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    “圧倒的抑止力”「イージス・アショア」を捨てた河野太郎が抑止力を語る愚

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     自民党総裁選は今週、佳境を迎える。総裁候補の議論は国会での野党との党首討論とは比較にならないくらいの密度があるが、日テレ系の深層NEWSで行われた討論会では、候補者の考え方の違いが改めて浮き彫りになった。その違いが最も顕著だったテーマが「敵基地攻撃能力」についてだ。その能力の保有について「昭和の時代の概念」と突き放した河野太郎だが、この討論でもその考え方は同じだった。

    MC 河野さんにお尋ねしたいんですけれども、日米同盟のもとで高めていく抑止力というのは具体的には何を想定されているでしょうか。

    河野 こういう時代ですから相手にミサイルを撃たせないということを考えなければいけない。そのためには、一つは来たミサイルを撃ち落とすということもありますけれども、だんだんミサイルの技術が高度化すると難しくなってきます。あるいは同時にたくさんのミサイルを撃たれれば、それもできなくなります。
    ということはやはり相手がミサイルを撃つことをためらうということを、日米同盟でやっていかなければいけない。それは相手がミサイルを撃てば、より以上の痛みを受けることになるということが相手が分かる、よって相手がミサイルの撃つのをためらう。そういう抑止力を日米同盟でしっかり高めていかなければいけない。

    MC もう一歩を深めて言うと、河野さんイージスアショアは取りやめた当事者なので、日本の役割というのはもう少し具体的に示すのが責任じゃないでしょうか。

    河野 日本では例えば情報収集能力を高めていく、様々な能力を高めていかなければならないと思っておりますけれども、ここはやっぱり日米でどう役割を分担するかということを同盟の中でもしっかり議論をする。また北朝鮮に対する抑止力の考えと中国に対する抑止力の考え、これ当然違ってまいります。北朝鮮にしろ中国にしろ日米同盟でこういうふうに抑止力を高めていくんだという具体的な抑止力を高めるための戦略というのを作っていかなければいけないと思います。


    要するに、抑止力を高めるという誰でも言えることは言っているのだが、その抑止力を高めるために何をすべきかについては「米国に相談する」こと以外、何も語っていない。「相手がミサイルの撃つのをためらう」ようにすると言っているが、「相手にためらわせるために何をするか」については空っぽ。相変わらず、中身が全くないのだ。言霊でもあるまいし、抑止力を高めると叫ぶだけでは、具体的に中共や北朝鮮の「具体的」な挑発行動に対する「具体的」な解にはならない。限られた期間とはいえ、こんなボスを抱えた自衛官が、心の底から気の毒になる。安倍長期政権が残した、最悪の人事の一つである。

    高市早苗氏と河野太郎


     抑止力を高めるとは言うが、河野自身がなかば独断で中止させたイージスアショアこそ、抑止力の最たるものだったのだ。評論家で航空自衛隊OBの潮匡人は、アゴラにこう寄稿している。

    本当に「河野総理」でいいのか (アゴラ)

    なるほど河野大臣は、安全保障基盤を台無しにする実行力や突破力なら、誰にも引けをとらない。9月17日の記者会見でも、いわゆる敵基地攻撃能力の保有について、「おそらく昭和の時代の概念だ」と退け、高市早苗総裁候補の発言を念頭に「電磁パルスを使うにしろ何しろ、いま議論すべきなのは日米同盟でいかに抑止力を高めていくかだ」と煙に巻いた。

    米国が供与するはずだった「イージス・アショア」という圧倒的な「抑止力」を、自ら台無しにしておきながら、よくもそんなことが言える。

    べつに「昭和の時代の概念」などではない。はるか昔から攻撃力は存在する。「専守防衛」こそ「昭和の時代の概念」に過ぎない。

    敵基地攻撃能力という「矛」も持たず、「イージス・アショア」という「盾」も平気でポイ捨て(イージスはギリシャ語で盾)。それで、どう日本を守るのか。(抜粋)


     こういう人物が自衛隊の最高指揮官になる可能性を思うと、ぞっとする。年金制度を税金で賄うと言ってはみたものの、酷評されると案を取り下げるブレっぷり。そのくらい、認識は軽かったと思うしかない。どうも経済に関しても安全保障に関しても、ろくなブレーンがいないらしい。もっとも、ブレーンの忠告を聞くような人物であれば、安直な政策を披露して墓穴を掘ることもなかっただろう。

     河野で最も安定しているのは、靖国神社に対する考え方だ。自民党が主催した討論会で、高校生の参加者から靖国参拝の意向を問う質問が出た。

    Q 靖国神社には参拝しますか?

    岸田「時期・状況を考えた上で、参拝を考えたい」
    高市「参拝させて頂きます」
    野田「個人としては家族と参拝致しますが、総理・総裁という公職では致しません」
    河野「総理在任中は致しません」

     まぁ「期待もしていない」と言っておこう。立憲共産党の枝野がしゃしゃり出てきて、仮に政権交代を果たしたらという前提で「私は参拝しない」と明言したそうだが、彼には「聞いてねーよ」としか言いようがない。


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    高市早苗氏を「政策通」たらしてめているもの

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     「私たちを忘れないで」とでも言いたいのだろう。日替わりで珍発言を繰り出している立憲共産党の陳さんがテレビ番組に出演し、総裁選について「政策でこんなにばらばらだったのかとびっくりした。この10年で進まなかった政策は自民党内がばらばらだった結果だ」のたまったという。

     私はいまの自民党がリベラル化し過ぎていると考える一人だが、それでも考え方が違うこと自体は悪ではないと思う。問題があるとすれば、自分たちが掲げる旗である「綱領」を重んじない姿勢が出たときだ。陳さんの言うように、総裁候補の考え方が同じなのであれば、誰がなっても一緒。総裁選は単なる人気投票だということになる。麻生副総裁は、総裁選に立つことが「政策、政局を同時にやることで、政治家として鍛えられる」と語ったそうだが、そんな価値観すら立民党にはないようだ。

     リアルタイムではなくても、総裁選候補者による討論はYouTube等で可能な限り視聴するようにしている。日本記者クラブのような質問者である記者にバイアスがかかった討論会は除き、答え方もまちまちで、最も具体的に政策を示す高市氏に比べ、他の候補の主張に曖昧さが含まれる場面を、度々目にする。では、何故高市氏は政策に強く、淀みなく語ることができるのか。それは、議員生活で作ってきた「ベース」が違うからだ。

     高市氏は「議員立法オタク」と自らを称す。昨日紹介した「渡部昇一「女子会」に挑む!」に出てくる一節だ。

     もし自分に優れたところがあると思い込んでいいとしたら、私が「おそらく五年後はこういなるだろう」「十年後にはこういう政策が必要になるだろう」と考えて法律案起草作業に着手したものは、その時は同僚議員に相手にされなくてマスコミにも無視されるのですが、数年たってから確実に必要になったものが結構あるんです。
     たとえば、昨年に法律が施行されたインターネットの有害情報から青少年を守るための議員立法は、五年前に着手した時には誰にも相手にされませんでした。
     私は議員立法オタクなので、この法律はおかしいな、新たな社会問題が起こりそうだな、と思うと、パソコンで条文案を作っておくんです。いまが時期だと思ったら、同僚議員に呼び掛けて議員立法をする。(中略)
     邦人が海外で誘拐された時に自衛隊が行って奪還するための自衛隊法百条改正案も、八年前に条文化して持っています。

    渡部昇一「女子会」に挑む!」より


     繰り返しになるが、この渡部昇一先生との対談は10年前のものである。対談に出てくる「児童ポルノ児童ポルノ禁止法改正案」「青少年健全育成基本法案」などは、自民党が下野する前後の2008~2009年に国会に提出し、粘り強く活動し、2014年に成立している。

    高市早苗氏


     高市氏が様々なテーマに関して淀みなく政策を語れるのは、こういう素地を自ら作ってきたからだろう。こういう地道な努力は目立たず、票にもならない。党内外の政局にも無縁だ。だが、高市氏を「政策通」たらしめているのは、こういう努力を積み重ねてきたからだろう。

     理念や理想なら誰でも語ることができる。政治家である必要もない。だが、政策を語れる政治家は、総裁選のような厳しい場面で光を放つのだと思う。質問されても答えず、ヤバいと思った段階で急遽回答するような政治家とは、質が異なるのだ。


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    小石河連合の「改革」というプロパガンダに騙されてはいけない

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     総裁選に立候補している高市早苗氏は、かつてWAC出版の企画で渡部昇一先生と対談しているのだが、そこに面白いやり取りがある。

    渡部 高市さんが総理になったら、自民党は復活しますか?いまの執行部を見ていると新鮮味がないし、どうにも頼りない。

    高市 毅然と保守政策を打ち出せば、再生できます。私は自民党からは出て行きません。出て行きたい人が出て行った後を乗っ取ろうかと(笑)。自分が所属する党の批判をしてマスコミ受けを狙う人がいるけれど、私、ああいう人は大嫌いです。

    渡部昇一「女子会」に挑む!」より


     この本の出版は2011年9月。対談時期は恐らく、菅直人政権の末期だ。自民党執行部は谷垣総裁と石原伸晃が幹事長だが、確かに線は細く、インパクトは薄い。渡部先生の「頼りない」とは言いえて妙だ。

     そして、高市氏の「自分が所属する党の批判をしてマスコミ受けを狙う人」が当時の誰かを特定することはできないが、今現在はそういう議員は確実に存在する。

    石破氏「正面から応えるのが河野氏、小泉氏、私」(産経)

     自民党の石破茂元幹事長は15日夜のBS日テレ番組で、党総裁選(17日告示、29日投開票)をめぐり、石破氏や小泉進次郎環境相が河野太郎ワクチン担当相を支持していることについて「思いがちゃんと届き、ちゃんと説明してくれる自民党に変わってほしい国民はいっぱいいる。それに正面から応えるといっているのが河野氏、小泉氏、私だ」と述べた。
     
     石破氏は医療体制の拡充や人口急減、気候変動、安全保障問題への対応が急務だとして、「(政府は)逃げないで説明責任を果たすべきだ。総裁選で河野氏には明確な問題意識のもとに発言してもらいたい」とも語った。


     石破は総裁選告示日の16日、河野を支援する会合に出席し、「変えなければならない自民党が存在している。古い自民党との戦いだ」とも語っている。安倍政権も菅政権も国民の声に正面から向き合わず、逃げている、そういう古い自民党は一度ぶっ壊さなくてはならないという趣旨だろう。「古い自民党」が安倍、麻生の両巨頭を指すのは自明であり、石破は両氏に向かって「退け」と言わんばかりに、挑戦状をたたきつけているのだ。

    石破


     特定の組織やグループを敵として作り上げ、悪魔化し、「こいつらを倒さないと明日はない」とやる古典的な手法で、小泉進次郎の父、純一郎が得意としたやり方だ。だから、石破がいう「古い自民党」には具体性がないし、そもそもがプロパガンダだから、具体性などなくてもかまわない。

     しかし、過日のエントリーでも指摘しているように、こういう「古い自民党の改革」を叫んでいる河野、小泉、石破の3名が、実は古い自民党の象徴的存在である二階に全面的に依存しながらこの選挙戦を戦っている時点で、彼らはむしろ余計に古いのだ。彼らの改革は、圧倒的に力を有する安倍、麻生両氏を退かせることが目的であるだけで、そのあとに待つ「自分たちこそ主流派」の時代を渇望する私欲と言えるものだと思う。そんなものは改革とは言わない。

     小石河連合の「改革」というプロパガンダに騙されてはいけない。


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    河野太郎の「都合の悪いアンケート・質問書」もブロックする愚行を批判する

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     稀にみる盛り上がりを見せる自民党総裁選だが、これだけ報道を独占状態にしてしまうと、埋もれるには勿体ないニュースも話題をさらう機会が激減する。その「埋もれるさせるには勿体ない発言」が、立憲民主党の陳さんから飛び出した。

    「本当ならば枝野代表を〝5人目の総理候補〟としてあの方(4候補者)たちと議論することが、日本の政治には不可欠です。今のバラバラ自民党では日本の将来を任せられない」


     なんと、自民党総裁を争う4人の議論のなかに、枝野を入れろというのだ。それも「不可欠」なんだそうである。レベル的には、リトルリーグで野球をする小学生が、プロに向かって「俺と勝負しろ」というようなものだ。しかも、枝野を登場させたいなら、国会の首班指名という場が用意されている。どうしてこういう頓珍漢な発言が出てくるのか、頭の構造が理解できないが、とりあえず「なんとかの遠吠え」という解釈でもしておくしかない。

     さて、当然ながら拙ブログでは高市氏を総裁として推すが、河野太郎がリードすると言われるレースにおいては、岸田氏を上回り、少なくとも第一回投票で2位に食い込む必要がある。派閥の票を固め、地方票でも一定の票を得ると言われていた岸田氏だが、少し状況に変化があるようだ。21日の選対会議では、出席者が「複数の議員が岸田氏支持から高市氏に変わった」と報告したという。状況を動かす要因は、完全にスイッチが入った安倍前総理の電話攻勢であるようだ。こういう状況になったら誰も安倍氏を止められないのだそうだ。あとは麻生副総理がどう動くか、である。

     最も有利と言われる河野太郎だが、やはり選挙戦ともなれば、ボロは出てくるものだ。先日の「日本端子問題」は軽くいなそうとしているが、正面からは答えていない。他方、河野の荒っぽい発言は各方面で物議をかもしている。魔の三回生が中心となる「党風一新の会」との意見交換会では、政策立案に関して「(政府の)副大臣、政務官のパワーアップが必要。(党の)部会でギャーギャー言っているよりも、副大臣、政務官チームを半ば非公式に作ったらどうかと思う」と発言し、外交部会長の佐藤正久隊長が「極めて失礼」とキレた。自民党の部会は、政策に関する党の見解ををまとめる重要なファンクションであり、若手を育てる場でもある。要するに、そういった地道な議論の場を見下しているのだ。

    河野太郎


     自分に票を入れる可能性がある「党風一新の会」は相手にするが、票になるかどうかわからない相手はシカトするのも、河野太郎の特徴なのかもしれない。日本ウイグル協会など国内13の民族団体などで構成する「インド太平洋人権問題連絡協議会」が、総裁選候補者にアンケートを実施した。中共による諸民族への人権侵害行為について、国会で非難決議をすべきかどうかの質問に対し、高市、野田両候補は「年内の臨時国会で直ちに採択するべき」と回答し、岸田氏は「時期はわからないが、採択するべき」と回答するも、河野太郎は事務所から「回答しない」との連絡が入ったそうだ。

     日本の尊厳と国益を護る会が候補者に回答を求めた質問書でも、「文書にて回答申し上げる用意がございません」と、回答を拒否したという。詳細は、護る会代表の青山繫晴氏のブログで報告されている。

     河野には、「インド太平洋人権問題連絡協議会」のアンケートにも、護る会の質問書にも、回答する「義務」はない。だが、両会も国民によって選ばれている国民の代理人であり、質問を無視することは、国民を無視することにもつながる。回答しないのであれば、回答できない何かがあるとの疑問が生じるのは当然だ。対中非難決議への見解を示さなかったのは、中共に対する配慮だと疑われても文句は言えまい。護る会が質した女系天皇についても、文書にできない何かがあるのかもしれない。

     少なくとも河野太郎は、大臣会見で「次の質問どうぞ」とやっていたのと同じく、答えたくない質問には答えないようだ。それが日本の根幹にかかわるい問題であっても、無視するのだ。そんな人物を「我々の総理大臣」として応援できるわけがない。心に湧き上がってくるのは「軽蔑」のみだ。

     河野が総裁に選ばれれば、浮ついたポピュリズム迎合者は集まるかもしれないが、自民党はそれ以上の尊いものを失うだろう。自民党員・党友、そして国会議員の良識が、いま最も問われている。


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    「森友問題で解明チーム」 ~ 野田聖子には立民党移籍が相応しい

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     支持率3%の野党第一党代表が、21日に開いた党執行役員会で「私自身、スイッチは完全に入っている」と気合を入れたのだという。7月には「ギアを一段上げたい」と発言し、今月に入ってからは「ギアを三つくらい入れ、全力を挙げる」と語っていたそうで、ギアを上げようと思ったらエンジンのスイッチをオンにしていないことに気づき、今更「スイッチオン!」ということなのかもしれない。

    枝野


     さて、彼らの手始めといえば相も変らぬアベガー作戦のようだ。支持率3%さんが、安倍前首相が推進した「アベノミクス」の検証結果を公表し、「金持ちを大金持ちにし、強い者をさらに強くしただけで、格差や貧困問題の改善にはつながらなかった」と結論づけた。要は失敗だったという見解だ。そもそも彼らがアベノミクスを好意的に評価するはずもないので、こんな検証結果を公表したところで「あっ、そう…」と言われて終わりだろう。朝日新聞と同じで、最初に設定された結論に対し、否定的評価を肉付けしていくだけの作業だ。

     だが彼らは、相手方の評価をする以前に、2012年の下野以降の自分たちの総括を先ずすべきではないか。安倍長期政権を許したのは、国民の安倍前総理への信頼ももちろんあるが、政治に緊張感を持たせる野党の存在感が皆無だったことも要因だ。アベノミクスには批判ばかりで効果的な対案はなし、空けても暮れてもモリカケ、桜のワイドショー政治で、コロナ対策が後回しにされる場面も散見された。そういう人たちが「アベノミクス評価」とは100年早い。

     モリカケとはマスコミと野党がグルになって、政権転覆を狙った一大キャンペーンだ。しかし、そのキャンペーンもことごとく不発に終わり、今現在、世間の関心があるとも思えない。そんな状況を麻生副総理が辛辣に評している。

    麻生財務相 森友公文書改ざん問題「読者の関心あるの?」(変態新聞)

     森友学園をめぐる財務省の決裁文書改ざん問題で、メディアが記者会見などで自民党総裁選候補者に再調査するかどうか意向をただしていることについて、麻生太郎財務相は21日の閣議後記者会見で「これからの政権に前の政権の評価を聞いて読者の関心があるのかねえ」と述べた。森友問題を「すでに終わったこと」にしたい麻生氏の姿勢がにじみ出た格好。これまでの財務省による調査は不十分だとの声が根強い中、問題のある発言と言えそうだ。


     これは普通の国会議員や閣僚の答弁ではなく、「麻生節」としてカテゴライズすべきもの。先日もコロナの状況を「曲がりなりに収束して、国際社会の中での評価は極めて高いと思います」と発言し、変態新聞ら左派メディアは一様に、「問題のある発言と言えそうだ」と批判的に報じている。

     だが実際は、麻生副総理の言う通りだろう。森友問題は、資料として出てきた故赤木氏の「政権に忖度したことはない」という言葉に裏打ちされたとおり、安倍忖度説は完全に否定された。ひところは政権を倒せるとの希望を託した森友問題だけに、手放すのは惜しいのだろうが、もうとっくの昔に旬は過ぎている(旬があったとして)。今は総裁選の真っ最中で、今後、候補者がどのように日本を導いていくのか、その発言に注目が集まっている。その状況下で「モリトモがー」とやるのは、周回遅れどころか、リタイヤすべきレベルだ。

     ただ、その総裁選にも変なのが混じっているから始末が悪い。

    森友問題で解明チーム 野田聖子氏インタビュー―自民総裁選(時事)

     ―森友学園や桜を見る会の問題について検証する考えを示しているが。

     菅政権になって衆参の補欠選挙・再選挙は全て敗北している。菅政権の新型コロナウイルス対策が悪いと総括しているが、その前のことがもやもやしているからだ。自民党の仲間が疑われているとすれば、党内で検証しないといけない。うやむやのままは良くない。解明チームをつくり、国民に説明責任を果たす。


     やろうとしていることは、立民党らの「なんとか検証チーム」と同じだ。このような過去の2政権に対して後ろ足で砂をかけるような行為を好意的に受け止めるのは、野田を担いだ二階を含めてごくわずかだろう。もっとも、野田は総裁に選ばれる可能性がゼロだからこういうことが言えるのだ。こういうのを本当の泡沫候補という。

     野田聖子は、自民党総裁選に出馬する前に、立民党にでも加わるとよい。彼女が出ているがために、総裁選の議論のレベルが数段階下がっているようにも思える。選択肢は多いからよいというわけではないことがよくわかる、自民党総裁選だ。


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