慰安婦問題で開き直る朝日新聞

朝日新聞が心底汚いと思うのは、彼等は自分たちの主張に沿う意見だけを掲載し、反目する意見は抹殺する手法を取るからだ。昨年秋から年末にかけた「特定秘密保護法」に関する大反対キャンペーンでも、紙面や電子版を通してアクセスできるオピニオンは、明らかに法案反対に偏っており、両論併記というマスメディアの原則など知ったことか!と言わんばかりの構成だった。
産経新聞のスクープ以来、急速に注目を集めつつある河野談話の信憑性についても、その報道姿勢は変わらない。慰安婦は実際に存在したが、その慰安婦は事実上、多くがプロの売春婦であり、日本軍が女性たちを強制的に連行した事実はないというのが私の解釈だが、いくら朝日の読者が意見を寄せる「声」に投書しても、掲載してはもらえないだろう。米グレンデール市の慰安婦像撤去を求め、地元の日本人や日系人で作るNPO法人が連邦地裁に提訴した件でも、同じ手法で偏りを隠そうともしない。
慰安婦像めぐり在米住民に溝 グレンデール市議会で異議(朝日新聞)
米ロサンゼルス近郊グレンデール市に昨夏設置された慰安婦像をめぐり、在米住民の間で溝が深まっている。在米日本人らの団体が撤去を求めて提訴したことに対し、反発する日系人らが25日夜、同市議会で代わる代わる異議を唱えた。
この日夜の市議会の一般市民陳述で、計16人が数分ずつ演説した。米国人の白人男性は「これは日本対韓国の像ではなく、戦時中に辱めを受けた全女性の像だ。今日の日本がひどい国だという意味ではない」と述べ、日韓の対立を鎮めるよう訴えた。
カリフォルニア看護師協会に勤める日系米国人デビッド・モンカワさん(62)は「訴訟は像が日米同盟を脅かすと主張するが、ホロコースト博物館がドイツとの友好関係の妨げとなったり、アルメニア人虐殺の碑がトルコとの同盟を危うくしたりするだろうか」と疑問を投げかけた。
戦時中、コロラドなどの強制収容所に入れられたロサンゼルスの日系4世フィル・シゲクニさん(79)は「強制収容を米政府が謝罪した時、私は生まれ変わった気持ちになった。日本政府も米政府と同じ態度をとってほしい」と話した。(グレンデール=藤えりか)
記者がこの記事のなかで触れている米国人白人男性の意見、「これは日本対韓国の像ではなく、戦時中に辱めを受けた全女性の像だ。今日の日本がひどい国だという意味ではない」というコメントは、明らかに間違いである。この男性は朝鮮系の住民に洗脳されでもしたのか、妄想が膨らみすぎるようだ。何故間違いなのか。碑文にはこう刻まれているのだ。
In memory of more than 200,000 Asian and Dutch women who were removed from their homes in Korea, China, Taiwan, Japan, the Philippines, Thailand, Vietnam, Malaysia, East Timor and Indonesia, to be coerced into sexual slavery by the Imperial Armed Forces of Japan between 1923 and 1945.
And in celebration of proclamation of “Comfort Women Day” by the City of Glendale on July 30, 2012, and of passing of House Resolution 121 by the United States Congress on July 30, 2007, urging the Japanese Government to accept historical responsibility for these crimes.
It is our sincere hope that these unconscionable violations of human rights shall never recur.
1923年から1945年にかけて朝鮮、中国、台湾、日本、フィリピン、タイ、ベトナム、マレーシア、東ティモール、インドネシアの自宅から連れ去られ、日本帝国軍の強制によって性奴隷にされた20万人を超えるアジアとオランダ人女性を偲んで。
また、2012年7月30日のグレンデール市による「慰安婦の日」宣言、及び、これらの犯罪の歴史上の責任受諾を日本政府に要請する米国下院決議案121条が2007年7月30日の米国議会において通過したことを祝して。
このような不当な人権侵害が二度と繰り返されないことが、我々の切なる願いである。
「犯罪」という言葉を使い、その責任を日本が取っていないと、日本を名指しした糾弾なのだ。そんなことぐらい、ネイティブ・アメリカンが読み取れないわけがない。碑文を理解できていてなお、このようなことを言明するのなら、朝鮮系団体に買収された疑いすら捨て切れない。
記者も記者なら、これを掲載する編集委員も救いようがない。そういう矛盾があることは、この慰安婦碑の件を殊更熱を込めて追っている朝日新聞なら、知らない筈がない。つまり朝日は、この見解が間違っていると分かっていて、意図的に掲載したと見てよいと思う。これが、プロパガンダを散布するためなら歪曲や捏造も辞さない、朝日新聞のDNAである。
慰安婦問題に火を付けた朝日新聞は、完全に開き直っている。最近はNHK会長と経営委員の批判にご執心だが、自分たちに火の粉が降りかかってくるという予感もないのかもしれない。やはり、朝日新聞の国会への招致は必要である。
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