日(大阪)が書いた記事が発端ですから、そりゃ朝日は頑張りたいのでしょう。
    珊瑚、慰安婦で社長の首が飛んでも懲りやしない根性は見上げて上げようかw、

    ミサイルが日本海沖に何発撃ち込まれても、尖閣に何艘中共艦船が毎日押し寄せても、見向きもしない「国会議員」サマ方に支持が回ったら日本は本当にオシマイです。

    国政を放ったらかしにして地方行政に任せるべき段階の物件を、如何にも国の一大事の様に、マスコミ情報を調査するでもなく国会の場にそのまま持ち込んで、悪趣味の政府攻撃一ヶ月強の損害を、処罰する方法は無いのでしょうかね?

    朝日と違って有権者の多くは国会は国政に励め!と思っているだろうと思います。
    09年の悪夢の経験を有権者は忘れては居ません。
    今の安倍政権に代われる程勉強もせず、日本の為には少しもならない事しかしない彼らが、間違って政権を盗る事は日本国民にとって「困る」よりも「恐ろしい」です。

    • 2017/03/19 (Sun) 15:04
    • REPLY

    太郎

    今までの国会追及は本当に無駄だったのか

    国会質疑のほとんどの時間をこの森友問題に費やしてきたことに、国民は嫌気がさしている。確かにそうだと思います。
    しかし、小生は今回の件、現時点では2つの意味で一定の評価をします。

    第1点は、ここまでこの問題を引っぱったからこそ、「籠池氏の本当の異常性」にみんなが気付いたのだと思います。きっかけは、確かに土地払い下げ問題でした。その後、話題は教育勅語等の教育方針へ移り、教育勅語、運動会での園児の「安倍首相ガンバレ」という宣誓は、左翼・マスコミからすれば「異常な」教育方針であり、この時点での「籠池氏の異常性」は保守攻撃の好都合の材料にすぎませんでした。プログ主様のように、早くから籠池氏の異常性に気がついていた人もいたでしょうが、保守側の多くはこの時点では擁護派でした。次いで許認可問題が表面化し、3通の建築見積書、有名中学との提携話、籠池氏自身の経歴問題等、これらの虚偽とされる問題に論理的に説明ができない籠池氏に対し、徐々に保守側にも「籠池氏の異常性」が分かり始めました。しかし、虚偽申請という「籠池氏の異常性」も、未だ左翼・マスコミにとっては、安倍首相や保守攻撃の好材料にすぎませんでした。そして、学校不認可となり、菅野氏と共謀した今回の「安倍首相100万円寄付」発言です。ここで、完全に保守側は「籠池氏の本当の異常性」を悟りました。これも左翼・マスコミは、安倍首相攻撃の好材料として利用しようとしましたが、その証拠としてネットに出てくるのは全く証拠価値もないものばかりです。更には「10日間身を隠せ発言」や「稲田大臣と2015年10月に会った発言」、「HP上の昭和天皇の幼稚園訪問」も虚偽だったと分かり、左翼・マスコミも「籠池氏の本当の異常性」を悟り始めました。今では、国民のほとんどが「籠池氏の本当の異常性」に気がついています。ここまでやらなければ、左翼・マスコミに都合のいい「異常性」のみで終わり、「本当の異常性」にまで気がつかなかったのではないでしょうか。

    第2点は、学校が不認可になった点です。今回の騒ぎが、土地払い下げの件や教育方針の件だけであれば、不認可には至らなかったでしょう。不認可の最大の原因は「申請内容の虚偽」であったと思います。それは紛れもなく「籠池氏の責任」です。また、虚偽申請のみならず、安倍首相の名前を無断利用した寄付金集めや、昭和天皇までその広告塔として虚偽利用していた事実もあり、教育内容や教育方針が素晴らしいからといって、経営方法に虚偽があることは許されません。
    また、現在の籠池氏の姿勢も許されません。公的資金注入のために共産党・社民党・民進党の情けを受け、菅野氏等左翼の庇護をうけて保守教育を続けることに何の意味があるのでしょうか。そんな魂の抜けた抜け殻のような保守教育を施される子供たちこそ、大迷惑です。
    保守系の教育施設が一つなくなってしまうことは非常に残念ですが、子供たちのためにも籠池氏及びその一族には教育事業から手を引いて頂きたい。

    • 2017/03/19 (Sun) 16:02
    • REPLY

    Alinamin2011

    それはマスコミの役割ではないでしょうか

    太郎様のお気持ちは、わかないこともないのですが、それが国会で議論することとは、私にはやはり思えません。
    そういうことを追求するのはまさにマスコミの役割ではないかと思います。

    マスコミは権力監視を自負しているようですが、それは履き違い、間違いだと私は思います。
    マスコミ・ジャーナリズムの役割は民衆の耳目を開き、民衆が自らの頭で考えられるようにすることだと私は思います。特にジャーナリズムというものは、下衆な話題とは一線を画し、民衆を禽獣から人間、しかも現代人にするべき役割を担っているのだと私は思います。
    もし「政府は隙あらば搾取するもの」という前提でかかれば、権力監視ということになるのでしょうが、一方で、政府と国民は「緊張感のある信頼関係」で成り立つものと思っていますので、「政府は隙あらば搾取するもの」との決めつけは明らかに偏った考え方と思います。もちろん、権力に迎合することも、民衆に迎合することも。その意味で、マスコミ・ジャーナリズムは大変孤独な仕事であるという覚悟が要るべき。視聴率を度外視してやる番組を意地で続ける度胸と使命感を持ってほしいものだが、そのことにマスコミは一向に気づかない。
    それどころか、国会でこれが取り上げられていることを野次馬のようにたかり、大衆迎合を隠しもしない。
    今日、笑点からの惰性でバンキシャを見てしまったのだが、脚本家という政治に関係のない宮本亜門ですら、国会は国会でやるべきことをやってほしいと苦言を呈したのに、それをほぼ黙殺する福澤。あれを国民の声としてなぜ聴けないのか。
    テレビ局の意向であろう。フリーアナウンサーとは、ジャーナリストなのか、電波芸者なのか。
    電波芸者がやる情報番組には、政治を真顔で取り上げてほしくない。国民の耳目を開くどころか、国民の意識を狂わせる害にしかならない。

    一方で国会の役割は、国の行く末を議論する場であることは論を待たない。マスコミとは全く違う。野党が今やっていることは、マスコミが追及すべきこと。安倍総理を引き摺り下ろすために活躍することを国民は望んでいないことは明らか。

    にも関わらず、安倍おろしの風潮を作ることに必死になって、国費を日々三億円以上も浪費していることをおくびにもとめない。
    彼らこそまさに、血税を食い物にする国賊でしかない。

    このような国賊たちが結果的にマスコミの役割を手伝ったことなど、全く評価するに価しないと私は思います。

    • 2017/03/19 (Sun) 21:23
    • REPLY

    神の子

    籠池を囲んだ野党4馬鹿カルテットを見て、いつぞや、下ねたで失速した痴呆症前期の都知事候補者を囲んでいた絵図らを彷彿して、デジャブじゃ〜んと思いましたね。ほんと馬鹿丸出しってこういう事かと思いましたね。

    国民の事なんか一ミリも考えてなくて、とにかく安倍政権さえ倒せればと、自分たちの事しか眼中になくて、攻撃できる材料になるなら糞だろうと何だろうとつかもうと必死すぎてほんと哀れな連中です。
    ついでにマスコミ連中も。ほんとにこいつら日本には要らないわ。

    • 2017/03/19 (Sun) 21:49
    • REPLY

    レッドバロン

    昨日の森友デモ

    昨日、森友10万人デモというのが国会周辺であったようですね。主催は森友10万人デモ実行委員会で、今回で第3回だそうです。

    マスコミの全面支援を受けて韓国並みに盛り上がる予定が、はたして動員できた人数は数百人(笑)…よくまあ恥ずかしくなく生きていられるものです。

    マスコミのレベルは韓国と同じでも、国民の政治的民度が違う好例かと思い、ご紹介しました。

    太郎様のお気持ちは判りますが、国会を一日動かすのに4億数千万懸かるそうで、一人の男が学校経営者には不向きなことを立証するための費用としては余りにも膨大過ぎます。コストパフォーマンスも考えねばなりません。

    籠池理事長のことは私は最初から保守とは思っていませんでした。そのような品格というか教養は、彼のどこを探しても見つかりませんぜ。せいぜいが時局便乗の商業右翼といったところでしょうか。

    一世を風靡した商業左翼が今や落ち目の三度笠、多少なりとも気の利いた人間なら、表面上は愛国的な、或いは保守の体裁を取って商売ネタにすることを考えそう。私達もよくよく注意が必要です。

    • 2017/03/19 (Sun) 22:28
    • REPLY

    レッドバロン

    求む闘争資金

    森友学園から、国家権力と闘う闘争資金が必要だから下記口座に振り込んでくれ、という要請がありました。
    (森友学園ツィッター)

    気は確かか?

    証人喚問の場合はお国から交通費や日当が支払われるはずだし、刑事告訴を受けた場合には国選弁護人がいるでよ、籠池さん。大丈夫だって。

    決算月だというのに、工事代金を払ってもらえない工務店のことを私は一番心配しています。

    • 2017/03/20 (Mon) 00:06
    • REPLY

    太郎

    長期的にみれば、、、

    Alinamin2011様、レッドバロン様

    貴重なご意見をありがとうございます。
    国会とマスコミの役割からの視点、コストパフォーマンスからの視点、まさに正論だと思います。しかし、小生は貴重な保守教育にこのような人物が関係していたことに納得がいきません。今回の件がなければ認可妥当ということで小学校は開校され、問題なく入学・卒業が繰り返されたはずです。しかし、このような籠池氏のことですから、いずれ不祥事を起こすことでしょう。その場合、保身のために今回と同様、左サイドに擦り寄る可能性も少なくありません。その時、日本の未来を担う貴重な保守教育を受けた卒業生達はどう思うでしょうか。母校で受けた保守教育に不信を抱き、自分達の進路や立ち位置を見失うことになるかもしれません。それは、将来における保守勢力にとって大きな損失であり、日本の未来にとって金銭等で回復できる問題ではないと思います。確かに短期的に見れば国会費用の損失といえますが、それは金銭的な問題にすぎず、長期的・超長期的に見れば、日本の未来にとって無駄な騒動ではなかったとはいえないでしょうか。
     若輩者が日本の未来を語るなどおこがましいですが、ご容赦ください。

    • 2017/03/20 (Mon) 00:14
    • REPLY

    こはる

    訂正です

    こはるのコメント
    「日本海沖」は変でした。
    「能登沖」に訂正させて戴きます。

    • 2017/03/20 (Mon) 00:19
    • REPLY

    椿

    日本の伝統教育は必須です❗️

    世論がこんなことで右往左往するのは、

    森友学園のような『日本の伝統的教育』が、
    蔑ろにされ、”ほぼ壊滅状態”だから、
    日本人は愚民化されて、
    「支那・朝鮮の工作員政党(民進・社民・共産)」
    なんかを選ぶ【愚民】が続出するんじゃないですか
    ❓❗️

    そんな愛国心を失った【愚民の愚行】によって、
    日本国民は、支那・朝鮮人に、血税を搾取され、
    反日国家へと血税を垂れ流されるんです…。

    だからこそ、森友学園のように、小さな頃から、
    祖国をしっかり守り、大切にする『愛国心』を教え、
    厳しくとも「しっかりとした躾」を身につけさせ、

    一旦緩急あれば、当然どこの国もが教えているように、
    国や家族を守るために
    戦う勇気を持った立派な大人」に育てなければならない。
    綺麗ごとで、国は守られることは絶対にありませんから。

    綺麗ごとや精神の美しさだけで国が守れない事は、
    「チベット&やウィグル」への
    虐待・虐殺で、十分証明されていると思います。

    支那人による【現在進行形の侵略と虐殺】に、
    どこの国も、国連でさえも、
    何もできない無政府状態ではないですか❓

    誰の目にも明らかですよね❓

    • 2017/03/20 (Mon) 01:11
    • REPLY

    ツキクサ

    椿さんへ

    籠池理事長が、二・二六事件を肯定的に考えていたことについては、教育者として正しいといえますか?

    >一旦緩急あれば、当然どこの国もが教えているように、
    国や家族を守るために
    「戦う勇気を持った立派な大人」に育てなければならない。

    …と、椿さんは述べてますが、先の戦争のように勝てない戦を、投機的に闘う愚だけは、繰り返すことが許されない、そのように、オレは考えております。闘う勇気だけでは、戦には勝てないのです。

    先の戦争においては、昭和天皇は終戦をご聖断なされた、その胆力と権力をお持ちでした。今、これからの象徴天皇におかれましては、そのような国民のためを考えた政治的な関与は、憲法上難しくなると思われます。敗戦においては、第三国の外交ルートがない限り、誰も戦を止められないであろう。

    再び、日本国が軍国主義国家となり、勇ましく戦をしたとしても、おそらく核兵器により、日本国は滅亡の危機に直面するでしょう。大切なことは、何より、負けないことである。負けない戦とは、人々の被害を最小にし、出来得る限り死者が生じないように終結すること。未来へ安定的に継続できる国家を確立するためには、負けないことは勝つことよりも大事ではないでしょうか。

    二・二六事件を肯定的に考える者は、今の籠池理事長のありようをみてもわかるように、恒久的な安寧よりも、刹那の栄光を求める傾向があるように思います。それは、違う、何も歴史から学んでいない、そうオレは思う。二・二六事件の犠牲者は、被害者も加害者も日本国の安寧と繁栄を望んだであろう。その思いを継ぐべき日本人として、何が過ちであったのか、これからどのように考え進むべきか。その道とは、世界の歩みと違えない道であるよう、慎重に漸進すべきであろう。

    太公望の『六韜』の「竜韜の巻」(『新装版全訳武経七書3六韜三略』、守屋洋、守屋淳、プレジデント社、2014年)には、将たる者の条件として、「五材」「十過」が挙げられている。つまり、人物の表裏、長所短所を、常に意識して教育すべきであり、「戦う勇気」だけの教えでは、凶刃になりかねない。常に、文武は両道であるべきなのだ。

    「五材」とは、「勇」「智」「仁」「信」「忠」である。
    「十過」とは、
    「勇にはやって死を軽んずる者」
    「短気でせっかちな者」
    「欲が深くて利益を好む者」
    「仁がありすぎて厳しさに欠ける者」
    「智はあるけれども臆病な者」
    「どんな相手も軽々しく信用する者」
    「清廉であって人にもそれを要求する者」
    「智がありすぎて決断できない者」
    「意志が強くなんでも自分で処理する者」
    「意志が弱くなんでも人任せにする者」

    森友学園の教えがどのようなものであるのかは、報道で知る限りですので、批判はいたしませんが、軍事的な学問を教えるのであれば、きちんと、日本国の兵学や世界の兵学を、しっかり理解できるようになってからも、教育は継続する必要があるであろう。ならば、今回の件、籠池理事長には、小学校の認可が大阪府に取り下げされるような事務的なミス、教育者としての考え方、そういった問題を起こして頓挫しているようでは、教育という大義は成らずである。その最優先すべき教育のために、籠池理事長の私事は、譲歩すべきところもあったのではないでしょうか。

    椿

    愛国精神って本当に大切だと思いますよ。

    ツキクサさんへ

    私は先の戦争を「投機的に闘う愚」だとは思っておりませんし、
    また、「無駄な戦い」だったとも思っておりません。

    むしろ、『やらねばならない戦い』だったと思います。

    そして、みごと『立派にやり遂げた』と、
    子孫として誇りに思っております。

    皆あの当時の「兵力が」とか、「国力が」とか言ってますが、
    そんな事言ったら、日清・日露の戦争は、もっと無謀ですよ。

    そして「あの大東亜戦争が無謀な戦いだった」という人は、
    当時の世界情勢を全く無視しているか、
    または本当に「知らない」のかはわかりませんが、
    当時は世界地図の4分の3が、
    欧米列強によって植民地化(奴隷化)されていた事実をご存知でしょうか?

    そのような「弱肉強食の時代」にあって、
    日本がか弱いながらも、欧米列強に植民地化されず、
    アジアで唯一の近代国家として独立国でいられたのは、

    大和魂』があったからです。

    もちろん、あなたが仰るように闘う勇気だけでは勝てません。
    ですが、闘う勇気を最初から持ってない人間は、勝負どころか同じ土俵にさえ立てません。

    戦う前から、”精神的にすでに負けています”。
    これは、物理的に負けるよりも、はるかに「タチの悪い負け方」です。

    ツキクサさんは『永野修身海軍大将』のお言葉をご存知でしょうか?

    『戦わ ざるも亡国、戦うも亡国。
    しかし戦わざるの亡国は精神の亡国である。
    最後まで戦う 精神を見せての亡国なれば、
    いずれ子々孫々が再起三起するであろう』

    この意味お分かりになりますか❓

    戦わざれば亡国と政府は判断しているが、
    戦う事もまた亡国につながるかもしれない。
    しかし、 戦わないで国が亡びた場合は、”魂まで失った真の亡国”です。
    もし、戦って勝たなかったとしても、国を守り通した日本精神さえ残れば、
    私達の子孫は必ず再起し、三起するでしょう
    』という意味です。

    この言葉通り、原爆を落とされ、国土は焦土と化し、敗戦という憂き目に遭い、
    チャーチルも「これで日本は100年は復興できない」と
    喜んだと言われていますが、ご先祖様の勇気ある戦いを知っている子供達は、
    100年どころか、20年もたたないうちに、不死鳥のように蘇り、
    経済戦争で、アメリカ経済を完膚なきまでに叩きのめすまでに復興しました。

    それはひとえに、先人達が命をかけて
    日本民族の誇り』を守り切ってくれたからです。

    先人のお陰で、私達は民族の誇りを失うことなく、
    国土も資源も失うことなく生きていけているのです。

    あの大東亜戦争は、無駄な戦争どころか、
    世界の歴史上、これほど『偉大な戦い』はなかったのではないかと思うほど、
    私は日本人として、心から誇りに思っていますよ。




    • 2017/03/21 (Tue) 00:56
    • REPLY

    Max

    今は、戦後と言うより戦前では・・・。

    先の戦争の評価は、戦後の論争ということでしょう。
    それはそれで意味があることと思います。

    しかし、
    私は、近づきつつある戦争を意識した戦前としての備えのほうが気になって仕方がありません。

    北のミサイルは確実に精度と破壊力を増しています。
    敵地攻撃態勢の論議は急務だと思います。

    たかが100万円のことや、私学の開校云々、得たいの知れない公人・私人論争などよりも。

    すでに日本海側では、ミサイル攻撃の避難訓練が行われています。

    危機は迫っています。

    ツキクサ

    椿さんへ

    >そのような「弱肉強食の時代」にあって、日本がか弱いながらも、欧米列強に植民地化されず、アジアで唯一の近代国家として独立国でいられたのは、『大和魂』があったからです。

    …何の本かは忘れてしまいましたが、「日本がか弱い」と椿さんは記しましたが、第一次世界大戦の終結した当時、日本国は「世界の五大国」のひとつであったと書かれた本、たしかに、あったように記憶しております。「大和魂」は、昔も今も、日本人の中に生き続けていることでしょう。


    >『戦わざるも亡国、戦うも亡国。
    しかし戦わざるの亡国は精神の亡国である。
    最後まで戦う 精神を見せての亡国なれば、
    いずれ子々孫々が再起三起するであろう』

    …永野修身海軍大将の言葉、ご紹介いただき、ありがとうございます。察するに、この言葉、いつ口にされたか。いずれにしても、「亡国」ということは、戦況、かなり悪い時期において、発せられた言葉ではないかと思いましたが…進退窮まれりという状況ではなく、開戦前、御前会議の後の言葉でしたか…戦わずして、勝敗まで見えている。永野修身海軍大将は、真の軍人といえるでしょう。


    >あの大東亜戦争は、無駄な戦争どころか、 世界の歴史上、これほど『偉大な戦い』はなかったのではないかと思うほど、私は日本人として、心から誇りに思っていますよ。

    …このような話がある。徳川家康公は、三方ヶ原の戦いにおいて、武田信玄に敗北した。そのとき、絵師に敗北した姿を描かせて、後の戒めとしたそうである。

    日本国は、先の戦争、敗北である。それは、国際法上、ポツダム宣言を受諾して、降伏文書に調印したのであるから、間違いのない事実である。

    椿さんの言うように、先の戦争は、「無駄な」戦争ではない。しかしながら、敗戦であり、日本国は国家存亡の危機に陥ったのである。戦争の誇りを大切にする心は、哀悼する心と共に持ちたい。ただ、何が過ちであったのか、戒めを学ぶことも、忘れないようにしたい。

    外交の失策から、敗戦必至の戦争をせざるを得ない状況に陥り、日本人は勇敢に闘ったが、先の戦争の犠牲は痛恨であった。つまり、外交の失策がなければ、敗戦は回避可能であったと悔やまれる。国外における外交の失策とは、「日独同盟」により、太平洋に面した隣国であるアメリカをも敵に回してしまったことである。国内においては、戦争に批判的な考えを持つ政治家が粛清された「二・二六事件」といった事件により、政治家に日本国民の平和の意志を代表した政治家がいなくなり、軍国主義の台頭を招いたことが悔やまれる。

    椿

    ツキクサさんへ

    確かに敗戦は”痛恨の極み”だと思います。

    ツキクサさんの仰るように、外交の失敗(開戦通達の遅れ・日独伊)や
    情報戦の失敗(暗号文を読解される)などは、敗戦の一因ですが、

    私は敗戦の最も大きな原因は、侵略された歴史がほぼ無い日本人の
    性善説」が原因ではないかと思います。

    実際、日本国内では「娘売り」までしなければならないほど、
    家庭経済が困窮しているにもかかわらず、
    朝鮮や支那に、国家予算の2割を割いてまで近代化に貢献しましたが、
    見ての通り、『恩を大仇で返されてます
    大仇で返されてるケースが山ほどあるので、詳細は省きますが…)

    また、日本はアメリカを敵に回したかったわけじゃなく、
    ルーズベルトやその側近が言うように、
    アメリカが日本を敵にしたくってしょうがなかった」からですよね。

    日本は何度もアメリカとは仲良くやっていきたかったはずです。
    アメリカでの「日本人迫害」を知るなか、
    日本政府は、サンフランシスコ大震災の時、
    日本人への酷い差別・偏見】を改善して欲しいという願いから、
    当時の日本の国力ではあり得ない、
    50万円(当時の国家予算の1000分の1)という寄付をしています。

    ですが、その願いもむなしく、
    在米日本人の子供達は「小学校から追い出され」
    やっと取得出来た米国籍も簡単に剥奪され、
    苦労して苦労して得た土地も剥奪されてます。

    その他、「ロシア人捕虜に対しても破格の厚遇」で対応しておりますが、
    日ソ不可侵条約もアッサリ反故にされ、
    火事場泥棒のごとく「北方領土」や「南樺太」を強奪されてます。

    また、世界中の国々がユダヤ人を見捨てるなか、杉原千畝氏や東條英機氏などが
    大量のユダヤ難民を救済しています。ですが・・・、結局ユダヤ人によって、
    原爆投下」をされてしまっています。

    私は日本人のこのような『他を思いやる心』は、
    ある面、「人を見て対応しなければいけない」と思います。
    対応を間違うと、先の大戦のように、
    自分の大切な家族や友人の多くが傷つき、命や財産を失う事もあるのだから、

    あまりに根拠なき性善説に立つのは、
    魑魅魍魎が跋扈する国際社会」において、

    致命的」なのではないかと思います。


    • 2017/03/22 (Wed) 09:51
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    ツキクサ

    椿さんへ

    >また、日本はアメリカを敵に回したかったわけじゃなく、
    ルーズベルトやその側近が言うように、
    「アメリカが日本を敵にしたくってしょうがなかった」からですよね。

    …日独同盟により、日本はアメリカと敵対関係になってしまったことが、一番の対米戦争の原因ではないかと、オレは思う。おそらく、ドイツの野心とヒトラーのカリスマに、日本国の若き指導者であった近衛と外交を担当した松岡が魅了されてしまったのだろう。痛恨であるが、日本国としての正しい判断ができなかったように思う。アメリカは、私心では、けっして戦争をしないであろう。


    >あまりに根拠なき性善説に立つのは、
    「魑魅魍魎が跋扈する国際社会」において、
    「致命的」なのではないかと思います。

    …椿さんは、わかっているようでいて、わかっていないように思う。何がというと、性善説について語っているが、その心、どこまで理解しているのだろうか。オレも、椿さんのことを言えるほど、心が正しいわけではないが、今日、報道された愛子さまの作文には、次の言葉がある。

    「日常の生活の一つひとつ、他の人からの親切一つひとつに感謝し、他の人を思いやるところから「平和」は始まるのではないだろうか。」

    …椿さんの挙げられた例のように、たしかに、日本人のおもいやりは、恩を仇で返すがごとく、裏切られたり、騙されたり、ひどい思いをしたり…しかしながら、そんなひどい目にあうこともあった日本人だが、おそらく今、悪く思う人よりも、良く思う方々の方が、世界には多いであろう。かつて敵国であったアメリカ人は、今日のWBC(ワールドベースボールクラシック)…これは、惜しくも侍ジャパンがアメリカに負けてしまったのだが…開会式の野茂投手とラソーダ監督の信頼関係を見てもわかるように、必ず分かり合える日が来るのだ。

    それは、なぜか。おそらく、日本人の「大和魂」「おもいやり」といった美徳もそうだが、そんな日本人と同じように、アメリカ人や世界中の人びとにも、日本人と同じく、正しい善き心があるからだ。何度も言うが、人びとへの「善き心」とは、決して、無駄な行動ではないのだ。永野修身海軍大将の言葉を、椿さんは引用されておりましたが、永野の意とするところと、「性善説」とは、同じである。つまり、「他を思いやる心」とは、無駄ではない。子々孫々に伝わり、そして蓄積されていくものなんですよ。

    椿

    ツユクサさんへ

    >日本国の若き指導者であった近衛と外交を担当した松岡が魅了されてしまったのだろう。

    私もこれには一部同意です。特に近衛さんは、左思想だったと聞いてます。
    敗戦後、近衛さんは「服毒自殺」をされてますが、
    昭和天皇陛下が「近衛は卑怯だね…」と
    ポツリと仰ったというのが、印象に残っています。

    それから少し誤解をされているかもしれないので、言っておきたいのですが、
    私は何も「性善説」を持っている事が悪いとは思ってません。
    ただ、「人を見て、対応して下さい」と言ってるのです。

    そうでなければ、自分だけの被害では済まないんです。
    企業であれば、社長がクビを括って自殺するだけでは済まない。
    社員やその家族までもが、大きな被害にあいます。

    また国というもっと巨大な単位になれば、
    慰安婦強制連行の嘘や南京大虐殺の嘘のように、
    嘘話が勝手に一人歩きされてしまい、
    国際社会で、中国や韓国の嘘話が真実のように信じられてしまう…。

    そうなると、政府高官達の間だけの話では済まないです。

    ご先祖様の名誉や未来の子供達の名誉、
    そして国益の大きな損失に関わってくるからです。

    また「永野修身氏の言葉」とは、「日本の子孫を思いやる心」であり
    子孫に日本の未来を託した言葉」だと思いますよ。

    開戦前の状況下で、性善説に立っていたら、戦争なんてできないし、
    詰まる所、戦う事を諦め、白旗を上げる日本は、
    欧米列強によって「植民地の狩場」とされていた事は明白だったでしょうから。



    • 2017/03/25 (Sat) 01:54
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