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    日印関係の深化がどうにも気に食わない朝日新聞

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     「二つの海の交わり」(Confluence of the Two Seas)という極めて優れた演説がある。平成19(2007)年8月22日、安倍総理がインドの国会で行った名演説で、総理が最後の一文を読み終え、深い礼をした直後に静寂が打ち破られ、インドの国会議員が総立ちになり、長く拍手が鳴り止まなかったという逸話を残したものだ。

     演説では、岸信介が日本の首相としてはじめてインドを訪れ、ネルー首相が「この人が自分の尊敬する国日本から来た首相である」と紹介してくれたこと、インド国会が原爆投下の日に決まって祈りをささげてくれていること、ネルー首相が日本に寄付してくれた、娘の名前を付けた「インディラ」という象をはじめ、その後「アーシャ(希望)」、「ダヤー(慈愛)」、そして「スーリヤ(太陽)」という名前の像を寄付することで、敗戦国日本の復興や不況脱出を激励してくれたことを紹介している。演説が意味するものは、日本とインドの精神的な連帯を確認だったと思う。

     2007年の安倍総理の訪印を、産経は「日印首脳会談 戦略的協力さらに育てよ」、読売は「日印首脳会談 重層的な「新次元」の関係を築け」と激励したが、朝日は「首相の訪印―価値観外交のすれ違い」と題する社説を掲載し、安倍総理を批判した。

    朝日新聞社説:首相の訪印―価値観外交のすれ違い (朝日新聞)

     そもそも安倍首相の価値観外交は、中国包囲という色彩を帯びている。

     03年度以降、インドは中国に代わって円借款の最大の受け取り国になった。価値観外交の展開に伴って、援助額はさらに膨らんだ。

     しかし、日本にとって中国が持つ重みは、インドとは比べものにならない。在留邦人でみれば、中国が10万人を上回るのに対し、インドは2000人ほどだ。相互依存の度合いが全く異なるのだ。

     中国を牽制するテコにインドを使うような外交は見透かされる。インドにしても中国との交流を深めており、利用されることに甘んじるような国ではない。

     価値観を声高に唱えるような一本調子の外交は考え直した方がいい。(以上、抜粋)


     「中国様を差し置いて」と言わんばかりの論説だ。北京の顔色を窺うぐらいならまだ可愛げがあるが、「中国様を大事にしろ」というい正面切った論説は、イデオロギー主張が露骨すぎる。支那傾斜への一本調子を考え直すのは、朝日新聞のほうだ。

     今回の安倍総理の訪印においても、朝日は2007年の「価値観外交のすれ違い」同様、安倍総理を批判している。ある意味で、反安倍のためなら、何でも利用する朝日らしい。朝日が今回利用したのは、インドへとの原子力協定だ。

    日印原発協力 核不拡散の原則を壊す (朝日新聞 2015/12/13)

     とりわけ日本は、「核なき世界」づくりを先導すべき国である。核の悲惨さを知るだけでなく、世界最大級の原発事故を起こし、今も放射能による汚染に苦慮している。核拡散の歯止め役を務めるはずの国である。

     にもかかわらず5年前にインドと交渉を始めた民主党政権も、今回の安倍政権も、ともに被爆国としての責務を忘れてしまったというほかない。

     安倍首相はきのうの会見で、インドとともに核兵器のない世界をめざす旨を語ったが、その具体的な行動は見えない。

     核にこだわる北朝鮮やイランに対し、インドの扱いがなぜ違うのか、どう説明できるのか。他の国の追従をやめさせる説得力も失ってしまう。

     不拡散体制を守るべき日米などが自らその根本を崩す限り、核の脅威は増すばかりだ。(以上、抜粋)


    安倍総理とモディ首相


     福島第一原発の事故を受けた日本では、新規の原発をつくることは難しい。ただし、例え数十年かけて原発への依存度を下げようとしても、その期間における原子力技術の継続的な研究は必要なのだ。日本の原発輸出は、技術の継承ひとつとっても必要なのだ。そういう現実的な問題がありながら、大新聞が「原発なくせ」と主張するのは、無責任な理想主義である。

     外交とは、国益のために他国を利用することであって、インドは日本の難しい対中関係を利用し、インフラ整備のための金と技術を手に入れるという国益を実現している。日本はインドを利用し、対中包囲網の形成に一役買ってもらい、同時にインドの巨大なマーケットを自国の経済のために利用するのだ。それが現実である。

     朝日新聞のような、国益のまえにイデオロギーがあるようなメディアは、そういう現実が分からないのか、分かっていても無視しているだけのこと。核兵器と原発を一緒くたにして批判する報道姿勢も問題だが、そもそも“宗主国”支那の核保有について、朝日は論陣の先頭を切るべきではないのか。


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    9 Comments

    NP

    亡国のメディア

    日印関係は今後の日本にとって最も重要な関係の一つだと思います。

    かつて日本は偏向メディアの誘導もあり、日中関係、日韓関係を重視するというベクトルが有りましたが、現在日本人の多数の意識は中国の軍事的脅威、環境汚染など具体的出来事から感情的にも嫌悪感を持っています。

    又、日々日本毀損ニュースの発信源、韓国にしても竹島の韓国による不法軍事占拠に関心が薄くても対馬仏像窃盗事件、加藤前ソウル支局長事件、日本大使館前慰安婦像設置、など様々な韓国側からの行いに対してこれも感情面を含めて多数の日本人の嫌悪感が増しているというのが実情だと思われます。

    それは各世論調査にも出ている事ですが、ここになんとか日本人の自然な嫌悪感を親中、親韓側にゆり戻そうと工作しているのが偏向メディアであり、一部経済関係者です。

    そんなかつての日中関係、日韓関係から移行すべき次世代の日本が重視すべき国際関係は、米国は軸として積み上げるのは対中国、対韓国、対北朝鮮、対ロシアという視点を外す事は出来ません。

    さし当たって南シナ海のスプラトリーなどで岩礁埋め立て軍事基地建設を進め、東シナ海日中中間線でプラットホーム増設をしている中国こそ真っ先に対処すべき相手であると思われます。
    経済的な繋がりでも中国からより脱却する意味も含め、将来的に市場として有望なインドはその第一候補であり、又軍事的にも「真珠の首飾り戦略」に対する「ダイヤのネックレス戦略」としての最重要な一角でもあります。

    http://www.sankei.com/column/news/150214/clm1502140006-n1.html

    アジア地域で日本が今後関係を深めていくべき国とはインドを筆頭にベトナム、フィリピン、ミャンマーなどであり、オセアニアのオーストラリアとの関係も重要だと思えます。
    それを考えると安倍首相の動きは正にその基本に添った外交的動きだと思えますが、朝日を代表とする反日メディアとしてはそれが許せないのでしょう。

    インドにしても全方位的外交としてこれほど対峙していても中国への注意も忘れていません。
    ミクロな部分では今後日本が梯子を外されたと思える様な事もあるかもしれませんが、マクロとしてのインドの動きは変わらないでしょう。
    それはベトナムなどについても言えると思えますので、それを理解している安倍首相に失敗はないと思えます。

    そんな安倍内閣の正しい日本外交を妨害する朝日などの偏向メディアこそ日本亡国を画策する、日本の土台に巣食うシロアリ、日本国という家、国家の敵です。


    • 2015/12/14 (Mon) 12:51
    • REPLY

    yasu

    そんな無茶な

    >“宗主国”支那の核保有について、朝日は論陣の先頭を切るべきではないのか。

    そんな無茶な要求はいけませんね。
    アカヒが宗主国の支那を批判できるわけありません。
    プロパガンダ紙がそんなことしたら支那マネーがストップしてしまいます。
    ただでさえ部数激減で苦しいのだから、自殺行為に等しいでしょう。

    米の暴走を防ぐには支那の核保有はやむを得ない、などと書くでしょうね。
    でも絶対に北の暴走を防ぐため日本の核保有はやむを得ないとは書けない。
    だから支那の核はスルーするしかないのです。

    • 2015/12/14 (Mon) 13:04
    • REPLY

    敦子

    日本国民は、帰化未帰化在日韓国人新聞の朝日新聞を相手することに疲れ切っています。帰化未帰化在日韓国人新聞の朝日新聞は、今すぐ廃業して下さい。

    日本国民は、帰化未帰化在日韓国人新聞の朝日新聞を相手することに疲れ切っています。帰化未帰化在日韓国人新聞の朝日新聞は、今すぐ廃業して下さい。

    にっぽんじん

    人質は少ない方が良い

    中華国には反日法が沢山あります。その中に、対中間にで衝突が起きた時の外国企業に関する法律があり、中華国内に存在する全ての外国企業資産は「撤収が可能」です。その上、外国人は「人質」となります。

    10万人の人質より1000人の人質の方が被害は少なくて済みます。朝日新聞は10万人の人質を取り返してくれるのでしょうか。

    • 2015/12/14 (Mon) 13:54
    • REPLY

    レッドバロン

    草むす屍

    私もyasu様のご意見に賛成ですね。宗隷秩序あり。隷下の1新聞社が宗主国に文句が言える訳がないではありませんか。(笑)

    朝日新聞は不思議な経営方針を貫いています。昔のダンナは陸軍、今のはシナ共産党ですが、戦時中は紙の配給を停止されると新聞商売は即アウトでしたから、大変に判りやすい話でした(笑)。しかし戦後は、支那が超ビンボーで、毛沢東がたとえズボンを履けなくとも原爆を開発すると騒いでいた頃から、一貫したシナ共産党のシンパでした。日本の大企業からの広告宣伝費に比べて、さしたる資金提供があった訳ではないと思いますがね。


    文革のメッキが剥げ、共産党が急速に国民党化し、腐朽党官僚が専横の限りを尽くして、朝日新聞の大好きな「人権」など露ほどもない体制に、いったい何の魅力を感じるのか?

    昔のダンナに「紙を止めるぞ」と脅されたことが、それほどのトラウマになっているのか?(笑)GHQが種を蒔いた「戦後民主主義」にやたらと水(イデオロギー)をやり過ぎて、すっかり根腐れさしてしまった。そうは思いませんか?丸山真男先生。

    今の野党勢力のように何となくの反体制、反国家がポリシーでは、短い期間の断絶はあっても、自民党政権は半永久的に続くでしょう。

    インドは国ではなく一つの世界だと言われます。シナどころではない、多種多様な民族と宗教と言語を抱え、一つの国として統一を維持して行くこと自体にほとんどのエネルギーを吸いとられます。大国ですが、極めて「防衛的」であり、そこかしこに出張って覇権争いをするような国柄ではない。おまけに国民の大半はヒンドゥー系の多神教ですしね。イスラムに対する巨大な壁にもなり得ます。

    さらに付言すれば、大東亜戦争のただ中、チャンドラ・ボーズ率いるインド国民軍を支援しての対印進攻作戦は時と人を得ず、惨憺たる失敗に終わりましたが、しかし「東亜の解放」という戦争の大目的からすれば、一丁目一番地の作戦と言うべきものでした。悲運に倒れ、今は草むす英霊たちも、我が国総理の働きにご加護のあらんことを。

    • 2015/12/14 (Mon) 14:34
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    -

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    • 2015/12/14 (Mon) 17:07
    • REPLY

    (名前空欄)

    こんなクズみたいな新聞に軽減税率なんて納得いきません。

    • 2015/12/14 (Mon) 22:00
    • REPLY

    こはる

    友好関係

    モディ首相就任式の出席首脳の中には中共の指導者は招かれていなかったそうです。代りに正面席に坐ったのがチベット亡命政府で首相を務めるロブサン・ゼンゲム氏。
    そして
    モディ首相の初の本格外遊先が日本でした。
    安倍首相はこの時、京都と東京でおもてなしされています。
    この訪日に先立ち中共は印度北部ラダック地方に侵略部隊を派遣して、訪日への武力脅しをかけました。
    インドと中共の間には経済面での繋がりの一方で、チベット、シッキムの帰属問題などで違いに譲れない問題もあるようです。

    インドに限らず、植民地時代で苦しんだ民族はその分だけ賢く立ち回る術を身
    につけて居るのですから、朝日の如き一面的な捉え方で記事を書いていると恥を搔くのもブーメラン。

    インドは広い国土の中に幾つかの種族が長い時間小競り合いしながら生活して居る国だそうで、モディ氏が地方首長だった時も暴動があり、それを欧米が手軽にモディ氏批判に利用して、まるでテロリスト扱いで孤立していた時から安倍さんはモディ氏の実態を知って親しく友好関係を持っていた様です。

    今は欧米が勝手に作ったモディ氏悪者像を謝罪する事もなく、インド友好姿勢に変えて居るそうですが、当のモディ氏にしてみれば安倍首相との友情に替えられるものではないでしょう。

    東京にはインド独立運動に尽力し帰国を果たせず亡くなられた人々を手厚く葬った豪徳寺さんが在り、安倍総理は第一次内閣時に訪印して歴代首相初のパール判事のお墓参りと故判事ご長男との面談をしたり、他にも細かな事を挙げれば、朝日に云われるような薄っぺらい反中政策でしているもので無い事は、同行記者も派遣しているであろう新聞社なら、分って居るはずの事です。

    なにはともあれ、中共様に楯突くような日本政府であっては、朝日新聞社が困るのでしょうね。なぜかな?笑えるほどに必死な安倍批判ですものね。

    • 2015/12/14 (Mon) 23:16
    • REPLY

    いしゐのぞむ

    イデオロギー

    「チャイナ樣を大切にしろ」といふのはイデオロギーなのでせうか。單に懇意の暴力團の品物を買へと脅迫するにも似てゐます。
    http://senkaku.blog.jp/

    • 2015/12/15 (Tue) 17:30
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