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    ISILの新たな要求 ~ 日本国民は心理戦で屈するな

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     イスラム国に拉致・拘束された後藤健二さんらしき男性が、湯川遥菜さんは既に殺害されたとの声明を読み上げる画像がインターネットに掲載された。海外のサイトで画像を確認してみたが、非常にむごたらしい画像だ。安倍総理はこのことを受け、「このようなテロ行為は言語道断の許し難い暴挙で、強い憤りを覚える。断固非難する」と述べた。テロとの戦いは、いよいよ新たなステージに入った。

    abe_statement_3175659b.jpg

     イスラム国側は、後藤さんと思しき人物に「安倍、あなたが遥菜さんを殺した」と喋らせた。同胞が殺害されたことで日本国民が心理的なパニックを起こし、この殺害の責を安倍政権の対中東外交に押し付け、政権の外交姿勢を変更するように仕向ける意図があるのだろうと思われる。日本にはこういうプロパガンダに簡単に乗る阿呆が数多存在することも事実で、極めて象徴的なサンプルがこのようなツイートだ。


     イスラム国側は、後藤さんの釈放に新たな条件を提示した。身代金の要求は取り下げ、ヨルダンにおける自爆テロの共謀罪で、ヨルダンで死刑判決を受け収監中のイラク人、サジダ・アルリシャウィ死刑囚の釈放要求だ。ところが、これは簡単はトレードではない。サジダ・アルリシャウィの釈放は、日本でいえば浅原彰晃や連合赤軍の幹部を釈放するようなものらしい。池内恵東大准教授がFacebookで、このような周辺事情を紹介している。

     ヨルダンの場合は、昨年12月24日にシリア空爆に参加して墜落して「イスラーム国」側に人質に取られたヨルダン軍パイロットのムアーズ・カサースベ(Muadh al-Kasasbeh)中尉の救出が大問題になっており、米軍の特殊部隊による救出が試みられて断念され、最後の手段として「イスラーム国」メンバーの釈放が検討されてきました。
     「イスラーム国」の側は、最も力を入れているプロパガンダ紙『ダービク』の最新号でムアーズ中尉を大きく取り上げて、ムアーズ自らにヨルダン政府に命乞いの嘆願をさせ、ヨルダン国民の感情を高ぶらせています。「我々は皆ムアーズだ」というツイッターのハッシュタグでムアーズ釈放を要求する運動も起こっています。
     その際の最重要のカードとして浮上しかけているのがサージダ・リーシャーウィーでした。日本人人質の救出のためにサージダを釈放してほしいと要求することは、ムアーズ中尉の捕虜交換による生還の可能性をなくすものとヨルダン国民に受け止められかねないことを、日本政府・国民は深く受け止めておくべきです。


     つまり、日本がヨルダンにサージダ・リーシャーウィーの釈放を求めれば、ヨルダン国民の反感を買うということになる。仮に同人物が釈放されれば、ヨルダンは囚われたムアーズ中尉を捨てたということと、同人物の釈放によって新たなテロリストが世に放たれるということを意味する。簡単なトレードどころか、日本とヨルダンをはじめとする中東諸国の心理的反目を図る、極めて狡猾な要求である。

     イスラム国を褒める意図は全くないが、彼等は虐殺を実行する残虐性を持つだけでなく、こういった心理戦・情報戦に極めて長けていると見るべきだ。彼等の最初のビデオメッセージは安倍総理と日本国民に向けられたものだったが、こういう残虐な行為で思考バランスを失い、ただナイーブな心情だけで事を考えるのは極めて短絡的だ。

     いずれにせよ、日本政府がヨルダン国王に働きかけ、サージダ某の釈放を懇願すれば、日本は命を金で買うという批判が彼の地で起こる。岩上安身は「安倍総理の辞任」という安っぽい要求を出して見せたが、テロリストに脅されたら首相が辞任するという、安直でひ弱な日本を海外に示すようなことになる。人命は尊いが、日本にも譲れぬ一線がある。今求められるのは、イスラム国やそれに乗じるフリーライダーのプロパガンダに、心理戦で屈しないことだ。



     池内教授のエントリー「「イスラーム国」による日本人人質殺害と新たな要求について」を読めば、新たな要求が如何に難しい対応を迫るものかが理解できる。


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    19 Comments

    名無し

    No title

    とりあえずISISは「人質は殺す」という約束は一人分は果たしたので、その点は評価しても良いと思います。時間にルーズなのは社会人して大きな問題ではありますが。


    池内さおりは‘日本の良心’ですからこういう反応は予想できたことです。最も、私は良心よりも愛国心が大切なので全く同意する気はありません。
    どんな馬鹿であっても自作自演であっても日本人を殺したのはイスラム教徒ですから、日本は国内外のすべてのイスラム教徒に対する制裁を下すべきでしょう。

    • 2015/01/25 (Sun) 10:16
    • REPLY

    Alinamin2011

    壊れたテープレコーダー

    日本国憲法前文曰く
    >日本国民は、(中略)
    >平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、
    >われらの【安全と生存】を保持しようと決意した。

    今回の顛末は、残念ながら
    「日本国憲法に謳われた、日本という国のあり方」に則った結果ということができる。

    池内さおり氏曰く
    >「ゴンゴドウダン」などと、壊れたテープレコーダー
    >の様に繰り返し、国の内外で命を軽んじ続ける安倍政権。

    壊れたテープレコーダーは、安倍政権ではなく、実は日本国憲法。

    • 2015/01/25 (Sun) 10:37
    • REPLY

    黒髪

    当事者じゃなければ解らないジレンマ

    ブログ主の着眼点に賛同しますね。
    トルコではなく何故ヨルダンに拠点を置き交渉の窓口にしたのか?何故日本が交渉に難航していたのか?という点がこの72時間のタイムリミットの前後の中で明確になってきた。身代金目的が人質交換に変わった事、ヨルダン側の内政に関わり難色を示す問題に日本がどう外交を展開していったか、制限のある中で確認や確証にとらわれて判断を誤る事態もあったにしてもリスクが高い交渉であるのが伺える。
    日本政府がイスラエル側の国しか訪問しなかったなど中東外遊に批判はあるがイスラム国は国として形を成しておらず、イスラム教の中でも異端な考えである事はイスラム教信者達からも声明が出ている。
    それを無視して交渉要求に応じるのはイスラム国側の要求をすべて望み、否定する事を放棄する事なのだろうか。それこそテロを容認する事やイスラム教の冒涜に繋がってはいかないのか。

    • 2015/01/25 (Sun) 10:42
    • REPLY

    名無し

    偽善

    先ず、時系列が信用できない。
    アップされた時点で果たして両名、少なくともどちらかの生存を証拠だてるものがありますか?

    政治的に事件に便乗する輩こそ許し難い。

    『日本人なら今こそ自ら腹を切り、恥の文化、伝統をテロリストに再認識させてやりたい。
    憎むな、恨むなと言っていた人間がショ~モナイバカに脅されて、同胞とその政府を窮地に陥れる、恥を知るべきちゃうか?ウソかただのエエかっこしぃ、やったんかw』

    とは言うものの、政府、報道、国民感情など一切知りえない彼に個人的な価値観を求める筋合いもなく、彼にそんな自由があるとも想像できない。

    現実の脅威や暴力から身を守る更には、相手に掣肘をかける有効な手段は何でしょうか?
    生きる、のは現実世界で理念やバーチャル世界ではない。

    • 2015/01/25 (Sun) 12:10
    • REPLY

    No title

    西村幸祐 @kohyu1952 · 9 時間 9 時間前

    必読。
    知能の低いメディアは無視です。まともな情報だけの取捨選択が、戦後70年に日本の自立と再生を図るのに最も必要で大切なことです。



    日本人人質事件に寄せて――「日本人の心の内」こそ、彼らの標的だ 
    『イスラーム国の衝撃』

    池内恵著http://hon.bunshun.jp/articles/-/3260

    • 2015/01/25 (Sun) 12:17
    • REPLY

    No title

    上念 司 @smith796000 · 3時間 3時間前


    「イスラーム国」による日本人人質殺害と新たな要求について


    中東・イスラーム学の風姿花伝

    http://chutoislam.blog.fc2.com/blog-entry-264.html

    • 2015/01/25 (Sun) 12:22
    • REPLY

    名無し

    No title

    人質プレイの片割れの後藤が自己保身からか、それともISISに心酔しているのかはどうでもいいが
    「湯川を殺したのはヒトラーアベだ、アベ死ね」と銚子コイてるのはウザイですね。
    ただの自分探しメンヘラが何をイキがってテロ組織の広報官ごっこに興じているんだ、と言ってやりたいです。


    あと、イスラミックセンタージャパンとかいう連中が「オレたちはISISとはカンケー無ぇしwww」と他人事を決め込んでますが、こいつらは連帯責任という言葉を知らないのでしょうか?


    ※イスラミックセンタージャパンのアジビラ
    ttp://islamcenter.or.jp/about-us/news/

    • 2015/01/25 (Sun) 13:49
    • REPLY

    NP

    イスラム国という匪賊集団と日本のさよく

    自己責任と言うのもいいでしょう。
    しかし、日本人がイスラム国の戦闘員にこのような殺戮のされ方をしてまず一番に考えること、ではなくまず感情としてイスラム国への怒りを持つことが自然な日本人の感情ではないかと思います。

    であると思うところ、この事件での安倍政権のミスを待ち日本人拘束者の安否を気遣うフリをして結局安倍政権批判に国民の気持ちを誘導しようとするさよく。
    その偽善と策略には日本人以外のメンタルが入り込んでいるのかと疑いたくなります。

    今は安倍首相の対応を余計な雑音を入れず見守る時だと思いますが、ネットの保守は今安倍政権たたきをしている者達をしっかり保存しておきましょう。

    いずれにしてもイスラム国という国を名乗っていながら単に残虐なテロリスト集団こそ日本国の敵であると認識し、日本も憲法九条があるから安全な国であるという夢想から卒業する時期だと思います。



    • 2015/01/25 (Sun) 19:36
    • REPLY

    六角蛸錦

    リベラルな人々には理解できない池内准教授の論理

    池内准教授の論に対しての反論がいくつもネットにアップされています。例えば下記の記事。
    http://anond.hatelabo.jp/20150122002526
    http://anond.hatelabo.jp/20150122003314

    http://civilesociety.jugem.jp/?eid=28823#comments

    長ったらしく屁理屈をこねておられるようですな。紹介しておいて何ですが、途中で馬鹿馬鹿しくなってしまうかもしれません。私もイスラムのことはよく分かりませんが、リベラル派と思しき方々もどれだけ理解されておられるのやら。人質の人命もイスラム社会との関係もどうでもよく、ただ安倍総理を辞任に追い込みたいだけなのでしょうかねぇ。

    • 2015/01/25 (Sun) 21:01
    • REPLY

    西

    ISIS(ISIL?)に親近感が湧くサヨク

    全共闘時代の極左過激派らはISISに親近感が湧くようで、、山本太郎らを初めとして「安倍はISISに屈せよ」というような主張が多い。

    日頃から人権を声高に叫ぶ集団がいかに怪しげな集団かということがこのISIS邦人人質拘束事件でよく分かる。

    「人質を見殺しにするアベ」、「積極的平和主義で市民(注:サヨク用語)を危険に晒すアベ」などという、「お前が言うな」と言いたくなるような安倍政権非難が多くあるが、不思議なことにテロリストの方はほとんど非難していない。

    彼らは「赤報隊事件」ではテロリストを非難するが、「ISIS」ではテロリストを非難しないのは「ISIS」が彼らと共通部分が多いからだろう。
    二枚舌とはまさにこの事だ。

    テロリズムに対して屈するということは、言論や表現、政治等を暴力的手段で弾圧することができるということを正当化してしまうため、絶対に屈してはならない。

    しかしながら、国家権力には国民の保護義務もある。たとえサヨクだろうが、お花畑戦場ジャーナリストであろうが、人質救出には全力を尽くさなければならない。歯がゆいだろうが。

    しかし、【必ず】助かるという保証はない。政府としてはテロリストと交渉することはできないため、救出がいかに困難を極めるかということは予想に難くは無いだろう。

    残念ながら湯川氏が犠牲になったようだが、今度は人質解放にヨルダンで拘束されているISILの死刑囚を釈放するように要求している。

    これらの事から、ISISは初めからこれを狙っていたのではないだろうか。既に殺害予告映像を撮影していた時には既に湯川氏は殺害されていて、72時間以内に2億ドルというほぼ不可能に近い要求を突きつけてきたのも、初めから解放する気などなかったというような気もしなくない。

    ヨルダンと日本は友好国だが、その関係に亀裂を入れようとする心理的情報戦を繰り広げている。日本がこのISISに情報戦の主導権を握られれば、たちまち日本は破滅へと向かうだろう。

    ISISの心理的情報戦に乗ってしまった集団は確信犯のサヨク以外はまさに相手の思うつぼで、愚かであるのは間違いない。

    ISIS自体がイスラム教ファシズム(ファンダメンタリズム=原理主義とも違う)のテロリスト集団である為、交渉しても耳を貸す気など無いだろう。

    しかし、全共闘時代の末期に内ゲバで崩壊していった極左過激派のようにあまり長続きはしない気もしている。

    日本がグローバル化を進むにつれて、こういったテロとの戦いは避けられない。今後の対応や、テロ対策なども本格的に考えるためにも国家NSCの設立は間違っていなかったと自分は考えている。

    • 2015/01/25 (Sun) 23:12
    • REPLY

    こはる

    他人の所為

    後藤氏が持たされている写真(むごたらしいと聞いては見る迄もありません)が何時撮影された物か分かりませんし、メッセージを後藤氏自らの意志と意見で言っているとはとても思えません。
    安倍総理批判側に例え後藤氏が立って居るとしても、あの文言は原稿を読まされているのだろうと、多分多くの人同様に思います。
    なので、安倍政権打倒の為にこの国際凶悪テロ組織の発信を利用する者達は、日本国に在りながら国際テロ支援者同然と考えます。日本人にとっての要注意人物達。

    海外の思想・主義争乱の中で戦後だけでも日本人同胞が殺された事件は幾らでもありますが、今回はどう私の心を掻き立てても同情が湧きません。彼等のシリア渡航の是非ではなく主義の違いでもないのですが、敢えて言うならやっぱり、ああいう場所と知って行ったのなら何があっても仕方がない、としか思えません。
    首相はこの件の為に外交予定も狂わされ、多数の国々に辞を低くして協力を頼み、解決すべき国政も滞り、これから影響する代償はどれほどになるでしょう。

    ヨルダンに囚われている犯人はヨルダン国の問題ですし、今「イスラム国」側が後藤氏との交換条件にしても日本国がヨルダンに頼める、頼んで良い話では決して無いと思います。日本国民は国際上の理非をしっかり弁えて考えるべきだと思います。

    人質にされた人を日本政府が取り返せないとしても、日本政府が殺害したとは絶対なりません。
    殺したのは殺す意志を持ち人の命を弄んでいる者達です。

    • 2015/01/26 (Mon) 00:58
    • REPLY

    名無し

    No title

    一部の人は誤解しているかもしれませんが、テロ行為そのものは何ら非難されるものではありません。テロは表現の一種であり、誰でも可能なことだからです。

    件の日本人殺害は『日本の利益に繋がらないテロ行為だから非難される』、ここを踏まえないと的外れな空論になってしまうので気を付けたいものです。
    収監されている囚人の釈放の件も日本の利益になるか否か、それをよく考えてから発言するべきです。その場の感情に任せて意味の無い妄言を垂れ流す豚になってはいけません。

    • 2015/01/26 (Mon) 05:30
    • REPLY

    (名前空欄)

    No title

    「テロ行為そのものは何ら非難されるものではありません。テロは表現の一種であり、誰でも可能なことだからです。 」

    これはあきらかに誤った知識に基づいている考えです。

    民間人に対しての武力攻撃や暴力行為・略取などはただの犯罪行為にしか過ぎません。

    1949年のジュネーブ諸条約と1977年のジュネーブ条約追加議定書ⅠとⅡに非戦闘員の保護について規定されています。

    もちろん「イスラム国」はこの条約の締結国ではありませんから「これに従う義務はない」と言えますが、日本は締結国ですからこれに従います。

    2015/01/26 05:30 に投稿された方が日本人等の条約締結国の人であるならば、ご自身の考えはさておき、条約に基づいた客観的な表現をするべきでしょう。

    名無し

    『法』と『法律』

    アングロサクソン由来の『法の支配』とドイツ、フランス、大陸系(日本はこちら)は似て非なるもので、日本で法の支配と言えば後者を指します。
    つまり日本では、直近の人間が秩序や権利、義務また行政上の規則を定めたものを「法の支配」と言っている。

    人権や平等、主権を理解するためには英米系法学抜きにはあり得ず、然しながら大学では積極的に排除しているようであります。

    自己主張のため無辜の市民を殺してはいけない、は法律以前でありまして堆積され認知された『法』であります。

    • 2015/01/26 (Mon) 10:08
    • REPLY

    無名人

    No title

    女テロリストと交換して
    その女がまた何十人もの市民を自爆テロで殺したら
    後藤ママはどう言い訳するのかな
    安倍も人質も馬鹿すぎ

    • 2015/01/26 (Mon) 17:34
    • REPLY

    名無し

    No title

    >2015/01/26 08:11

    フランスの連続殺人犯、ジャック・メスリーヌの言葉を反論としてお返しします。

    「法に従うか否かは個人の自由である」

    • 2015/01/26 (Mon) 19:43
    • REPLY

    西

    法と道徳

    法律と道徳は別物である。

    道徳は一般的には人間として望ましいとされる行動の事であり、広義では、人間の内面的な良心の平和を達成するものとされる。

    一方、法律は社会を安定させる為の秩序で、人々の権利を守るものであり、広義では人間の外面的な行為を規律することとされる。

    道徳的に「正しくない」法律には従う義務は無いといえる。

    例えば、ナチス政権下で制定された法律には数多くの社会道徳的に「正しくない」法律があった。

    所謂、「悪法も法なり」という議論である。

    このナチス政権下での法律に従えば、社会道徳的には「正しくない」が、法律的には「正しい」為(ここでは全権委任法等が自然法に反するかどうかの議論は差し控える)、従わなければ法律的に許されないというジレンマに陥る。

    法律論(自然法と法実証主義)に突っ込んだ議論はここではしないが、テロリズムに関して言えば、テロリスト自身は確信犯である為、法律的には間違っているが、個人道徳として「正しい」事をやっているという自覚はあるだろう。

    しかし、個人道徳が社会道徳と相容れないことはある。

    暴力、破壊(建造物等)、殺人、略奪等は社会道徳的に許されないとされている。

    テロリストが非難されるのは主義主張の正当性よりも、社会道徳的に許されない行動をする為だろうと考えられる。

    長くなる為、詳しくは橋爪大三郎氏の著書「人間にとって法とは何か」(PHP新書)を参考にしてもらえれば幸いです。

    • 2015/01/26 (Mon) 23:40
    • REPLY

    黒髪

    どのような交渉

    今回のイスラム国の日本人拘束の件で会社の同僚と話をしてみると首を傾げる展開になった。
    「日本政府は交渉さえ出来ていない」というのだ。湯川氏殺害の写真についての日本政府の見解、イスラム国が動画を流し自分達の主張を正当化している事と表立った要求をしてるのをテレビで見て素直に思ったらしい。未だ後藤さんとの安否も不明だから日本政府はただ待つだけではと語っていた。その同僚はあまりネットなどはしないのもあるが、テレビの情報だけを見てる人に至っては進展もないと映るのだろうか。

    交渉さえ出来てない状態といえどその真意について理解するタイムラグがあるように思う。72時間の交渉の中で身代金目的が人質交換へ移行したのはイスラム国が湯川氏殺害の写真を後藤氏に持たせた動画の中で判明した訳だが、その前に日本政府がヨルダン政府に日本人解放に向けて協力をして欲しいと語るなど活発な動きがあった。またトルコではなく外務省がこの件の本部をヨルダンに置いた点も考慮出来る(シリアの日本大使館が併用されてる点もあるが)。この動きからヨルダンの死刑囚についてイスラム国側の要求があったのは動画公開前ではないかとも考えられる。

    これも憶測の域は出ない訳だが少なくとも交渉においては様々なコンタクトは取っていると思いたい。

    • 2015/01/27 (Tue) 09:02
    • REPLY

    alinamin2011

    判断は法秩序の維持vs覚悟を決めた個人の命

    ISILが計りにかけよといっているのは、題記のこと。
    個人の命を見送れというのは大変に苦しい。
    しかし、覚悟を決めて入った後藤が、法秩序を犠牲に己の命が救われることを豈に喜ぶべけむや。

    後藤は、人道すなわち世の正義に命をかけた。
    彼の意思を踏みにじるなかれ。
    私は死刑囚を野に放つより後藤の救出を断念すべきと思います。
    今こそ、ヨルダン政府と世界にに日本国として救出を断念し、法秩序を優先すると伝えるべき。

    後藤は法秩序と人道のためにそれを理解し受け入れると信じると声明し、日本人の魂を伝えるべき。

    これを非難する者あらば、法秩序を尊ばぬ者であり、心ある日本人にその魂を解さぬ者なしと訴えるベし

    私はこれまでの政府の対応を評価するし、やれることはやったと評する。


    • 2015/01/28 (Wed) 22:18
    • REPLY

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