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    “世襲”という政策論議の外で自民党を批判する、民主党のあさましさ

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    朝日新聞による対自民党ネガティブキャンペーンが勢いを増している。
    一昨日の社説では、前日に発表された自民党の政権公約を批判し、「3年間、何をしていた」と、普段は2つの論を載せる社説の全枠て使用し、自民党の公約を真っ向から批判した。
    そして昨日の社説では、民主党がけしかけた世襲論議をサポートするマッチポンプ役の如く、自民党の世襲議員の多さを批判している。
    解散が決まる前は、民主党を批判するカモフラージュ作戦に出たが、いざ選挙となると、自民憎し、安倍憎しという本来の姿を隠そうともしなくなる。
    朝日新聞にとってみれば、折角社をあげて育て上げた反自民勢力が僅か3年で崩壊してしまったわけで、再び自民に、再び安倍にという路線は容認しがたいのだろう。
    “安倍叩きは朝日の社是”という本音はもうバレてしまったので、もう開き直るしかないようだ。

    さて、世襲である。
    これは不毛な議論だ。
    世襲に問題がないとは言わないが、そもそも有権者にとってみれば、世襲は政党とか候補者選びの基準になるようなものではない。
    世襲議員を認める認めないは、有権者が感想を述べる程度のことであって、有権者が賛否を表わすようなレベルの問題ではないのだ。

    野田首相は「2世、3世・・・ルパンじゃないんだから」と、アニメ「ルパン三世」を引き合いに出して自民党を批判した。これは政策ではなく、明らかにネガティブキャンペーンである。
    この恥ずべき首相、そして党は、3年半ほど前に麻生前首相を「漢字が読めない」、「カップ麺の値段を知らない」と、攻撃し、効果をあげた。典型的なネガキャンである。世襲議論はそれと同類だ。
    第一、世襲の禁止は民主党の内規である。
    野田民主のやっていることは、一般社会で言えば、ライバル会社を社則(内規)批判によって蹴落とそうとしているのと同じだ。
    これに乗っかる新聞も救い難い。
    民主党は、文句を言いたいのなら、田中眞紀子を切ってから言えば良い。

    高村正彦副総裁は21日、世襲についてこう語った。

     国民のためになるのかならないのかは、有権者・国民が決める。
     当たり前のことであります。
     「世襲だから悪い」と言うのは「世襲だから良い」と言うのと同じくらい間違いです。
     野田さんは、羽田雄一郎さんを国民のためになる政治家だと思って国土交通大臣に任命したに違いないと思いますが、お父さんが羽田孜であるというだけで公認しないというのは、まさに、血によって差別する、こういうことだと思います。
     それに従って出ないという羽田雄一郎さんも、衆議院議員なって国民のために尽くしたいという志はどこにいっちゃったのか、情けない限りです。


    政策での勝負を放棄し、単なるネガキャンだけでライバル党を貶めようとする政党には、最早政党を語る資格はない。
    民主党はとっとと嘘八百のマニフェストを発表し、国民に審判を委ねるべきだ。


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    3 Comments

    こはる

    No title

    最近の高村氏には注目させられています。機転と説得力ある簡潔なご発言をされる議員さんだとは、不明にして今まで存じ上げませんでした。

    出自が世襲であれ、徒手空拳の出馬であれ、本人の見識・判断と洞察力・実行力そして過去から未来までもの「誠実さ」を持ち合わせているであろう嘘つきでは無い議員候補なら、被選挙民として何の問題も無い事です。

    親の地盤と経験を持つスタッフに恵まれた後継者がスタートラインに立つ時は有利ではあっても、それを是とするか非とするかは有権者の判断ですから、世襲議員の存在が悪いと言うなら有権者が悪い、と言って居るようなもの。選ぶ権利は選挙民にあります。
    世襲後継の場合は新たにスタッフと共に一から学ぶ経費と時間が節約できる利点もありますが、親が必ずしも評判が好い議員だったとも限りませんでしょうから、全てに於いて有利とは言えないでしょう。

    どちらにしても、世襲故に出馬断念を強いるのは、高村氏がご指摘のように「血による差別」ですし、別の選挙区から出る為には、住民票の移動や選挙活動等の条件上時間的制約もあって、公平とは言えません。

    要するに民主党とチョーニチを筆頭の反日広報屋にとって、安倍自民攻撃の材料が「世襲批判」ぐらいしか、今のところ無いのでは?カツカレーの愚劣さと同類です。

    • 2012/11/24 (Sat) 11:29
    • REPLY

    こはる

    No title

    少しタイトルと違いますが、連投お許しを。

    田中真紀子文科相が12月10日のノーベル賞授賞式を欠席の意向とか。
    ご自分の選挙が気になって国家が誇るべき受賞者の栄えある式典の陪席を断る大臣。尤も理由は選挙ではなく「寒そうで風邪引きそう」だとか。職務に優先する我が身第一の大臣、これもしっかり「あさましい」

    • 2012/11/24 (Sat) 12:06
    • REPLY

    -

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    このコメントは管理人のみ閲覧できます

    • 2012/11/24 (Sat) 15:34
    • REPLY

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