私的憂国の書

　2012年の民主党の下野以降、同党の凋落もあり、政治にいまひとつ緊張感がない状態が10年も続いている。その緊張感の欠如は、昨年の総選挙以後は特に顕著だ。野党の存在感が希薄であることはもちろんのこと、岸田政権が新しい政策に挑戦することが全くないためか、左派メディアも現政権に激アマだ。見せ場がない野党は、極めてヒマであるためか、岸田首相が「検討」と公式に言った回数を調査し、安倍・菅政権と比較するという愚か...