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    麻生副総理の「ナチスの手口学んだら」発言の真意

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     一昨日29日、国家基本問題研究所(国基研)の月例研究会に参加した。国基研の会員になって以来、月例研究会に参加するのは実は初めてで、28日日曜日に参加した青山繁晴氏の独立講演会に続き、非常に有意義な二日間だった。

     国基研は櫻井よしこ氏が主宰するシンクタンクで、今月の月例は国基研から櫻井氏、田久保忠衛杏林大学名誉教授、遠藤浩一拓殖大学大学院教授の3名が登壇。ゲストがまた豪華で、麻生太郎副総理、西村眞悟衆議院議員、笠浩史両衆議院議員の3名だった。戦後政治を勉強したことがある人なら、麻生副総理と西村眞悟氏が隣に座る場面を、よだれが垂れる思いで見たに違いない。麻生氏の祖父、吉田茂氏と、西村眞悟氏の祖父、西村栄一氏は、あの有名な“バカヤロー解散”の当事者である。60年の歳月を経て、その孫ふたりが、共に衆議院議員として同じ舞台で語るのだ。しかも、ご両名は中身がぎゅっと詰まった政治家である。どこかのバカ政党が二世議員はダメなどと吹聴していたが、「中身は関係ないのか?」と問いたくもなる。

    俺たちの麻生太郎!

     私は西村眞悟氏の個人的な大ファンだが、麻生副総理の語りは西村氏にも増して絶妙である。人を惹きつける不思議な力があるのだ。饒舌で、力説すべきところはトーンが強まるが、その節々にジョークを交える。言葉で人を魅了する人はこうなんだと、改めて感心してしまった。

     ところが一日経った昨日30日、この国基研での発言がメディアを賑わすこととなった。下記は、読売新聞のベタ記事だが、言葉尻をつかまえるとは、まさにこのことだ。

    ナチスの手口学んだら…憲法改正で麻生氏講演 (読売新聞電子版)

     麻生副総理は29日、都内で開かれた講演会で憲法改正について、「狂騒、狂乱の中で決めてほしくない。落ち着いた世論の上に成し遂げるべきものだ」と述べた。
     その上で、ドイツでかつて、最も民主的と言われたワイマール憲法下でヒトラー政権が誕生したことを挙げ、「ワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。あの手口を学んだらどうか。(国民が)騒がないで、納得して変わっている。喧騒(けんそう)の中で決めないでほしい」と語った。


     実際に発言を現場で聞いていた者として、前後の文脈を説明しよう。

     まず、麻生副総理が力説したのは、記事にある通り、憲法改正は「落ち着いた世論の上に成し遂げるべきものだ」ということである。戦前、鬼畜米英の大合唱とともに、全体主義を巻き起こした世論のなかで戦争という重大な決定が行われた。まさしく、冷静さを著しく欠いた状況だった。麻生氏が主張したのは、この“喧騒の中で何かを決めるのことの危うさ”なのだ。

     ワイマール憲法がナチス政権下で変わったことを引き合いに出し、「あの手口を学んだらどうか」と述べたのは、皮肉交じりの単なる比喩であり、ジョークである。この言葉をまともに捉えて、「いかがなものか」風の論評を発するメディアの姿勢には、ある種の悪意を感じる。副総理が言われたのは、“冷静や喧騒と、重大政策決定の関係性”であり、“それにかかわるメディアの責任”なのだと、私は解釈した。戦前、大衆の喧騒を「鬼畜米英!」と煽ったのはメディアであり、政治家ではない。メディアはしょうもない記事を書く前に、自分たちの立ち位置を見直すべきだ。

     聯合ニュースは、この麻生発言に対する韓国政府の不快感を伝えている。

     韓国外交部の趙泰永(チョ・テヨン)報道官は30日の定例会見で、「(麻生氏の)発言が多くの人を傷付けるのは明らかだ」と非難。ナチス政権に対する言及が今日の良識ある人にどのような意味があるか、日本帝国主義の侵略の被害を受けた周辺国の国民にどのように映るのかは明確だとした。


     ばかばかしい記事で、一顧だに値しないが、マッチポンプ役の日本のメディアの存在があるから、こういう記事がエネルギーを得るのだ。

     麻生副総理は、スピーチの中でもっと重要なことを語っておられた。歴史認識の違いはあって当たり前だということについての説明は、まさしく目から鱗だった。(後日改めて書こうと思う。)マスコミはそれもスルーである。文脈も提示しないまま、言葉尻だけを摘みあげて書く傍ら、重要かつ本質的な部分は書かない。マスコミの成果物は、ワイドショー的、もしくは夕刊タブロイド紙のレベルである。こういうセッションに参加し、その後の報道を確認すれば、実際の発言と報道ではかなりの乖離があることに気付く。

     壇上にはあがらなかったが、自民党の西川京子議員、元民社党委員長の塚本三郎氏も来場していた。塚本氏の御顔を拝見するのは数十年ぶりなような気がする。西川氏は「マスコミが反権力であることは構わないが、最大の問題は、日本のマスコミの多くが反権力ではなく“反国家”だということだ」と語っておられた。まさに正論である。


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    31 Comments

    こはる

    No title

    麻生閣下の言動がマスコミを通すとほぼ確実に変形される、というのは総理ご就任前後の、余りに酷すぎた報道のおかげ?でファンは騙されません。

    読売の記事の通りですと、論旨の前後の辻褄が合わないでしょうに、書いた記者のレベルが問題ですね。

    例えこの通りに仰ったとしても、麻生・故中川絶賛依怙贔屓一人ファンクラブの私には、だから何?です。

    • 2013/07/31 (Wed) 15:21
    • REPLY

    システム

    あなたの言い訳が一番まともです

    ブログ主様の解釈ならば素直に納得できますね。
    しかし、麻生発言を文字起こしすれば、どちらにでも解釈できてしまいます。
    これは発言ミスですね。
    良いように解釈したい人は良いように、悪いように解釈したい人は悪いように、どちらにも解釈できてしまう発言です。
    「反面教師」だの「曲解」だのと言い訳している自民党の信者はお話になりません。
    ブログ主様のような方があの手の連中を啓蒙すべきです。
    あの手の連中は、マスゴミによって完全捏造された橋下発言をさらに曲解して叩いた連中です。
    まさに因果応報。まさにブーメラン。
    麻生さんの失言癖もさることながら、あのナチス親衛隊のような自民党信者も、必ず自民党にとってアダとなりますよ。

    (名前空欄)

    No title

    録画とか録音とかしてないのかな?

    そういったものがないことを知った上でのリークなのかな。

    こういった講演会にアンチが入り込んでるのも当然なんだろうから。

    怖いねぇ。

    麻生さんが、自分の発言を都合の良いように
    掻い摘まれて苦しんだことは、かなり知れ渡ってる。
    (自身もそれに言及してたよね、総理のころ)

    だから、素直に文面通りには受け取れないね。

    普段から【歴史に学ぶ】と言っている麻生さんが、
    ナチスから学べ、と本気で発言するとは思えない。

    ナチスがどうなったか、は歴史的に明らかなんだから。

    この人がそんな馬鹿には思えない。

    • 2013/07/31 (Wed) 23:22
    • REPLY

    yasu

    麻生氏は苦手だなぁ

    田母神さんの一件以来、
    麻生氏はどちらかといえば苦手の部類に入る。
    公明の差し金とはいえ、一度も面会せずに
    空自のトップをあっさりと切り捨てたのは
    最高司令官として余りにも冷酷な仕打ち
    だった。
    アニメ好きなところもなんかキモイし、
    言動も芝居がかっている
    あの親分肌みたいなのも見せかけの演技だと思う。
    要するに生理的に受け付けないタイプなのかも。

    • 2013/07/31 (Wed) 23:28
    • REPLY

    (名前空欄)

    No title

    個人的な好き嫌いは置いておこうよ。

    生理的に受け付けないタイプ、とか関係ないじゃない。
    芝居がかってない政治家なんていないように俺には思えるしね。

    ところで、産経新聞の朝刊では、このナチスの件には触れてないのな。

    全く触れないのもどうかと思うが、つまりはブログ主が言うように、
    前後のつながりからジョークだと判断し記事にはしなかった、ということかな?

    記者も因果な商売だよなぁ。面白くなきゃ売れないし。

    発行部数で苦戦してるところほど、タブロイド紙と化していくわけだ。

    毎日変○新聞はバッチリとこれがメインだね。さすが○態。期待を裏切らないわ。

    • 2013/07/31 (Wed) 23:35
    • REPLY

    こはる

    No title

    田母神氏更迭の事ですが、所属する自衛隊が政府の組織である以上、政府見解と違う事を論文発表する事が問題だと麻生総理は判断されたのでは無いでしょうか。

    あの当時、総理は「自由なお立場になってならどうぞ」という風な事も仰ったと記憶しています。

    田母神氏の思想を否としたのではなく、田母神氏の立場の許容範囲を問題にされたのだと思います。
    これを許すならば、敷衍すればあの2・26もクーデターでは無い事になるかと。

    • 2013/07/31 (Wed) 23:50
    • REPLY

    -

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    • 2013/08/01 (Thu) 03:07
    • REPLY

    (名前空欄)

    No title

    ナチスを引用した部分については撤回したね、麻生さん。

    【発言全体を通して、ナチスを賞賛してないのは明白である。】で終了だ。

    で、この件を持ちあげてたのは朝○と、毎○、それから中○日報。こっちの方が気持ち悪い。

    今日のニュースでは、他のメディアはトーンダウンしてるよ。

    左翼の両者と、他国の新聞。3社仲良く日本を混乱させようってか。舐めてんの?

    • 2013/08/01 (Thu) 11:59
    • REPLY

    (名前空欄)

    No title

    はい。今現在のgoogleニュースのトップ記事。

    麻生さんのナチス発言の撤回について、各新聞社が報道してます。

    上から順に。

    ①asahi.com
    ②毎日新聞
    ③WSJ
    ④朝日新聞
    ⑤時事通信

    なんだかもう・・・ねぇ?w

    • 2013/08/01 (Thu) 12:58
    • REPLY

    tibi

    納得しました

    記事を見て最初はナチスを出すのは麻生さんダメだって、と思ったのですが、撤回時のコメントが私の認識と異なったため、マスコミではなく講演を聞いた人の捉え方が知りたくなり、検索した結果、こちらにたどり着きました。
    私はジョークが分かるつもりですし、こういう麻生さんの言い回しが好きです。こちらのブログを見る限り、ナチスを冗談にするのは国際的にはタブーですが、今回でいうと「こんなん言ってた」と誰かが騒がない限り、流れていく程度の話だったのでしょう。それをまさに言葉尻を捉えて騒ぎ、国内だけで済む話ならともかく、日本は世界中で反感を買ってしまった。この責任を、最初の記事を書いた記者はどうとってくれるのでしょうか。

    政治家なのに隙を見せるのが悪いとも思うのですが、発言主旨を見て、記者のモラルの低さに、国民として失望しか感じ得ません。

    • 2013/08/01 (Thu) 14:23
    • REPLY

    こはる

    No title

    ブログ主様が会場で受け取られた麻生発言の解釈が正しかった訳ですが、同じ場で同じお話を聞いて、麻生さんとナチスというだけで反発先にありきの記事、メディアの能力を疑います。

    当時最高の民主主義を体して居たというワイマール憲章も、火が点いた民族扇情の中では「国民の選択」として間違う改悪もあり得る、という適確な示唆の何処が「隙」なのか、分りません。
    書く者の悪意というだけの事と思います。

    ですが、この記者が憲法改正に反対だったら、むしろ麻生発言の一部をそれなりに利用も出来たでしょうに、麻生憎し心情がそれを逃した様にも見えます。ゴクローサン

    • 2013/08/01 (Thu) 15:26
    • REPLY

    yasu

    すごいワープ論法

    >生理的に受け付けないタイプ、とか関係ないじゃない。

    そうですね。でも人間的に支持できないと表明するのは自由でしょ。
    それとも個人的な見解を述べてはいけないというルールでもあるのでしょうか。
    きっと、ルーピー集団の見せ掛けパフォーマンスも
    気にしない寛大な方なのでしょうね。

    それから、こはるさま。
    すごいワープ論法ですね。
    当時首相だった麻生氏が田母神氏の「日本はいい国」発言を容認すると
    2.26事件がクーデターでなくなるとは
    いくらなんでも敷衍しすぎでしょ
    小生には贔屓の引き倒し的見解に映ります。
    業務と無関係な歴史観について持論を述べることと、
    不満を暴力に訴えて恐怖の力で解決しようとするテロ行為
    同列に見なすとは、理解不能です。



    • 2013/08/01 (Thu) 17:11
    • REPLY

    (名前空欄)

    No title

    朝日新聞が【どうせまた都合良く抜粋したんだろ?】と、そう指摘される危険を察知したwのか、
    麻生さんの発言の全文を掲載したっぽいね。

    あれを読むとさ、【靖国神社の参拝は静かにやろう】の後に、
    【ワイマール憲法もいつの間にか変わってただろ?あの手口を学んだらどうか】と発言してるよね。

    これって、靖国問題については【静かにやろうや】を貫けば、
    いつの間にかこの問題は落ち着いていくだろう、と言いたかったのでは?

    この流れでナチスの手口を出すのは明らかにジョークだな。

    そうじゃないと発言の前半ではナチス否定(注意喚起)なのに、後半でナチス肯定という、
    矛盾した発言になる。

    ナチス賛美じゃなくて皮肉なのは充分に分かるが、
    意地の悪い奴、悪意のある奴が聞けば、ナチス賛美!と叫ぶ罠。

    こんなんで議員やめろ、とか。社○党、馬鹿なんじゃないの?きっと本当にネタに困ってんだな。w

    失言から撤回までが早かったし、
    最強官房長官のガースー様の一喝で筋も通ったから、この件はこれで終わりだな。

    これを引きずろうとすると、
    国賊扱いされる空気が今の日本にはある。感じるだろ?

    しかし、朝鮮も中国も馬鹿だな。
    オマエラがやり過ぎるから、真面目な日本人まで敵に回してさ。

    • 2013/08/01 (Thu) 18:10
    • REPLY

    (名前空欄)

    No title

    >個人的な見解を述べてはいけないというルールでもあるのでしょうか。

    そんなルールないね。そんなに身構えるなよ。w
    だって関係ないだろ?貴殿の好き嫌いなんか。超どーでもいい。

    >田母神氏の「日本はいい国」発言を容認する
    おいおい、都合良く抜粋するなって。朝○じゃないんだから。
    いい国、だけじゃないぜ?
    日本だけが責められるいわれはない、とも言ってたぜ?
    その通りではあるんだが、あぶねーよな。これ。
    一歩間違えば、世界中を敵に回すぜ?脛にキズのない国なんか皆無なんだから。

    俺は田母神さん肯定派だけれども、立場ってのを考えるとやはりな。

    政府見解と違うことをペラペラしゃべる将軍さんを、貴殿なら擁護する?
    ペラペラしゃべるタイミングが、偶然にも超悪いタイミングでさ、
    国家間でまとまりかけた話がおじゃんになったりした場合に、どう責任を取らせる?それとも不問?

    擁護するなら、どうやって擁護するの?聞かせてよ。

    • 2013/08/01 (Thu) 18:22
    • REPLY

    (名前空欄)

    No title

    田母神さんが外された理由は一つだよ。

    【その地位についているのが田母神さんでなきゃならない理由がなかった】から。

    他に代わりがいるわけ。あぶねーこと言わない奴が。
    思ってはいても口に出さない適材が、ね。

    何を言おうとも、田母神さんじゃなきゃ困る理由があるなら、外されなかったと思うよ。

    でも実際はそうじゃなかった。

    つまり、身の丈を超えたことをしてしまったってこと。

    • 2013/08/01 (Thu) 18:28
    • REPLY

    こはる

    No title

    yasu様 
    「日本は良い国」と言って処分する日本政府は、サヨク政権でも無いと思いますよ。

    田母神氏の、政府公式見解に反する集団的自衛権論で民間公募論文に応募したら、即統制権に関わるでしょう。
    政府見解に不服従の自衛隊幹部を、yasu様なら統制上ノープロブレムと考えられますか?
    クーデターの前に、私は「敷衍すれば」と書いて居りますので、ご確認下さいませ。

    田母神氏が一般国民になってから、私もその講演を偶然ですが聴いた事があります。
    お話は面白く分りやすく、この人を応援したくなる人は多いだろうとも思いました。
    一般人になって良かったのでは無いですか?何を論じられても日本では許されるのですから。

    • 2013/08/01 (Thu) 23:56
    • REPLY

    こはる

    No title

    yasu様 ごめんなさい
    yasu様は「敷衍」を読んで居られたのですね、ご確認云々は取り消します。

    それでも統制権上問題だろうと申し上げます。
    「業務に無関係」の論文ではないと思いますから。

    • 2013/08/02 (Fri) 00:03
    • REPLY

    yasu

    No title

    管理人さま、すみません。
    あとちょっとだけ、コメント欄使わせてください。

    >だって関係ないだろ?貴殿の好き嫌いなんか。超どーでもいい。

    超どーでもいい」割には超どーでもいい反論をするのはよほど時間的余裕のあるお方なのですね。

    >一歩間違えば、世界中を敵に回すぜ?

    ずいぶん大げさですね。特亜と米国が世界中ですか?

    >ペラペラしゃべるタイミングが、偶然にも超悪いタイミングでさ

    超悪いタイミング」とは?
    寡聞にして存じ上げないので
    ご教示願います。

    >擁護するなら、どうやって擁護するの?聞かせてよ。

    民間の感想文に毛が生えた程度の懸賞論文に寄せた
    特別公務員の個人的歴史観をいちいち問題にしない。
    日本には防衛大学校長が自衛隊のイラク派遣を批判したり、公立学校の教職員が国旗・国歌に反対したりする言論の自由がある。業務を妨害すれば処罰されるが、歴史観の吐露は自衛隊の業務を妨害してはいない。
    言論機関であるマスコミ各社がそれを一番よく理解していると信じている

    という旨の声明を出せばよろしい。

    こはるさま
    >「業務に無関係」の論文ではないと思いますから。

    自衛隊法に規定されていない「歴史観」が「業務」ですか? ワープするのがお好きのようで。

    • 2013/08/02 (Fri) 10:42
    • REPLY

    こはる

    No title

    yasu様

    個人の歴史観を問題として更迭されたのではない、という事を申し上げました。
    自衛隊の統制問題だと書いた筈です。


    繰り返しになりますが、更迭理由は幕僚長という空自トップにありながら、政府見解に反する意見を一般社会に披露した=ルール違反を犯した事にあるのです。

    他にも、日本は侵略国ではない論の、展開の仕方も拙かったのでは、と個人的には思いましたが、それが理由になったかどうかは分りません。

    私に向けたご質問ではありませんが、<「超悪いタイミング」とは?寡聞にして存じ上げないので>に申します。
    あの時期yasu様は日本には居られなかったのでしょうか?
    麻生内閣が殊に経済問題で国の内外への目配り、党内抗争、とりわけ政権交代を連日囃すマスコミの悪意に晒されて、実に超最悪の時期でしたよ。
    事の性格からも、タイミングからも、即刻処分は妥当だったと、私は贔屓目関係なく今も思います。

    • 2013/08/02 (Fri) 15:57
    • REPLY

    やす@管理人

    コメント欄

    > 管理人さま、すみません。
    > あとちょっとだけ、コメント欄使わせてください。

    私がコメント欄を承認制にしていないのは、自由闊達な意見交換をしていただくためで、私が過去(最近ですが)にツッコんだマナー違反でない以上はご自由にお使いください。
    意見交換は常に拝見しております。
    皆さま、私などより知識が豊富ですよ。感心してしまうほどに。

    ちなみに私は輿石東が生理的にダメですw

    • 2013/08/02 (Fri) 16:06
    • REPLY

    すす払い

    No title

    こはるの支離滅裂な戯言は読むに値しませんが、とりあえずナチスを例えに出した奴を吊るしあげておけば自分は正義だと思い込む事が出来るからさぞかし楽でしょうね。
    日本にも連合赤軍とかレイシストしばき隊のような薄らバカサヨクがナチスっぽい事やってますが。内ゲバ大好きなところをみるとスターリンかぶれとも言えます。


    あと、日本ほど言論の自由が保障された国は他にありませんよ。
    日の丸を焼き捨ててもお咎め無し、皇族を火炎瓶で焼き殺そうとしたら地方都市の議員になれるほどですから。

    • 2013/08/03 (Sat) 17:54
    • REPLY

    shamon

    No title

    憲法改正において、TVでみる政治家の討論会では、事実と異なること、相手の主張していないことを、さも意図しているかのように「言い掛かり」を付けて批判する特に左系野党の政治家が目立ちます。自分たちを利そうとする、偽善者のこういう卑劣なプロパガンダが、一般の国民の判断を危うくする訳です。また、創価学会・公明党の「自民党の暴走を我々が止める」というのも、所謂「言い掛かり」による、自らを正義に見せ掛けようとするプロバガンダですね。

    マスコミも、相変わらず全体の意味をねじ曲げて、言葉の揚げ足を取って大騒ぎし、世論を扇動しようとします。今回の麻生氏の「ナチス発言」のそうですね。

    麻生氏の発言の要旨は、実は次のようものです。

    憲法改定を喧噪の中で行って欲しくない、自民党は静かにじっくりと草案の議論をしてきた。彼のナチスは世論の喧噪の中で第一党となって政権を取り、喧噪の中でワイマール憲法をナチス憲法のようにしてしまった。そして喧噪の中で、誰もが気がつかなかった。そういう過ちは避けるべきである。(悪しき例としての)ナチスの手口を学んだらどうか。

    これのどこが、ナチスのように誰にも気が付かれずに憲法を改正すべきだ、ナチスの手口を学べと、麻生氏が発言したことになるのでしょうね。巫山戯るにも程がありますが、最近のインテリを気取る輩、政治家もマスコミも宗教家も、自分たちの国語力の無さ(意図的なものを含む)を相手の言葉力のせいにしますから始末が悪いですね。

    本来は、非常に馬鹿馬鹿しいことなのですが、繰り返される左系政治家とマスコミと、勿論カルトな宗教団体の、無知な国民を扇動するプロバガンダには、本当に腹立たしく思います。国民である私達も、もっと発言の内容が正しく理解できるように、賢くならなくてはいけませんね。

    こはる

    No title

    shamon様の仰せ、本当にそう在るように個人的に努力したいと存じます。

    講演は何方のでも言える事ですが、特に話術の巧い人のお話は、会場を爆笑させてもそれを文字にしてしまうと読者には案外伝わりにくいものも多いと思います。
    ですから、その講演の全体像をそのまま読者に伝えたいと考えるならば、記述する者の文脈の把握力や誠意は、例えば翻訳者の仕事に似た力量が必要になると思います。
    記述するに拙い把握力、誠意では無く悪意が介入すると、麻生さんの言葉バッシングの様にまるで違った内容で宣伝される可能性も大いにある(或いは逆の事もある)、という用心は私たち国民全員が認識しておくべき事だと、思います。

    この講演内容は、編集されないままの録音があるなら、騒ぎたい人達にはそれを聴かせたら余程のお莫迦さんでなければ理解出来るのでは無いでしょうか。

    沈静化させる目的優先で発言撤回はされるべきでは無かったと、麻生副総理と菅官房長官に申し上げたい気持ちがあります。
    「ナチス」は決して禁句ではないと思います。人間界にあった現実の厳しい反面教師として、捏造なくしっかり語り継がれるべき歴史だと考えます。

    憲法改正反対側の論調はいつもの通りですが、推進したい産経新聞の3日の社説もまた、発言内容は理解しながらセンテンスの切り取りと重箱の隅つっつき作業で、迷惑至極発言だった様な書きぶりでした。
    そのどちらにも心が冷えます。

    • 2013/08/04 (Sun) 07:30
    • REPLY

    すす払い

    No title

    >こはる

    アナタのような知ったかぶりの間抜けが事態を混乱させているんですけどねwww

    • 2013/08/04 (Sun) 12:32
    • REPLY

    やす@管理人

    すす払い氏へ

    もう貴兄のコメントは容認できません。
    今後、拙ブログへの貴兄のコメントは、管理人として一切お断りします。

    • 2013/08/04 (Sun) 12:35
    • REPLY

    いち

    助詞は無い。

    麻生さんは、「あの手口を学んだらどうか」とは・・・
    その後に続く、言葉が大事。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    わーわー騒がないで。本当に、みんな良い憲法と、みんな納得して、あの憲法<何十回も>変わっているからね。ぜひ、そういった意味で、僕は民主主義を否定するつもりはまったくありません・・・・・
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    事実、ドイツ憲法は、何回も、「改善」している「あの手口、学んだら・・・」ですね。

    FG

    No title

    賛否はともかくとして、私は、今回の問題はやはり麻生氏に問題がある。ナチスの問題は国際的に、冗談でも麻生氏のように発言していい話ではないと言うこと。政治家であるならば、認識していなければならないという点。
    一般人が、うちうちに話すのとは違うということ。

    朝日新聞を批判する論調もあるが、どちらでもとれるような発言をしてことが麻生氏の脇の甘さであろう。誰にでも分かる言葉で話すべきである。

    yasu

    言論統制派ですか?

    では管理人さんのお言葉に甘えて。

    >幕僚長という空自トップにありながら、政府見解に反する意見を一般社会に披露した=ルール違反

    驚きました。
    自衛隊幹部には言論・表現の自由は認められないという
    「ルール」があるのですか。
    憲法や自衛隊法のどこにその「ルール」が明記されているのでしょう?
    道義的」とか、逃げないように。

    言論統制を是認するあなた
    アサヒるやルーピー集団、社民、共産、公明などと
    同じ穴の狢ですか。

    • 2013/08/05 (Mon) 12:29
    • REPLY

    こはる

    No title

    幕僚長という自衛隊高位にあって全く自由な言論が許されるとするなら、その軍隊(自衛隊)の統制はメチャクチャで良い、という事になるでしょう。
    ルールとはそういう事態を鑑みて人間が常識の内に備えるものです。
    その意味では,自衛隊幹部に言論制限と自覚はあってしかるべき、と考えます。

    それとも、貴方は一般社会と自衛隊は同じだとお考えなのでしょうか?

    言論の自由も思想信条の自由も、力を持たない一般国民の権利であって、組織と影響力を持つ社会的立場の人には、自ずから節度を弁えた「制限された言論」であるべきです。
    そうでない場合を、しっかり想像してみて下さい。

    政府見解が一方に確かにあって、その政府の下に組織されている自衛隊の幕僚長が、政治的に一般人と同じ権利意識で政府見解に反する意見を論じて良いとお考えなら、ああそうですか、貴方はそうお考えなのですね。というだけの事です。

    ちなみに、この論文が問題視された一つの原因である、「集団的自衛権の行使論」は、未だに法整備されていない、当然この時期にも法の根拠が得られない、中で発表されたものです。
    行使できる、という論と 必要だから法整備を早く、という論は勿論別物です。






    • 2013/08/05 (Mon) 16:16
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    lion

    釈迦に説法で恐縮ですが

    石破茂氏のブログで
    08年11月5日に「田母神前空幕長の論文に思うこと」08年11月10日に「文民統制」というエントリーがあります。
    あの時は、かなりカッとなったものですが、カッカとしながらたどり着いたのが、 上記のエントリーで妙に頓悟したものです。
    私が不勉強で自分の言葉で物事を筋道立てて考える力に欠けているせいかも知れませんが、
    yasu様と、こはる様の議論を読ませていただいて、 石破ブログのことをコメントに 記したい。と思った次第です。
    よかったら、御参考になるかもしれませんので、御一読のほどを。


    • 2013/08/05 (Mon) 21:18
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    三平です。

    No title

    西村眞悟氏の事をもう少し調べた方が良いと思いますよ。
    少し軽率な考えだと思います。

    • 2013/08/07 (Wed) 01:27
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