首相・閣僚の靖國不参拝ルール化を迫る、共産党の日本解体工作

共産党の志位委員長が一昨日、参議院の本会議で代表質問に立ち、安倍総理に対し、首相や閣僚による靖國参拝は行わないことをルール化せよと迫った。

志位委員長(17日の写真ではない。念のためw)
昨日の赤旗は、その志位氏の代表質問を勇ましく伝えている。赤旗によれば、志位氏が披露した、共産党が提唱する「日本とアジア諸国との和解と友好に向けた日本の政治がとるべき五つの基本姿勢」は、下記の5点だそうだ。
- 「村山談話」「河野談話」の核心的内容を継承し、談話の精神にふさわしい行動をとり、談話を否定する動きに対してきっぱりと反論する。
- 日本軍「慰安婦」問題について、被害者への謝罪と賠償など、人間としての尊厳が回復される解決に踏み出す。
- 国政の場にある政治家が靖国神社を参拝することは、侵略戦争肯定の意思表示を意味するものであり、少なくとも首相や閣僚による靖国参拝は行わないことを日本の政治のルールとして確立する。
- 民族差別をあおるヘイトスピーチを根絶するために、立法措置を含めて、政治が断固たる立場にたつ。
- 「村山談話」「河野談話」で政府が表明してきた過去の誤りへの反省の立場を、学校の教科書に誠実かつ真剣に反映させる努力をつくす。
どれもこれも、使い古した東京裁判史観の発露であり、同時に支那・朝鮮の主張のコピペであるので、改めてひとつひとつにツッコミを入れる必要もないだろう。この中で特に耳障りに聞こえるのは、3番目の「首相や閣僚による靖国参拝は行わないことをルールとして確立すべきだ」という主張である。
既に靖國参拝問題についてはいくつもエントリーを書いて来たし、他のブロガーさんのエントリーの蓄積もあるので、敢えて真っ向勝負をする気も湧かない。しかし、この志位氏および共産党の主張の根底にあるものは、特定の宗教に対する否定であるとともに、日本破壊工作の一環であると、私は感じている。
日本は、間違いなく神道の国である。ハンチントンやライシャワーは、日本が独自の文明を形成していると言っている。日本が独自の文明を持つということは、一衣帯水が大好きな親中派(と親韓派)の思惑とは裏腹に、支那文明とは明確に違うという主張に他ならない。その根幹のひとつは、間違いなく神道である。
百済と比較してみると分かり易い。百済には仏教伝来以前に神道があったという。百済の貴族が日本に亡命すると、例えば近江あたりに土地を貰って、自分たちの神社を建てていたそうだ。ところが、百済に支那から仏教が渡来した際に、百済の神道は消える。更に支那から儒教がやってくると、今度は仏教が表舞台から去る。華夷秩序に組み込まれた朝鮮にとってはやむを得ない道だったのかもしれないが、仏教や儒教が伝来しても、それらを上手く日本流に変換し、神道と共存させてしまう知恵が先人にはあった。総じて言えば、日本人のアイデンティティは神道によって支えられているのである。皇室の祭祀が神道によって行われている事実を見るだけでよく、疑問の余地はない。
共産党の「首相や閣僚の靖國不参拝をルール化せよ」という主張には、国家と神道を分離する底意を込められている。つまり、日本のアイデンティティを放棄せよという要求なのだ。日本共産党も支那共産党が、国の違いはあれ、靖國を執拗に攻めてくるのは、「神道こそが日本である」と知っているからだ。ここを突き崩せば、日本が日本でなくなると考えているからなのだ。
2チャンネルでは、「特定の宗教団体への弾圧」、「政教分離違反」、「信教の自由を踏み躙る憲法違反」などと批判されているようだが、それは当たっているけれど、全てではないと思う。共産党は本気で国家解体を見据えている。まだ政治に疎いと思われる18歳にまで選挙権が拡大されるようでもあるので、日本共産党の正体を広く知らしめる努力を怠ってはならない。
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