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    民主枝野、「1週間にわたってかばい続けてきた責任は大きい」というブーメラン

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     左派メディアが、甘利経済再生担当相の辞任をここぞとばかりに取り上げている。朝日は、「幕引きにはできぬ」という社説をぶち上げ、この問題を長期化させようと躍起だ。安倍政権のスキャンダルに飢えていたのは野党も同じで、民主党の枝野は会見でこう息巻いている。

    民主・枝野幹事長「閣僚辞任で終わらせていいのか」 (産経)

     民主党の枝野幸男幹事長は28日、甘利明経済再生担当相が辞任したことについて「閣僚を続けられないのは当然だ。閣僚辞任で終わらせていいのか疑問がある」と述べた。国会内で記者団に語った。

     甘利氏が説明した金銭授受疑惑に関する調査の中間報告については「疑念が晴れたとはいえない」と指摘した。安倍晋三首相の任命責任には「1週間にわたってかばい続けてきた責任は大きい」と批判した。


     疑惑が浮上してから一週間の辞任は、かなり早い決断だ。朝日新聞の報道によれば、安倍総理は甘利氏に対し、「たとえ内閣支持率が10%下がっても、続けてもらいたい」と励ましたという。これが逆に、甘利氏へのプレッシャーとなったのだろう。閣僚の操縦術としては、かなり上手いという印象を持つ。

    甘利氏辞任


     枝野は、「1週間にわたってかばい続けてきた責任は大きい」と、安倍総理の任命責任を批判している。ここで、民主党がかばい続けた或る首相の出処進退と比較してみたい。

     或る首相とは、鳩山由紀夫のことである。鳩山の実母が5年間で実に約9億円に上る資金提供をしていたことが判明したのが、2009年11月25日だ。いわゆる「平成の脱税王」に繋がる疑惑だ。その鳩山が辞任を表明したのは、2010年6月2日。単純に計算すれば、疑惑の浮上から辞任まで、約190日を要している。一週間どころの騒ぎではない。

     その鳩山から「ペテン師」と呼ばれた菅直人に外国人献金問題が浮上したのが、震災の日の2011年3月11日。菅の辞任表明が2011年8月26日だから、政治資金スキャンダルから辞任まで、実に168日を要している。

     さて、枝野幸男は「1週間にわたってかばい続けてきた責任は大きい」と批判しているが、閣僚どころか総理大臣の政治資金疑惑で半年以上に渡ってこの2人を引きずりおろせなかった民主党が、たった一週間での辞任劇を批判する資格はない。

     今夏に衆参ダブル選ともなれば、甘利氏の禊は半年で終わる。甘利氏の後任はどうにも心もとないが、ご本人は半年間ゆっくり休養し、また主要ポストで復帰してほしいものだ。ダブル選があれば、菅直人の息の根も止められる。もっとも、菅の落選は民主党にとっては歓迎すべきことなのかもしれないが。


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    6 Comments

    こはる

    枝野的には

    念の為申しあげますが、鳩山ママの”お小遣い”はプラス何年かの時効分もあった様です。
    あの時、秘書が「(追徴課税支払いで、田園調布の)お住まいを売って戴くかも」と気の毒そうに申し出たら「幾ら?あ、それなら現金があるよ」と気軽なものだったそうで。
    例によって数字の記憶は御座いませんが、お話だけは未だ記憶しております。

    枝野・民主党的には、最低でも150日ほども粘るべきなのに、だったから「責任は大きい」のでしょうよw。
    一週間やそこらで潔く辞められたら、攻撃材料に困るのでしょう。

    そういえば本人の枝野、革マルだったか中核だったか、極左暴力組織から寄付金戴いちゃっていましたよね。

    甘利前大臣には経済界や担当省庁から絶大な信頼を寄せられていたそうですし、安倍総理にしても替りに満足な人はいなかったと思いますので、10%支持率犠牲にしても、というのはある程度は本音だったのでは?と思います。

    • 2016/01/30 (Sat) 08:27
    • REPLY

    名無し

    今までの同様の問題の中で、あれだけ説明したのは初めてではないか?
    秘書の監督責任は免れないが、相手が最初から嵌めるつもりで近づいて来た狂犬病のような奴。文春も分かっていて手を貸した共犯者のように見える。両者共世間的にはクズと言われる部類の人間に違いない。

    • 2016/01/30 (Sat) 16:10
    • REPLY

    こはる

    追及チーム ですって

    29日の衆院予算委審議日程の会議をボイコットした民主、維新と共産党。
    同日に民主と維新の両党追及チームと共産党は、千葉県の当該物件を視察だそうで、国会を休んでもこういうことには随分熱心な様子です。
    民主党自身の不祥事にはこんなに積極的に解明しようとはしなかったと記憶しておりますが。

    今日は民主党大会。ニュースというほどにもならない大会。


    「告発者」の一色武氏は3年前に解散した八王子を拠点とする右翼団体の構成員、と週刊新潮の記事を花田紀凱(WiLL編集長)が紹介していました。
    千葉県の当の建設会社の名前は未だ出て居ないのも不思議なことですし、その会社は「なぜ告発したのか理解出来ない」と語っている、なんとも怪しい事件です。

    今どき、完全に信頼出来る秘書を見つけるのも大変なことなんですね。
    甘利議員は何よりも御身安全を万全に(中川さんの二の舞になりませんように)、癌治療の後も充分に休養出来ずにお働きでしたから体力充電なさって、再登板されますように、と願います。

    • 2016/01/30 (Sat) 18:11
    • REPLY

    西

    告発者のS社総務の一色氏と甘利大臣公設秘書の清島氏への疑惑

    陰謀論はあまり好きではないのですが、この話はどうしても陰謀臭くてなりません。

    そもそも賄賂というものは、公人などに便宜を図る為に、秘密裏に金銭等を渡そうと行為であり、貰った本人のみならず、賄賂を渡した側も同様に罰せられます。

    したがって、態々賄賂を渡した当人が「甘利に賄賂を渡したのは自分」などと告発する事は、墓穴を掘る行為にしかならず、通常このような行為に及ぶとは到底考えられないと思います。

    賄賂を告発した事で免罪になるわけではありません。警察や検察が事件を把握し、捜査を開始する前に犯罪の告白をすれば、それは「自首」という事になります。

    しかしながら、「自首」をしたからといって、無罪放免になるわけではありません。刑を言い渡す際の減刑酌量に考慮される可能性はありますが、賄賂を渡した事は事実なので、無罪になるわけではありません。

    したがって、この一色なる総務担当者の贈賄告発の意図が今一つ理解できないのです。

    告発によって無罪になると考えていたのだとしたら、阿保としか言いようがありません。

    贈賄の渡した側の時効は3年であり、まだ時効になっておらず、どうもそうとは思えないのです。

    更に、このS社(薩摩興業という話ですが)自体も相当怪しげな会社組織であり、右翼団体との関連も噂されています。

    通常ならば行政も実態を把握しているはずですが、それが今回出来なかったのであれば、何らかの裏社会とのつながりがある組織と見る外ないかと思います。

    下手すれば893関係の会社かもしれません。文春が会社名や所在地を明かさなかったのも不審に思っていましたが、今回の賄賂事件で、S社総務のみならず文春も関わっていたのだとしたら、この記事を担当した記者も裁かれる可能性もあります。

    更に、甘利大臣の公設秘書である清島氏も所在不明で、秘書も一連の事件に関わっている可能性もあります。

    今回の事件で分かった事は、こういった闇組織の存在が政治家を追い込むことができるという事です。

    893と政界の関係は色々と噂されていましたが、ここまで明るみに出たケースは初めてかもしれません。

    甘利大臣自身が893と関係があったかどうかまでは分かりませんが、秘書が関係があった可能性はあります。

    如何せん、秘書も含めて政治家は自分の身内の友人関係まで把握しておかなければならないかと思います。

    ただ、今回の事で民主党が「甘利ガー」などと非難する資格はありません。

    なぜならば、民主党は甘利大臣よりも更に悪質かつ、テロリストや北朝鮮などのドス黒い関係者からの賄賂、政治献金がいくつも判明していたからです(鳩山由紀夫、管直人、前原誠司、小沢一郎など)。

    仮に甘利大臣の責任が問われ、支持率が下がったとしても、民主党の支持率が上がる事は無いかと思います。

    政界は黒すぎますね。黒い者が常に大物を付け狙っているという事なのだろうと思います。

    最近は警察も893の摘発などに本腰を入れていますが、日本の夜明けはまだまだ遠いのだろうと思います。



    • 2016/01/30 (Sat) 23:43
    • REPLY

    Alinamin2011

    国民自身の役割認識と矜持を

    NHK見てても日テレ見てても、ニュースで流れる街の声は「政治とカネの問題には辟易。辞めて当然。」というのが多かったように思います。
    「政治とカネ」に対する国民の厳しい目があるのは事実だろうが、日本の経済再生には甘利の実行力が必要不可欠という声が、ないわけがないと思うのだが。
    彼の功績や、辞め方の潔さを称える声すらないのはどうも腑に落ちない。

    編集で操作したのか、インタビューで選ぶときに薄っぺらそうな人ばかりを選んだのか、あるいは、本当に東京界隈ではそういう意見がほとんどなのか。
    私には知る由もないが。

    甘利氏自身が会見で、日頃を国政に捧げた代償として地元を顧みることがなかった、と、自らの落ち度のように振り返っていたが、私は、国政を預かる国会議員が顧みるべきは「国民」であって「地元」でなくてよいと思います。

    「国会議員を選ぶ」という国民の役割は、そのような認識を強く持った上で行なう必要があると、改めて思いました。
    「おらが街の先生」という認識から国民自身が早く卒業せねばならない。これが国民の国民たる矜持ではないかと思います。

    マスコミの役割は、国民にこの状況を知らせることであり、国民が選んだ国会議員が国政に対してどう貢献しているか(アクセル役にせよブレーキ役にせよハンドル役にせよ)を国民に伝えることが本分。
    これを怠りながらマスコミ自らの意見を載せたりすることは、それ自体が特定の思想を広める政治活動であり、報道機関とは言えないもの。解りやすい例でいうと、赤旗や聖教新聞が報道祇でないことと同じ。
    報道機関とはいえないマスコミは報道機関の特権は封ずることは、国民の役割認識において、行われるべきことと考えます。

    • 2016/01/31 (Sun) 10:04
    • REPLY

    yasu

    マスコミは報道機関に非ず

    いわゆるマスコミは今や報道機関ではない。
    支那と一脈通じたブサヨが仕切るプロパガンダ機関だ。

    厳密に言えばマス(大衆)のコミュニケーションツールですらない。
    読者や視聴者も少数派のブサヨ限定だからね。
    だからマスコミではなくマイノリコミと呼ぶべきだ。

    • 2016/02/02 (Tue) 10:27
    • REPLY

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