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    安倍・オバマ会談 ~ 過去から続く「日本冷遇」に打ち込む楔

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     日本時間の今日30日、安倍総理が日本の首相としては初めて、米上下両院合同会議で演説した。日本の首相が米議会で演説するのは、1961年6月の池田勇人以来54年ぶり。歳がばれるが、同じ1961年の今日4月30日、私はこの世に生を受けた。今回はそれ以来の議会演説となり、上下両院合同会議での演説は、日本の歴代首相の中では初めてのこととなる。米国の日本に対する冷遇ぶりが「これでもか」というくらい、良く表れた数字である。

    abe-shinzo-obama-0428.jpg


     フランス、イギリス、イスラエルなどはこの合同会議での演説を8回も行っている。南鮮は6回、米国内に沢山のユダヤ系国民を抱えながら、先の大戦でユダヤ人を大量虐殺した敗戦国ドイツでさえ、5回の演説を行っている。「東アジア安定の要」、「米国に取って最も重要な同盟国」と日本を持て囃しながら、冷遇という言葉では言い表せないような仕打ちだ。米国は政治的に、日本を排除し続けてきたのである。

     親米政権としては、日米安保改定の岸政権、日本を米国の不沈空母と称した中曽根政権、ブッシュJr.と蜜月関係を結び、中東の紛争にも荷担した小泉政権などがあったが、誰ひとりその場に立つことはなかった。小泉は度重なる靖國参拝のため、演説を許されなかったという。

     オバマはちょうど一年前2014年4月、国賓として来日した。夫人を同伴せず(その後、婦人は支那に観光旅行)、首脳会談後の共同記者会見は、米国サイドの意向で行なわれなかった。国賓という接遇で来日しながら、非常に無礼な対応である。会談後は独りで会見を行い、尖閣の問題に関し、「事態をエスカレートさせるな。過激な発言を控え、挑発的な行動をとるな」と、安倍総理に注文をつける始末だった。

     今回の安倍総理の訪米と議会演説は、過去から続いて来た「米国の日本冷遇」という習慣に楔を打ち込み、その政策をつき崩す、ひとつのきっかけとなるかもしれない。合同会議の演説は、安倍総理が米共和党の重鎮であるジョン・マケイン上院議員に直接働きかけ、マケインが中心となって米議会を調整し、実現にこぎつけたそうである。安倍総理の行動力が、この議会演説を実現させたと言えるだろう。だが同時に、我々国民が賢明な指導者を選び、ある程度の支持率を与え、長期政権への道筋が見えれば、米国も日本に対する無視や冷遇を続けてはいられないということではないか。

    abe-shinzo-obama-0428_2.jpg


     米アーネスト大統領報道官は27日の記者会見で、「(ホワイトハウスに)日米の旗が並ぶのは65、70年前には考えられなかった」と語り、「差異を乗り越え、両国民の利益となる安全で平和な未来を追求する機会だ」と和解を促した。今回の日米首脳会談では、戦後70年の日米関係を「和解の力を示す模範」とし、ルールに基づく国際秩序の構築に寄与してきたと評価した。この見解は、南鮮に対する強い示唆、もっと言えば牽制となるだろう。

     米国が日本の歴史認識に干渉を続ける限り、真の和解は得られない。だが、和解に向けた第一歩を踏み出した会談として、安倍・オバマ会談を評価すべきだろう。まだ演説の全文を仔細に確認できていないが、安倍総理は米議会で、“自分の言葉”で「日本」を語ったようだ。確かな一歩である。

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    10 Comments

    こはる

    安倍外交

    ひとえに安倍総理忍苦の外交七分の勝利。
    百%とは申しません。

    オバマ大統領の尊敬する政治家は、アノ リンカーンと、アノF・D・ルーズベルトだそうですから、推して知るべし。
    それが何があったか国賓級待遇で、余程の「お考え」の変化。

    白人世界のトップに上り詰めた米国に戦争を挑んだ黄色人種日本国ですから、彼
    等の”ルール”からすれば日本は唯の敗戦国ではないのでしょう。
    おまけに武士道の国には仇討ちというものが行われていた、となれば、焼夷弾の大空襲と原爆の仇討ちをいつ何刻思いつくかしれやしない。
    (中東でも欧州でも、日本はいつ?と言う人が居るそうですから,当の彼等がそう心の隅に警戒心を抱いても不思議ではない。)
    いつまでも従属しているべきなのに、ちょっと助けてやったらいつの間にか「経済大国」。油断も隙もありゃしない日本。
    とばかり思って居たら
    欧州、それも英国が先導して間を置くようになって、アジアじゃあ隣に核を見せびらかす愚国があってもブラブラ悪口遊びの奇妙な国もどうなるものか、真面目に相手をしていたら疲れたワイ。
    取り敢ず日本!だったりして。


    上のお写真の大統領。米国人に礼儀を問うても無理なのか?ポケットに手を突っ込むのは不作法であろうに。まあイイですけどね、笑われるのはご本人ですから。
    我が親だったら物差しでピシッ だわ。

    上下議会合同の安倍演説内容は、今のところ目いっぱいに頑張られた文言なのでしょう。
    欣快とは言えないけれど、はるかに前進では確かにあって、ご苦労様で御座いました。と思います。

    「河野談話の見直しはするつもりはない。」
    内心をポロッと白状する薬を一滴垂らしてあげたい、気はするが、しばらくは河野本人と朝日新聞社に憎悪の限りを奮発して、憂さばらしにしておこう。
    全てを吐露するだけが能じゃあ無い。勝負はまだまだこれからです。

    管理人様、お誕生日おめでとうございます。
    今年のこの日は、佳き想い出のお誕生日になって結構な事です。
    来年のお誕生日にはもっともっと良い事がありますように。

    • 2015/04/30 (Thu) 08:18
    • REPLY

    こはる

    八分に変更

    七分の勝利、と書きましたが朝のTVニュースとネットでは南鮮が ものぐるほしけれ 状態の様で、断然八分に上げます。

    朝日と南鮮が批判する時は、安倍さんが国益を増やした時。ですモン!

    • 2015/04/30 (Thu) 08:42
    • REPLY

    西村幸祐 @kohyu1952 · 5 時間 5 時間前


    アジアは強力な日米同盟を必要としている、とWSジャーナルの社説。

    安倍演説批評に追記。日本は戦後、韓国、台湾、シナの発展に貢献したと台湾を挙げた事も重要。

    Asia needs a strong U.S.-Japan alliance http://on.wsj.com/1GwJQAh


    https://twitter.com/kohyu1952/status/593484416460189696



    ★ 九月の習近平の国賓訪問での米国特有のブレについて要注意 ★


    • 2015/04/30 (Thu) 09:05
    • REPLY

    NP

    安倍首相の大人の仕事

    この度の安倍首相の訪米、オバマ大統領との会談、上下両院合同会議での演説など及第点というよりもおおむね高い評価を得たのではないかと思います。
    特に上下両院合同会議で直接米国市民の代表である議員たちと顔を付け合わせて、握手をしてのコミュニケーションではアジア地域での第一の同盟国という認識を米国議員の多数も持ったのではないかと映像から推測します。
    そしてこれはオバマ大統領の意思というよりも議会との力関係が底辺にあっての実現のように思えます。

    日本国内では安倍首相に反発するさよく陣営、特定メディアなどが安保法制の議論前に米国での発言はフライングではないかと批判を強めるでしょうが、基本的に中国の軍事的膨張、海洋進出という動き、北朝鮮の核開発、中東情勢からのシーレーンの安全性確保などに安全保障の法整備が追いついていないということの方が問題であるのではないでしょうか。

    また安倍首相訪米前から散々安倍首相に要求した「侵略・植民地支配などに対する反省、謝罪」ですが、ここは保守サイドからみると「歴代内閣の歴史認識の踏襲」に不満を感じ、「明確に謝罪しないことに」さよく陣営は不満を感じているのでしょう。
    そしてそれが日本のメディアでも安倍首相の演説中の「希望の同盟」を中心とした記事とするか「痛切な反省」を中心とした記事にするかはメディアにより分かれるでしょう。

    http://www.sankei.com/politics/news/150430/plt1504300005-n1.html

    ではあっても時代的に安倍首相としては妥当な演説であり、現状ベストであったと思えます。
    まさに米国のみならず世界に向けて「大人のなかなかいい仕事」を来たと評価します。
    同時に日本国内の対する民主党などの「子どもの日頃のどうでもいいくだなない仕事」が対比されます。

    さて問題は今後ですが、変わらず日本国内にいる反日さよく勢力との戦いの継続、国外への日本の真の歴史観の発信は当然として、これほど米国が日本を今までになく厚遇していながら、まったく逆に冷遇などという次元どころでない、矛盾であるあの『敵国条項』というものをどう処理出来るのかということも同時に頭に浮かびます。

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%B5%E5%9B%BD%E6%9D%A1%E9%A0%85

    • 2015/04/30 (Thu) 11:45
    • REPLY

    なつこ

    安倍さんでよかった

    毎日、情報を収集、分析し卓見を披露してくださいます。
    日本人としての心のありよう、国を大切に思う心が
    感じられる文面に共感するものです。

    ***
    今回のアメリカ訪問の晴れやかさ。
    国民に支えられた安倍総理は長期政権となると
    踏んでのことでもあり、オバマ政権のお家の事情もありと、
    打って変っての派手な歓迎の演出です。

    それにしても、独立国としての憲法も持てず、
    軍隊として機能できないために
    易々と北朝鮮に拉致されてしまった大勢の人々。
    日本が普通の国として強い国ならば、
    やれるものでもなかったし、
    すぐにも奪還の戦いをしたでしょうに。

    それでも只今の国民ができること。
    先人の汚名を雪ぎ、国家の尊厳を保っていくために
    歴史戦を戦う国民として安倍総理の応援の声をあげることが、
    中国、南北朝鮮の理不尽な言いがかり、横暴な攻撃
    をかわし、さらには背後のアメリカの強烈な圧力
    を跳ね除けることに繋がります。

    アメリカは鋭い目で見つめています。
    良識ある日本人の結束を。それが彼らが
    ある意味恐れることでもあるし、見直すところでも
    あると思うのです。
    遠い目を持ち、意志を持った国民であることを
    心したいと思うのです。

    • 2015/04/30 (Thu) 15:09
    • REPLY

    末田

    安倍さん、凄い! よくやったと思います

    演説で特亜への諂いを最低限に減らし硫黄島の戦いに参加した武勲のあるスノードン
    元海兵隊中将(当時は少尉?)と同行させた栗林中将のお孫さん、新藤義孝議員の
    握手を演出し、万雷の拍手を呼ぶなど、その周到さに感心させられます。

    前段階では「演説の練習を煩がる妻が横で寝てくれなくなった」、と欧米好みの
    セリフを言った由。 さらに「今のユキエに離縁される憂き目をみれば、我慢強い
    US娘の紹介を希望しています」、とでも言えば、好色欧米奴らは狂喜し
    「ワシらにこそ、、やまとなでしこを、是非!」と呵々大笑となったかも・・・

    希望的な観測ですが、予定されている「首相談話」も従来と一線を画するものになり
    そうで安心できますし、米国での演説は「国連改革」の布石でもあるように思えます。

    米国は国連常任理事国に日本やインドを入れたい思惑を表わしています。
    安倍さんが拒否権や敵国条項を外す改革を狙っているなら、米国内を広く遊説する
    のも頷けます。 支・露が反対しようにも米国と日本が「新国連」を作るとの姿勢を
    みせれば泣き寝入りしかないのでしょうから。

    西

    安倍首相GJ!

    岸信介は1957年に米国議会で演説していませんでしたっけ。

    安倍首相が祖父の政治手法を真似て議会で演説する様子は素晴らしいものでした。

    日本の首相が米国の両院合同議会で演説するのは、吉田茂、岸信介(安倍首相の祖父)、池田勇人に次いで4人目だそうで、日本の歴代首相の中でも、まさに【大物】に仲間入りしたわけです。

    米国と友好関係にある国と、第二次大戦の米国(正確には連合国)の敵国であったドイツでさえも相当回演説しているのですから、今回の演説の意味は日米にとっても大きいでしょう。

    米国の日本に対する相変わらずの外交上の上下関係のようなものはあり、嫌がらせのような要求を突き付けてきて、それを跳ね返すだけの力をまだ持てない所には不満もありますが、それでも日本の米国内での地位は上昇しつつあるかと思います。

    まだまだ特亜勢力などに比べれば低い気もしますが、やっと重い腰を上げて行動するようになったなと思います。

    それにしても、戦後、米国議会で6回も発言している南鮮は、ここまでの厚遇を受けたことはあるのだろうか。

    そもそも南鮮も日本と同じ【敗戦国】なのに、6回も演説できる方が不思議です。

    更に、「日帝軍国主義の被害者」などと被害者面しながら、ひたすらマゾヒズムな演説するだけです。安倍総理と違って、大した内容でも無く、スタオベなどにもなっていませんし。

    南鮮はあくまで日本に対しての政治的宣伝の為だけに、演説していただけのように思えます。

    演説回数は南鮮の方が多かれど、この盛り上がり様。米国における日本と南鮮の扱いには天と地の温度差があったという事でしょう。

    このまま、国連の敵国条項撤廃と、先の大戦の勝利国でも無いのに何故か常任理事国入りしている893(中共)が牛耳る大国の支那がいる限り難しいかもしれませんが、日本の常任理事国入りが必要でしょう。

    日本の反撃はまだ始まったばかりですが、道を誤らずに安全運転をしつつ、かつ大胆に外交を行って欲しいと思います。





    • 2015/04/30 (Thu) 23:02
    • REPLY

    末田

    私の個人的な想像ですけど・・・

    南鮮が6回も議会で演説できたのは米軍と一緒に朝鮮戦争とベトナム戦争を
    戦ったからだと思っています。  軍人は朝鮮の怠惰卑劣がよく解っていたと
    思いますが議会工作が得意でなく、する気もなかったのではないでしょうか。

    米国は直情径行のアホです。 丁寧に云えば大衆の大多数が欧州各地からの
    食い詰め移民であり、日常会話には不自由してないでしょうが、米国人としての
    歴史、伝統、文化を内包する「米国語」になじんでいません。
    多くの者が理解できるのは「共に戦い血を流したのか否か」と思われます。
    昔、ゴリラが吠えておりました。 「ショウ、ザ、フラッグ!!」 と。

    南鮮の盧泰愚が大統領に就任して後、米国議会で演説したそうです。
    「南鮮はベトナムで貴国と共に戦いました。 その時の師団長が私であります」
    これだけでスタンディング・オベィション、万雷の拍手だったそうです。

    日本も早急に核武装して「東朝鮮」とも距離を保ち是々是々で付き合うのが
    よろしいのだと思っています。

    以上、失礼いたしました。

    西

    ふむ

    ベトナム戦争の米国の同志であった、南鮮による演説でスタオベでしたか。

    盧武鉉政権といえば、南鮮の歴代内閣で最も反日色が強かった内閣ですが、日本に対しては最悪の印象でも、米国に対しては好印象だったのでしょうかね。

    米国は人種のるつぼといわれるくらいですから、米国民としてのアイデンティティはそれ程無いのかもしれませんが、やはり日本もいびつではありますが、現状米国と良好な関係を築いているように、共に敵味方関係なく戦う事で互いの気持ちを理解しあえたと感じる「心の友」は大切にするようですね。

    南鮮は、嘘をつくのも相当うまいようで、世渡り上手的な所はあります。

    しかし、その南鮮も徐々に化けの皮がはがれてきています。

    日本はこれからも南鮮とは距離を置き、「心の友」を大切にする国と大事に付き合っていく必要があるでしょう。

    • 2015/05/01 (Fri) 00:32
    • REPLY

    (名前空欄)

    議会演説は南鮮の盧泰愚が大統領に就任して後、米国議会で演説したのですね。盧武鉉は新北大統領ですね。

    • 2015/05/01 (Fri) 11:48
    • REPLY

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